これまで、当Blogでは、コンテンツマーケティングの事例を日本、アメリカを中心とした海外と幅広く紹介してきました。コンテンツマーケティングという言葉が流行になる前の当時の事例や、最近の最新事例まで、蓄積してきましたので、こちらのポストにまとめておきます。
ウェブサイトを分析しての事例比較だけでなく、企業担当者に直接インタビューし、戦略、KPI設計、社内体制作り、施策内容、効果検証、オペレーションといった点を深くヒアリングした内容もあります。自社がコンテンツマーケティングにおいて抱えている課題を、各企業はどうクリアしたのか、あるいは今後、どういった課題が発生するのかについて、把握して頂く事ができます。
当ページは目次的な位置づけになるため、コンテンツマーケティングに関する各項目の詳細については、各リンク先のページ内容をご覧ください。
1,日本のコンテンツマーケティング実施企業のインタビュー
コンテンツマーケティングを実施する企業担当者に、コンテンツマーケティングの戦略やKPIの立て方、社内でのコミュニケーションの取り方、日々のコンテンツ運用方法など、実際に施策を行うにあたってどういった業務を行っているかについて、深くインタビューしてきました。
インテリジェンス:インテリジェンス社の転職サイトDODA(デューダ)オウンドメディア運用
転職潜在層の20代との接点を持つためにオウンドメディアを活用したコンテンツマーケティングを実施している事例です。転職意欲や属性でコンテンツの内容を分類し、分類に合わせてKPIも設計しています。検索流入、ソーシャル流入など、各プラットフォームに適したコンテンツに最適化するための取り組みを進めています。インタビューでは、コンテンツの設計から効果計測やコンテンツの作り方まで幅広く紹介いただきました。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/intelligence-ownedmedia
ゴルフダイジェスト・オンライン:動画で語る”コンテンツマーケティングの方向性
創業当時より『トライシクルモデル』というコンセプトにより、コンテンツマーケティングを推進するゴルフダイジェスト・オンライン社の事例です(当時は、コンテンツマーケティングという呼び方はしていませんが、実態として行い続けてきました)。
2014年のインタビューですが、GDO社が目指す『ファンクラウドソーシング』というコンセプトは、質と量の両立というテーマに向かう今のコンテンツマーケティングにおいても、重要な視点だと思います。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/support/gdo-interview
リクルートキャリア1:コンテンツ施策の評価指標(KPI)は自然発生外部リンク獲得
リクナビNEXTにて、リンク獲得のためのコンテンツを企画/制作し、効果検証するまでの取り組み事例です。事例は2部構成で、1部では、バイラルコンテンツの企画の考え方と費用対効果の算出方法についてを紹介しています。
ターゲットに合わせバイラルさせるソーシャルメディアを選定し、コンテンツを企画し、リンク獲得数/質で費用対効果を算出しました。コンテンツをバイラルさせてリンクを獲得する施策はよく聞きますが、ここまで大規模にリンクを狙って企画された施策事例は貴重です。この一連の流れを具体的に数値を交えて紹介していただきました。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/interview/recruit-career-content-kpi
リクルートキャリア2:コンテンツマーケティング施策成功の裏にあるステークホルダーとのコミュニケーション
2部では、リクルートキャリア社が、バイラルコンテンツ施策を実施する上での、社内外とのコミュニケーションの取り方やプロジェクトの進め方についてです。
上長とはKPIを中心にコミュニケーションを行い、社外パートナーとは各社の強みを引き出すため、妥協せず対話を継続し、広報/コンプライアンス担当とも何度もミーティングを行いリスク対処を行いました。なかなかイメージしづらい大手企業でのプロジェクトの進め方を、具体的に紹介頂きました。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/interview/recruit-career-content-success-process
みんなのウェディング:未来の花嫁にアプローチ!みんなのウェディング コンテンツマーケティング事例
ウェディング業界専門メディアであるみんなのウェディングのコンテンツマーケティング事例です。「結婚式の本当を知ってもらう」という戦略方針に基づき、潜在層にまでコンテンツのアプローチ範囲を広げ、5000以上ある既存コンテンツの質を改善/維持し続けられるオペレーション作りに取り組んだ事例です。
自社主導でマーケティング戦略から施策設計、オペレーション作りまでを構築する上で、どう考えて進めれば良いかについて参考になります。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/mw-case
東急リゾート:コミュニケーションを深めながら進めるインバウンドマーケティング 東急リゾート社事例
全国のリゾート物件(新築マンション、仲介物件、自社売主物件、リゾート会員権)の売買などを行う東急リゾート社のコンテンツマーケティング事例です。業界内でもいち早くウェブ、インバウンドマーケティングに取り組まれています。2015年には「リゾートSTYLE」という、別荘情報に限定されない、リゾートに関する幅広いテーマのコンテンツを発信するサイトもリリースされました。お客様、社内他部署、外部パートナーといったステークホルダーとしっかりコミュニケーションを深めながら、着実に推進していく方法が参考になります。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/tokyu-resort-case
アラタナ:ECサイトのためのコンテンツマーケティングをどう考えるか
EC支援を専門に行うアラタナ社にECサイトにおいてコンテンツマーケティングの進め方についてインタビューしました。売上、利益にシビアなECサイトでは、事前のキーワード調査やサイト構造の設計など、コンテンツを充実させる前の設計が重要であると強調しています。
とにかくコンテンツ量産化に目が行きがちなコンテンツマーケティングの現在において、収益化という明確な目標設定をした上で取り組むべきというのは、当然ではありながら、重要な指摘でもあると思います。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/supportaratana
iichi(いいち):ブランド構築のためのコンテンツマーケティング事例
ハンドメイドマーケットプレイスを運営するiichi社のコンテンツマーケティング事例です。プラットフォーム事業を行うiichi社にとっては、作り手、買い手の両方に向けたブランド(信頼)構築が重要です。そのためのコンテンツをメルマガ、Facebook、Twitter、Instagram、Pinterestなどで発信し、信頼をベースとしたコミュニティを形成してきました。
メルマガを楽しみにするファンができるほどに作りこまれたコンテンツを、どう作り、今後どう広めようとしているのか、非常に参考になる事例です。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/interview/iichi-brand-content
Ginzamarkets:オウンドメディアとしてのブログ活用によるコンテンツマーケティング実例とその効果
BtoBビジネスを運営する当社のオウンドメディアとしてのブログを活用したコンテンツマーケティング事例です。オウンドメディアを中心としたコンテンツマーケティングの取り組み方の全体像をまとめています。3C(Company、Customer、Competitor)をもとにした環境把握、戦略設計から、それにもとづいたKPI設計、キーワード選定、実際の効果、コンテンツ修正までを具体的な数値も交えて紹介しています。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/btob-content-marketing-and-blog
2,日本のコンテンツマーケティング実施企業の事例調査
コンテンツマーケティングを実施するにあたり、事前にケーススタディを調べる方も多いでしょう。当Blogでは、コンテンツマーケティングの施策事例の比較に加え、シミュレーション作成を行う上で参考にして頂けるよう、定量的な事例調査も行い案内しています。
コンテンツマーケティング展開事例7選:日本大手企業編
アメリカで広がりを見せるコンテンツマーケティグ。日本の大企業でもその取り組みは始まっています。日本でのコンテンツマーケティング黎明期と言える2012年時点の情報として、資生堂/ゴルフダイジェストオンライン/モリモト/コカコーラ/セールスフォース/アイリスオーヤマ/ロッテ/ヤマサ醤油といった企業のコンテンツマーケティングの実例を紹介しています。先進的に取り組む企業だからこそ、目的意識が強いからか、コンテンツとKPIの結びつきを強く感じるなと感じます。玉石混交のコンテンツが増えた今だからこそチェックしておきたい事例です。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/contents-marketing-case-in-japan
ECサイトのためのコンテンツマーケティング事例15選
ECサイトのコンテンツマーケティング事例をユーザーの購入段階別(情報収集、比較検討、購入直前)に分けて紹介した事例紹介eブックです。購入直前段階では、流入よりもコンバージョン重視のコンテンツが必要で、逆に情報収集段階では、流入重視のコンテンツが必要です。一方、比較検討段階では、検討を進める視点を提供するようなコンバージョンと流入の両方のバランスの取れたコンテンツが必要です。各社がどういったコンテンツで、実現しているかについてまとめました。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/ec-content-marketing-15case
87サイト425個のシェア上位コンテンツを調査して分かったソーシャルでシェア/バイラルされるコンテンツ
ソーシャルでシェアの多いコンテンツ事例を大量に調査しパターン化を試みた記事です。SEOに比べ、狙ってバイラルさせるのが難しいと言われますが、業界横断的に大量にシェアの多いコンテンツを調べ、共通の特徴を抽出しています。「ユーザーが所属する(所属したい)考え方や立場が明示されている」ことと、「『シェアして当然』なコンテンツへの変換」されていることという2つの特徴を兼ね備えたコンテンツがバイラルしやすいことが分かりました。それぞれの典型的なパターンと具体例を紹介しています。
特徴編:
https://demandsphere.jp/blog/social-content-research-feature
事例編:
https://demandsphere.jp/blog/social-research-case
コンテンツマーケティングで来訪者とのエンゲージメントを高めるTips事例40選
コンテンツによりエンゲージメントを高めるための事例を集めたeブックです。オウンドメディア運用担当などから、コンテンツを増やすにつれて流入は増えたが、リピーターが増えないなどの悩みが聞かれます。広告メディアであれば別ですが、事業会社が運営するオウンドメディアでは、最終的にコンバージョンにつなぐために、トラフィック獲得だけではなく、エンゲージメントを高める施策も同時に行わなければならないケースが多くあります。コンテンツ設計の参考にして下さい。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/ebook-engagement-tips
3,アメリカ/海外のコンテンツマーケティング事例
日本より先にコンテンツマーケティングが始まっているアメリカや海外の事例を紹介しています。日本では、SEOなどのトラフィック獲得を目的としたコンテンツマーケティングが多いですが、アメリカや海外の場合は、トラフィック以外にも、ロイヤルティ向上など、よりマーケティング全般にわたってコンテンツを活用した施策が行われています。トラフィック獲得施策だけでは頭打ちになってきている場合は、参考になる事例もあるでしょう。
Mint.com:コンテンツマーケティングまとめ 戦略と実践の成功事例
コンテンツマーケティングの成功事例として頻繁に取り上げられるMint.comの事例です。同社はMintLifeというサイトにて、個人資産関連の課題や問題についての記事を使ってコンテンツマーケティングを行い、多くの会員を獲得しました。成功事例として日本でも名前は聞きながらも、具体的な取り組み内容はあまり知られていないようです。
そこで、Mint.comがコンテンツマーケティングを行った背景、コンテンツ内容、SEO、ソーシャルメディア、メール、アプリなどの各種施策内容、KPI/効果検証、制作体制に渡り幅広くまとめました。
実績、背景、コンテンツ内容、制作体制、SEO、ソーシャルメディアについて
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/content-marketing-best-practice-mintcom1
UX改善、PR、メール、顧客サポート、アプリについて
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/content-marketing-best-practice-mintcom2
動画によるコンテンツマーケティングとは?海外主要ブランドが提供する動画コンテンツ事例10選+α
コンテンツマーケティングというと、ブログや記事、PDFやウェビナーなどが使われると日本では紹介されることが多いですが、コカ・コーラやP&Gといった海外のブランド企業もコンテンツマーケティングには力を入れており、そのような企業は、実は動画コンテンツに力を入れています。海外ブランドの動画コンテンツ、数百万から数千万回指標されている動画を紹介します。
事例詳細:
https://demandsphere.jp/blog/contents-marketing-movie