コンテンツマーケティング調査レポート2016年版

コンテンツマーケティング調査レポート2016年版

日本におけるコンテンツマーケティングへの取り組み実態について、2016年版のBtoC向け調査を実施しました。調査実施は2016年1月、151名のマーケター(内、企業規模100名以上が66%、)の回答によるレポートとなります。 2014年から2015年にかけての変化に比べ、2015年から2016年では変化が大きく、コンテンツマーケティングを活用している企業が54%から70%と大きな伸びがありました。また、推進にあたっての体制は「社内とアウトソースの併用」が依然多く6割を超え、アウトソースする業務として「コンテンツ制作」が76%から94%まで増えました。ディレクションは社内でしつつ、制作を外注する体制構築がより進んでいることが伺えます。 具体的な調査項目・結果についてご紹介します。  

コンテンツマーケティングを活用している企業はどれくらい?

コンテンツマーケティングを活用している企業は70%、活用検討中企業は25%、活用していない企業は5%となりました。2015と比べ、活用している企業が54%から70%へと大きく増えました。コンテンツマーケティング推進を検討していた企業が、実際にマーケティング活動に取り入れたと考えられます。 Q1_2016  

コンテンツマーケティングを活用する目的で一番多かったのは?

コンテンツマーケティングを活用する目的の第1位は「SEO(自然検索の流入増)」。割合も63%となっています。目的の第2位は「Webトラフィック獲得」、第3位が「コンバージョン」となり、上位3つの項目は2015年と同じになります。また、「エンゲージメント向上」が2015年の21%から35%へと増えました。 Q2_2016  

コンテンツマーケティングのKPI上位3つは?

コンテンツマーケティングのKPIは第1位「Webトラフィック」、第2位「コンバージョン」、第3位「SEO順位」となりました。こちらの上位3項目は2015年と同じ結果です。  

コンテンツをプロモートするために活用しているソーシャルメディア上位3つは?

2015年の上位3つは、Facebook、Twitter、Youtubeでしたが、2016年ではFacebookが82%、Twitter60%、そしてYoutubeに変わり、Instagramが20%となりました。2015年ではInstagramは6%に留まっていたことから、企業がエンゲージメント向上の取り組みを推進している兆候がみられます。 Q4_2016

コンテンツマーケティングを推進する体制は?

継続してコンテンツを展開していくために、体制構築は重要な要素となります。回答結果としては「社内とアウトソース」が61%、「社内(既存メンバーのみ)」が32%、「社内(外部から採用)」が6%、「アウトソースのみ」が1%となりました。2014年から2015年にかけての変化と同じく、「社内とアウトソース」の比率が上がり、「社内のみ」での体制が減る傾向にあり、ディレクションを社内でしつつ、業務をアウトソースして体制が主流になっていると考えられます。 Q5_2016

アウトソースしている項目は?

コンテンツマーケティングをアウトソースするに当たり、その項目として圧倒的に多いのが「コンテンツ制作」で91%、「企画」が32%、「プロモート」が9%、「運用」が9%となりました。制作リソースを社内に抱えず、アウトソースする体制構築が2015年以上に進んでいると考えられます。 Q6_2016  

コンテンツマーケティング推進に当たり困っていることは?

コンテンツマーケティング推進に当たっての課題上位3つは「企画力/編集スキル/ノウハウ不足」、「リソース不足」、「KPI測定/パフォーマンス評価」となりました。上位3つの項目としては2015年と同じです。「社内/上司の理解」に対する課題は11%に留まっていることより、社内でも推進に対する理解は広まっている模様です。 Q7_2016  

コンテンツマーケティング調査レポート概要資料

本調査レポートは、2016年1月に当社が実施した、コンテンツマーケティング調査レポートの内容を用いています。slideshareにて資料をご覧いただけます。