Ginzametricsは公開用ベータ版リリースに向けて邁進しており、プライベート用ベータ版以降の大半の時間を費やして、お客様が設定しやすく使いやすいソフトウェアになるように努めてきました。他の企業用ソフトウェアベンダーとの付き合いや、そのようなベンダーが使用開始までどの程度時間をかけているかに関しては、過去に苦い経験しかないため、アプリケーションの構築をできる限り迅速にすることが私の至上命題のひとつでした。本日のリリースでは、この目標により近づいたことをご報告いたします。
処理の高速化
今日までは、新しいサイトを構築してキーワードを追加しても、夜中にバッチ処理によってデータが抽出されるのを待っている必要がありました。
これは、ユーザーの視点(私の視点でもそうですが)から見て煩わしいことであり、私が最も修正したいと思っていた要素のひとつです。そこで、本日は喜んでご報告いたします。今後は新しいサイトを構築してキーワードを追加すると、バッチ処理がすぐに開始されることになりました。所定の時刻の全体の読み込み量に応じて、データが反映されるまでに数時間かかる場合もありますが、従来12~24時間かかっていたことに比べれば、ずいぶん短縮化されることになります。
通知機能
電子メール通知機能は、高機能を誇るSaaSアプリケーションならば当然搭載している機能のひとつですが、実行するのは意外に難しく、適切に実行するのはさらに難問です。ユーザーの目を引くとともに、メッセージを無視されない程度の頻度に抑えてメールを送信するように、うまくバランスを調整する必要があります。Facebookはこの命題に絶妙な回答を出している企業で、今回の設定ではこれを模範とさせてもらいました。
お客様のデータ処理の高速化と連動して、サイトで発生する様々なアクションについて通知を受け取っていただけます。本日最も強調したい点は、お客様のデータの準備が整い、設定でエラーが発生した場合でも、豊富なセットのリアルタイムメールで通知され、Ginzametricsが現在処理中のデータを多数のお客様のWebサイトのバックグラウンドで反映する処理に役立つと期待されることです。
これは、通知機能が初めて機能したので、過去12時間に電子メールを受信した可能性があることを意味します。データをシステムで正常に実行した場合は、電子メールを受信する必要はありませんでしたが、通知機能によって設定が完了しなかった旨が通知され、同様のメッセージが全員にも配信されたはずです。このようなメッセージを受信したくない場合は(1サイトにつき1回配信されるのみですが)、Personal Settings(個人設定) → Notification Settings(通知設定)にアクセスし、通知機能を調整できます。
設定の簡易化
ユーザーがGinzametricsを使い始める際に浮き彫りになる要素の一つは、ユーザーが過去にSEOソフトウェアを使用した経験があるかどうかによって、かなりの違いが生じるという点です。ソフトウェアの起動や実行に関して基本的な知識があるユーザーもいれば、全くの初心者で最初の設定もうまく行うことができないユーザーもいます。
そのため、なんらかの救済策が必要なことは明白でした。これからは、新しいサイトを設定するときはいつでも、設定ウィザードのガイドに従って操作していただくことができるようになりました。ウィザードを使用すれば、Web分析機能の統合設定やキーワードの追加に役立ち、Google Analyticsのアカウントから自動的にキーワードをインポートすることもできます。Omniture SiteCatalystなどの別の分析システムを利用している場合は、システムによって自動的に私宛に電子メールが送信されるので、私がお客様の設定をサポートできます。
他のアップデート
これまでのメジャーアップデートとは別に、多数のバグを修正しました。とりわけ、レポート機能のUIがさらに充実しました。顧客の伸び率が著しく、売上の点から10月は記録的な月になりました(対前月比100%を超えました)。
今後の展望
準備が整うまでは特定の機能の発表は控えたいところですが、いくつかの素晴らしい機能が近日登場予定です。プラットホームが安定化し、私が何ヶ月も夢見ていた機能が急ピッチで追加されている段階まで来ています。これまでに述べた改善点があるため、プライベート用のベータ版を安心してご紹介できます。
重ねて、いつもGinzametricsをご利用いただきありがとうございます。