
大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週末からアメリカではThanksgivingの祝日に入るのもあってか、トピックは少なめです。
- Googleが、検索品質を評価するガイドラインの更新版を発表
- 11月19〜20日の間にGoogleアップデートが発生した可能性あり(公式アナウンスなし)
1.Googleが、検索品質を評価するガイドラインの更新版を発表
公開日
Thursday, November 19, 2015
発信元
Google Webmaster Central Blog
概要
Googleは、検索品質評価ガイドライン(Search Quality Rating Guidelines)を更新したと発表しました。
このガイドラインは、Googleがユーザー(評価者:Rater)に検索品質を評価してもらう時に使うもので、どんな時にどうスコアリングするかについて説明しています。また評価に先立ち、用語の定義や概念の説明も含まれており、4章立て160ページになっています。
更新内容は主に2章「モバイルのユーザー・クエリ・検索結果を理解する(12.0 Understanding Mobile Users, Mobile Queries, and Mobile Results)」です。
また、現在公開されているガイドラインは最終版ではなく、定期的に更新していくとのこと。
ガイドラインは
こちら
この検索品質評価検索ガイドラインは2013年から存在していました。昨今の検索ユーザーの変化に合わせ、2年ぶりの更新で主にモバイル関係が更新されているとのことで、先週のアプリのみのApp IndexingやNow on Tapと同様、Googleによるモバイルを重視した動きを反映した内容です。
このガイドラインは評価者が検索結果をどう評価すれば良いかを記してあるので、ガイドラインを読むことにより、「Googleは”ユーザーに優しい検索/サイト”をどのようなものだと考えているか』を垣間見ることができます。ガイドラインはとても長いものなのでここで全てを紹介することはできませんが、たくさんリファレンスが出ているので参考にしてみてください。
2.11月19〜20日の間にGoogleアップデートが発生した可能性あり(公式アナウンスなし)
公開日
November 11, 2015
発信元
Search Engine Roundtableほか、SEO関連ブログ
概要
11/19〜20あたりで、Googleのアルゴリズムにアップデートが行われたのではないか、という話が飛び交っています。
TwitterでGoogle社員に質問する人もいましたが明確な回答は得られておらず、ツイートのやり取りの中で、コアアルゴリズムに更新があったのではないか、という話も出ています。
Googleアルゴリズムの変動をチェックする各種ツールをチェックしてみると、19日、20日に大きく変化しているものもあれば、ほとんど変化していないものもあり、特定の検索クエリ群、サイトの種類によるのかもしれません。当社が幅広くキーワードの順位を観察した限りでも、順位が大きく上下したサイトもあれば、変わらないサイトもあります。
公式アナウンスがないので明言は避けますが、いろいろな情報を見てみると、特定のテーマでコンテンツが充実したサイトは、全体的に順位が上がっているように見受けられました。最近、順位チェックをなさっていない方はこの機会に一度ご覧になられると良いかもしれません。
Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ
Ginzaウィークリートレンド バックナンバー
第4回:Googleが、アプリのみでのApp Indexingを小さく開始、他2選
第3回:Google、Android 最新OS で使える Now on Tap機能を日本語でも公開、他2選
第2回:Search Consoleに各種ソーシャルアカウントの登録機能を実装(実験中)、他4選
第1回:GoogleがAI搭載の新シグナルRankBrainを搭載、ほか