コンテンツマーケティングの一環として、見込み客との接点作りに、コンバージョン目的ではない、情報収集中のユーザー向けコンテンツを作る企業が増えています。
コンテンツを通じてユーザーとの関係性を構築するために重要なこととして、ユーザーが必要としているコンテンツを用意することと同じくらい、自然検索で見つけてもらうことが挙げられます。
今回は、旅行に行きたいけれど、行き先がまだはっきりしていない情報収集中のユーザーが、自然検索でどのようなコンテンツに出会うのかみていきたいと思います。
※自然検索結果は2014年5月16日時点の結果です。
※検索結果にはもちろんブログ記事等もありますが、今回は旅行会社のコンテンツに絞ってあります。
最近よく聞く”世界の絶景”コンテンツ
それがネットの記事なのか、テレビのコンテンツなのか定かではありませんが、最近、”世界の絶景”キーワードをよく耳にしませんか?
月間検索ボリュームは8000程度、ビーチリゾートの約5倍です。
「旅行で行きたいところもまだはっきりしていないし、よし、”世界の絶景 旅行”のキーワードで情報収集をしてみよう!」
さあ、どんなコンテンツに出会うでしょうか?旅行会社のコンテンツ上位5つを挙げていきます。
最初の出会いはクラブツーリズム
まず最初に出会ったコンテンツはクラブツーリズムの特集コンテンツ。ページ内はエリア別の構成となっており、1ページに情報をまとめています。
2番目の出会いはHISのコンテンツ
2番目に出会ったのはHISのコンテンツ。サブドメインで、一見HISとわからないような、ワイヤーフレームも全く別のスペシャルコンテンツとなっています。画面いっぱいに広がる画像から、”絶景”の世界感に惹き込まれます。
3番目に見つけたのはAB-ROAD
3番目に出会ったのは、AB-ROADのコンテンツ。基本、エリア別にページを設けていて、「世界三大絶景」等、エリア以外の切り口でも展開しています。
4番目に出会ったのはトラベルコちゃん
4番目の出会いは、トラベルコちゃんのコンテンツ。ページ構成はこちらもエリア別に1ページとなっています。
5番目に見つけたのは近畿日本ツーリスト
5番目に出会ったのは、近畿日本ツーリストのコンテンツ。こちらでは50選としてピックアップし、大きく自然編と建造物編に分かれています。
競合よりも先に、自社コンテンツを見つけてもらう必要性
上記に挙げた5つのコンテンツは全て、検索結果1ページ目に表示されていました。指名検索ではない場合、見込み客は自然検索結果の上位表示サイトから見ていくのが一般的です。
コンテンツのクオリティももちろん大切ですが、自然検索結果で競合に負けてしまっては、本来の目的を果たせるでしょうか?
ユーザーが必要としている情報をコンテンツとして提供すること、そして情報収集中のユーザーに競合よりも先に見つけてもらうこと、その価値を本記事でお伝えできれば幸いです。