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SEO対策の方法やツールの活用法、事例や調査レポートを紹介します!

インハウスSEOの課題と対応 & スマートフォン/タブレットSEO動向 Ginzametrics OPEN SEO セミナー セミナーレポート

2012.11.10 |

11月2日にGinzametrics OPENセミナーを開催し、モバイルSEO動向やインハウスSEOの課題と対応、当社お客様SEO事例などを発表しました。当日は90名を超える方にご参加頂きました。月初のお忙しいタイミングにも関わらず。ご参加頂きましてありがとうございます。当ブログ記事にて、3セッションの内容をレポートします。

 

【セミナー講演アジェンダ】
・スマートフォン・タブレット SEO 先端動向と Ginzametrics の今後の方向性
・日本最大級メガネ通販 Oh my glasses ロングテール SEO の実践とその成果
・有料リンク中心 SEO から PDCA で改善を積み上げる SEO への変革と成果
・インハウス SEO の課題と対応、Ginzametrics ご紹介

 

スマートフォン・タブレット SEO 先端動向と Ginzametrics の今後の方向性

プレゼン資料:2013 Mobile SEO Playbook

Ginzamarkets CEOのレイ・グリセルフーバーより、アメリカのモバイルSEO先端動向について話しました。モルガンスタンレー調査によると、2013年中に世界のデスクトップユーザーをモバイルユーザーが超えると予測されています。当社のお客様の中にも、既にモバイルからのサイトアクセスとPCからのアクセスが既に同等という企業様もあり、モバイルが急速に伸びています。そのような事業環境の中でマーケッタートしてどうすればよいか、本日は1.モバイルのトレンド、2.モバイル戦略で検討すべきことについて話します。

 

モバイルのトレンド

■1.Mobile Growth and Device Adoption

日本ではタブレットはまだ一般に浸透していないためピンと来ないかもしれませんが、アメリカではスマートフォンの急速な伸びに加えて、タブレットも急速に浸透しています。日本でも、近い将来タブレットの急速な伸びが見られると考えています。

 

■2.The Word “Mobile” is Becoming Outdated

「モバイル」と呼ばれる端末は種類があふれています。敢えて「モバイル」と呼ぶこと自体が、既に市場や消費者の現状と合っていないかもしれません。

 

■3.Tablets Will Likely Replace Majority of Desktop Use Cases

タブレットが浸透すれば、やはり何かの利用時間が削られます。削られている対象はデスクトップPCとノートPCの利用時間。この流れは今後も続くと思われます。

 

■4.HTML5 & Responsive Web Design Continues to Grow but Has Changes

技術的にはHTML5とレスポンシブウェブデザインが注目されています。Googleはコンテンツのマルチデバイス対応としてはレスポンシブウェブデザインを推奨していますが、ビジネスによってはそれが妥当ではない場合もあり、難しい判断を必要とされます。

 

■5.Mobile Ecommerce is Growing

モバイルコマースは急速に伸びています。今年の成長率は60%強。アメリカでは2015年には3兆円程度の規模になると見込まれています。
iPadで買い物をするという消費者も増加傾向にあります。

 

モバイル戦略で検討すべきこと

このようなモバイルの動向を受けて、企業としてはどのように対処すべきでしょうか。コンテンツに関する戦略はどうすべきか、サイト構造はどうすべきか。モバイルSEOだけでなく、企業としてのモバイル利用のありかた含め、次の8つのポイントについて説明します。

 

■1.Understand the impact of mobile on your business

モバイルがあなたのビジネスに与える影響を理解する必要があり、そのために次の3つの問いについて考える必要があります。

1.ローカル化による影響
2.デバイス毎のトラフィックの変化
3.デバイス毎のユーザー行動の違い

 

■2.Start tracking mobile search behavior and get user-centric

ユーザー行動は、デバイス毎だけでなく、ユーザー単位で理解する必要性が高まるでしょう。アメリカでは、このニーズを早期に捉え、KISSMetricsやmixpanelといったユーザーセントリックの分析ベンダーが急成長しています。

 

■3.Understand mobile search patterns

モバイルの検索傾向の一般的な特徴を知ると共に、あなたのビジネスに関するモバイルユーザーの検索動向を理解する必要があります。

(清水補足: PCサイトとモバイルサイトを分けて検索動向を把握/管理するGinzametricsのお客様もいらっしゃいます。)

 

■4.Segment your traffic, keywords, content and users

PC検索をする場合、必ずPCの前に座っていました。しかしモバイルは、その利用シチュエーションが異なります。そのためセグメント別(キーワードセグメント、トラフィックのセグメント、コンテンツのセグメント、ユーザーセグメント)の把握により、コンテンツ戦略そのものも変わってくるでしょう。

 

■5.Plan for mobile first

これまではPC中心のプランニングでしたが、その考えを一度改め、マルチデバイスを前提としたプランニングに移行する必要があります。また昨今のクラウドの動向も把握すべきでしょう。アプリやリアルタイムなど今まで技術的に難しかったことでも、クラウド活用によりその可能性が広がっています。

 

■6.Build your content marketing strategy around mobile

アメリカでは、コンテンツマーケティングという考え方が主流になりつつあります。その中でも、モバイルを中心としたコンテンツマーケティングをどう進めるかは重要なポイントです。例えば「モバイル化」というKPIはチェックしておきたく、またそれに同期してモバイル化のための予算をきちんと確保すべきでしょう。ユーザーのモバイル化への移行は予想以上に早いため、予算がないために中途半端な対応になるのは避けたい状態です。SEOではコンテンツが大事になってきています。コンテンツ制作のプロセスが重要であり、ユーザーの動向に対してどういったコンテンツを制作するかは、考慮すべき事柄です。

 

■7.Optimize for mobile device

モバイルデバイスにどう最適化するか。例えばモバイルデバイスの直帰率は10%以上高く、画面の表示速度は、PC以上に留意すべき点でしょう。モバイルユーザーの中には、(これまでのポータルサイトに変わって)ソーシャルメディアによる情報収集をするユーザーも多く、コンテンツのシェアラビリティはこれまで以上に意識すべき点です。SEOにおいては上位3位以内が重要になります。

 

■8.Build a mobile content ecosystem

コンテンツも、今までのようにWebサイトだけで良いか、再考する必要があります。様々なチャネルでコンテンツを消費してもらうべく、動画やアプリもビジネスによっては取り組むべきコンテンツになるでしょう。

 

日本最大級メガネ通販 Oh my glasses ロングテール SEO の実践とその成果

Oh My Glasses公式ページ

(清水補足:OMG六人部氏は、今年6月に開催した第2回Ginzametrics VIPセミナーでもご講演頂きました。その後の3ヶ月で、更にSEOの成果を伸ばしたという噂を聞いたため、再度ご講演頂きました。)

当社のお客様である、日本最大級のメガネ通販 Oh my glassesを運営する株式会社ミスタータディ 共同創業者 兼 COO 六人部生馬氏に、Ginzametricsの活用事例について話して頂きました。

 

日本最大級のメガネ通販 Oh my glassesとは

Oh my glasses はメガネ特化の通販サイトで、「5本試してから買う(5日間返品無料)新しいメガネの買い方」という、業界初の試みを行う会社です。

 

インハウスSEO施策として行っていることとその成果

内容非公開のため、割愛。

 

有料リンク中心 SEO から PDCA で改善を積み上げる SEO への変革と成果

内容非公開のため、割愛。

 

インハウス SEO の課題と対応、Ginzametrics ご紹介

プレゼン資料:インハウス SEO の課題と対応、Ginzametrics ご紹介

Ginzamarkets 日本カントリーマネージャーの清水より、インハウスSEOの課題と対応について話しました。

 

なぜ今インハウスSEOなのか?

SEOがインハウス化している要因は大きく3つあります。

 

■1.有料リンクによるペナルティ

大手小売りのJCペニーが、Googleからペナルティを受けた事例がアメリカでありました。ペナルティ発動前、主要キーワード群の平均順位は1.3位だったものが、ものの1週間足らずで平均順位52位まで一気に落とされました。順位下落によるビジネス上の損害はもちろんのこと、企業としてのブランドも毀損され、それを知った多くの企業が有料リンクには手を出さないようになりました。

SEO代理店にリンクを貼ってもらうというSEO施策の方法を失った結果、まっとうなSEOをインハウスで行うケースが増加してきました。

 

■2.Google先生からのお達し

Googleのペンギンアップデート、パンダアップデートなどにより、低品質のコンテンツやスパム的なやり方や過度にテクニカルな方法は、高リスクとなり、実際に順位を落とすサイトも少なくありません。日本固有のアルゴリズム変更としても、10月23日に良質なサイトの順位改善を目的とする変更が加えられ、SEOにおける良質なコンテンツ制作の重要性は高まるばかりです。コンテンツ制作は、SEO代理店やSEOコンサル会社には出来ないため、インハウスで主導権を持つようになっています。

 

■3.コンテンツマーケティングの流れ

SEOの流れとは別に、企業のマーケティングにおいて、コンテンツマーケティングにシフトする企業も増えています。良質なコンテンツ制作に対する集客経路として、SEOが改めて注目されています。これまで特に日本においては、SEO施策=有料リンクを購入する、といった企業も少なくありませんでした。リンク購入は、ユーザーニーズではなく、企業の都合と言えるものです。これに対して、アメリカではユーザーニーズをいかに拾うか、そのためにニーズにマッチするコンテンツをどう制作するか、といった方向に進んでおり、それは結果としてインハウスSEOの流れでもあります。

 

インハウスSEOの課題と対応

インハウスSEOは大きくは2つにわかれます。完全に社内だけで行う完全インハウスSEOと、主導権はインハウスで持ちつつもSEOコンサルを活用するパターンです。

 

■課題1.完全インハウスSEOとコンサル活用のそれぞれの課題と対応

完全インハウスSEOか、それとも外部SEOコンサル活用かは、社内リソースの状態によって変わる場合が多いです。きちんとしたSEO会社出身の転職者が社内にいる場合に、完全インハウスSEOで進められることが多いです。『転職組:完全インハウスSEO』の課題は、転職組ゆえの社内人脈のなさと、事業理解の弱さです。また社内調整が苦手だったり、人によってはSEO絶対主義になりがちなこともあります。この場合の対応は、上長の活用と、社内有名人と仲良くなって活動に巻き込むことです。社内の色々な部門や人に顔が利く人との協同は欠かせません。

一方、社内からの異動によってSEO担当(専任/兼任)となる場合、その課題はSEO知識と経験のなさになるため、外部のSEOコンサルを活用する方が良さそうです。特に技術面を中心としたアドバイスは、スポットの形でもSEOコンサルの知見を借りるのが良いでしょう。

 

■SEOコンサル活用時の「すべき集」と「べからず集」

SEOコンサル活用をうまく成果に繋げるために、企業のSEO担当者は次のことを「すべき」です。

 

1.コントロールすべき
データの主導権はご自身が持つべきです。コンサル会社が出すレポートのみを見るのは、振り回されるための第一歩です。

 

2.選択すべき(高付加価値作業)
予算が潤沢にあれば別ですが、そうでなければコンサルに依頼する業務範囲は検討/選択すべきです。例えば、レポート作成や順位監視などの低付加価値作業はコンサル会社にさせないのも一案です。リニューアル時のみ、毎月のレポート付き、毎月の訪問アドバイスのみなど、契約業務の範囲を検討/選択するのが良いでしょう。

 

3.キーワード選定は共にすべき
キーワード選定はSEOの肝です。SEOコンサルはキーワード選定の「いろは」やノウハウはありますが、事業上の深い部分での理解は困難です。一方企業の担当者だけで行うと、思い込みによるミスや機会損失も発生しやすくなります。

 

4.迅速に動く/動かすべき
(有料リンク購入という選択肢は除外したという前提に立つと)SEOコンサルがどれだけ分析してどれだけ提案しても、SEO担当者含めた企業側が動かなければ、順位改善もトラフィックの改善も起こりません。

 

5.最低限の知識は自学すべき
本でもGoogleのPDFレポートでも良いので、最低限のSEO知識を自学すると、SEOコンサルとの会話もより生産的になるでしょう。

 

以下のことは、SEOの成果を上げるために、企業のSEO担当者は次のことを「すべきではありません」。

 

A.ビッグワード1位強要しない
強要された結果として、SEOコンサル会社もよからぬ手段が脳裏をよぎる(よぎらざるを得ない)かもしれません。SEO施策は外部丸投げではなく、インハウスの担当者とSEOコンサルでの協同が大事です。

 

B.リニューアル後、放置
リニューアル後自社は何もしなくても、競合含めた他社サイト等は何かをしているかもしれません。何もしなければ一般的には順位は下がる傾向にありますが、少なくともその下がり度合いは把握しておくべきです。

 

C.コンテンツ制作なし
Googleはユーザーニーズにマッチしたコンテンツを良しとします。コンテンツの制作や、既存ページのリライトもきちんと視野に入れた対応をするのが妥当です。

 

■課題2.レポート作成が手間

集計/レポーティングそのものは、1円の儲けにも1流入も増やしません。このような低付加価値業務にかける時間を減らし、戦略的な業務に時間を使えるようにすべく、エンタープライズ型のSEOツールを導入する企業は増加しています。

 

■課題3.キーワードは一応チェックしているが・・・

ビッグワードを監視している、流入トップ50ワードをチェックしている、前任が作成したレポートを今も作成している。このような方法は、あまり良い方法とは言えません。より適切なキーワード管理は、ミドル〜テールワード、ノンブランドワード、競合がうまくやっているキーワード、を意識するのが良いでしょう。

 

■課題4.白地を見つけたい症候群

「他社がまだ気づいていない市場の新たなニーズを捉えたい」といった白地を見つけたい症候群は、ある種の課題です。実際に存在するかどうかわからないキーワード群を追い求めるよりも、データに基づいたキーワード洗い出しや、社内の他部門の方とのディスカッションを行う方が、新たな機会となるキーワード群を発見できることが多いです。

※この辺りで時間がなくなってきたため、以降非常に駆け足でした。

 

■課題5.コンサルレポートがお蔵入り
■課題6.社内がうまく動いてくれない
■課題7.何をすれば良いか、実はよくわからない
■課題8.コンテンツ担当と意思疎通不足
■課題9.上をうまく説得できない
■課題10.リニューアル時やりきれない
■課題11.孤独・・・

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