Demandmetricsの新機能として、競合サイトの “過去の” 自然検索順位(seoランキング)の調査機能をリリースしました。これまでのDemandmetrics、また日本で利用される全ての無料/有料のSEO順位監視ツールは、特定ドメインについての “そのとき” の順位を計測するも、キーワードの “過去順位” を取得することはできませんでした。
具体的には、6月20日に順位計測する場合は、6月20日の順位を取得することは出来ても、6月20日に、例えば4月15日時点の過去順位を取得することは出来ませんでした。
今回の機能リリースにより、
競合サイト(任意の他社サイト)の過去キーワード順位を取得できるようになります。
上述の例に合わせると、6月20日に、競合サイトの4月15日時点の過去順位を取得することができるようになります。
競合サイトの “過去の” SEO順位調査機能の利用シーン
■ 自社サイトの順位が変動した際の、周囲のサイトの調査
Googleのアルゴリズム変更にせよ、他の理由にせよ、自社サイトの順位が大きく変動することがあります。このような際、自社の属する周辺のサイトの順位変動の状況を把握することで、自社サイトのみに何かが起こったのか、それとも広く何かが起こったのか、把握することが出来ます。これにより、その変動に対して静止しても方が良いか、速やかに追加の調査を行う方が良いか、判断がしやすくなります。
これまでは、他サイトの動向を調べたいとしても、”変動後”の状況しかわからず、判断材料が得られませんでしたが、他社サイトの過去の順位調査機能により、”変動前”の他社サイトの動向を捉えることが出来ます。
■ 新興サイトの自社に与える影響のスピード感の調査
自業界の業界順位は誰しも把握するところですが、本当の脅威は他業界からの参入、新興サイトかもしれません。
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(
IBM Global CEO study 2013より抜粋)
例えば数年前の例で言えば、人材業界におけるリブセンス社。旅行業界でも多くのバーティカルメディアが立ち上がっていますし、不動産業界でもベンチャーで実績豊富な人がここ数年で立ち上げたサイトが複数あります。
このような新興サイトは、自社と直接的な競合にはならないかもしれませんが、
検索やソーシャルを通じた “ファインダビリティ” 上で露出を強め、業界エコシステム上で重要な位置づけになると、あなたの事業にも実質的な影響を及ぼす可能性があります。
何やら最近目にする新興サイト。この新興サイトは、その成長スピードによって、何かしらウォッチ対象として対応を講ずるべきか、静止して問題ないか、対応も変わるでしょう。
追記
競合サイトの “過去の” 自然検索順位(seoランキング)の調査機能により、SEOの効果測定/分析に必要な機能を追加できたと考えております。引続き、SEO実務/コンテンツマーケティングの実務に必要な機能拡充を進めてまいります。競合サイトの “過去の” 自然検索順位(seoランキング)の調査機能の詳細は、当社までお問い合わせください。