
- Google、Search Consoleに各種ソーシャルアカウントの登録機能を実装(実験中)
- Google、アプリへ誘導するインタースティシャル広告へのペナルティを開始
- Googleがツイート「今年中にPenguinアップデートはくる?」「YES」
- Instagram、数週間後にカルーセル広告配信を開始
- Twitterの「お気に入り☆」が「いいね[ハート]」に変更
1.Google、Search Consoleに各種ソーシャルアカウントの登録機能を実装(実験中)

概要
Googleが、Search Consoleに、アプリやソーシャルメディアのアカウントを連携する機能を搭載するデモを公開しました。発信元のリンク、および参加者がツイートした画像を見ると、TwitterやFacebookの公式アカウントがプロパティに登録し、検索アナリティクスで統合的に見られるようになるようです。
@Google testing branded accounts fir Search Console #seo #SMXIsrael pic.twitter.com/5r8cz3JUtk
— Eyal Katz (@eyalk100) 2015, 11月 1
画像が粗い・・・。エルサレムで発表されたサチコの新機能の写真。 pic.twitter.com/vHwAsKTmtG
— 木村賢(Satoshi Kimura) (@kimuyan) 2015, 11月 5
フィンク氏によるとこれはただの構想(just an idea)とのことですが、SMXの参加者にこっそり意見を求めているところから、今後も進行すると思われます。
公式アナウンスは出ておらず、構想段階とのことで直ちに変化はないですが、これが実装されればいよいよソーシャルの影響が正式に検索に加味されるようになるのでしょう。と同時に、アカウント運用をしている企業には便利なレポートがSearch Consoleから出力できるようになりそうです。ちなみにGinzaMetricsでも各種ソーシャルアカウントの自社/競合のフォロワー数やコメント数などを比較できるようにしていますので、ぜひご利用ください。無料の14日間トライアルはこちら
2.Google、アプリへ誘導するインタースティシャル広告へのペナルティを開始

概要
Googleは現在、モバイルフレンドリーの視点から様々なアップデートをしています。 その中で、ウェブの検索結果から遷移した時に、アプリへの誘導を促し重要な情報を隠してしまう(画面全体を覆ってしまう)ようなインタースティシャル広告(画面やページの切り替え・遷移時に挿入される広告)をモバイルフレンドリーとみなさないアルゴリズムを11/3より開始すると発表しました。 モバイルフレンドリーとみなさない=”Google検索からのモバイルトラフィックが大幅に減少する可能性があります”(Webmaster公式ブログの表現より)。 Googleは同発表の中で、インタースティシャル広告の代わりに、アプリへの遷移を促すバナー広告などもっとユーザーフレンドリーな形式を取ることを推奨しています。 アプリダウンロード数をKPIにしているウェブ担当者の方もいらっしゃると思います。検索ユーザーへのユーザビリティとCVRは両立しうるものだと思いますが、今回の変更により、更に検索ユーザーに対してのユーザビリティ重視のサイト運営が求められる事になりました。Googleの最近の動きから、今後も、特にモバイルに対しては、ユーザビリティ重視のアルゴリズム変更が続いていくと思われます。3.Googleがツイート「今年中にPenguinアップデートはくる?」「YES」

概要
Twitter上で「今年中にペンギンアップデートは来るの?」という問いに対して、GoogleのGary氏から「YES」という回答が来ていました。実際の日付は教えてもらえなかったようです。10/1のSMX Eastで、同じくGary氏から「次のペンギンアップデートは、(I hope)”リアルタイム”になる」と発言があったこともあり、おそらく今回のアップデートが”リアルタイム”になるであろうというSearch Engine Landの見解です。 ここでいう”リアルタイム”とは、Googleがリンク切れやリンク否認を発見した際に、すぐにアルゴリズムが処理し、ペナルティを受けた人はすぐに反映されるし、リカバーも素早くできるという意味です。 これまでは、ペンギンアップデートはGoogle中の人の手動更新で、このアップデートで悪質なリンクを張っていると判断されたサイトは、たとえその後リンクの対応をしたとしても次のアップデートまで反映されませんでした。今回の”リアルタイム”によって、その場で対応・反映ができるようになったと思われます。今後は、知らないうちに悪質なリンクを張られていないか、まめにチェックをする必要が出てきそうです。4.Instagram、数週間後にカルーセル広告配信を開始

概要
Instagramは、最大5枚の画像をカルーセル方式(スクロールなどに応じてコンテンツを順番に表示させていく手法)に表示する広告配信を7月に公開していました。 広告にはリンクを張ることができます。Instagramによると、このカルーセル広告でブランド想起が2.5ポイント増加したそうです(初期調査)。またロクシタンのケースでは、単体のイメージ広告と比較してCVRが58%上昇したとのこと。今後数週間で、全ての広告主に向けて機能を公開します。 Instagramは画像がメインのソーシャルメディアで、ブランドイメージの想起と相性が良いと言われます。 通常の投稿にはInstagram外へのリンクは張ることができないため、Instagramからの動線は広告かプロフィール経由になります。現在Instagramには①ディスプレイ広告、②動画広告、③カルーセル広告の3種類がありますが、カルーセル広告の効果がディスプレイ広告よりも高かったということで、出稿が盛んになると思われます。5.Twitterの「お気に入り☆」が「いいね[ハート]」に変更

概要
Twitterで今まで「お気に入り(favorite、ふぁぼ)」という名称で使われていた保存機能が、「いいね(like)」になり、同時に、クリック時にぽよんとするエフェクトがかかるようになりました。この変更の理由は、「これから使う人たちに分かりやすくした。likeはいろいろな場面で使えるが、なんでもfavoriteなわけではない。」と説明があります。Vineにも同時に搭載したとのこと。
You can say a lot with a heart. Introducing a new way to show how you feel on Twitter: https://t.co/WKBEmORXNW pic.twitter.com/G4ZGe0rDTP
— Twitter (@twitter) 2015, 11月 3
今週のTwitter界隈で、ある意味一番話題になっていたと思います。日本のみならず海外でもこの変更は話題になっていました。印象では、長年のTwitterヘビーユーザーほど「ふぁぼ」を色々な意味合いで使っていたようで、「いいね[ハート]」になることへの抵抗が大きかったようです。