
- Googleが、検索オプションから地域フィルターを削除
- Googleの画像検索結果、USモバイルではスターを付けてブックマーク可能に
- LinkedInアプリがバージョンアップ
- Google Play、各部門の『ベスト オブ 2015』を発表
1.Googleが、検索オプションから地域フィルターを削除

概要
Googleは、先週、検索オプションで選択できていた地域フィルターを削除しました。それ以前から、一部で表示されなくなっている方はいらっしゃったようですが、先週全員表示されなくなったようです。 Googleの広報担当者はSearch Engine Landに対し、「先週削除した。利用がきわめて少ないため、ほかの機能に注力することにした。」と話したとのこと。Googleの取捨選択スピードにはいつも驚きます。今回も、検索ユーザーとしては広報がおっしゃるように対して利用しないフィルターだったと思います。しかし発信元の記事にも書かれているように、EUでの”忘れられる権利”問題が関係しているとも考えられます。今年7月に仏政府系独立機関の情報処理・自由委員会(CNIL)が求めた”全世界で検索結果を削除すべき”の要請に、Googleは”一国が、他国に住む人間がどのような内容にアクセスできるかを管理する権限を持つべきではない”として従わない方針を出しており、全世界の検索結果が閲覧できる状態は好ましくないと考えたかもしれません。
SEOに携わる方はこの機能を利用している方も多かったと思います。鈴木謙一さんのブログでは、代替手段として- Chromeの位置情報エミュレート
- AdWordsの広告プレビュー
2.Googleの画像検索結果、USモバイルではスターを付けてブックマーク可能に

概要
Googleは、USのモバイル画像検索結果にて直接スターを付けてブックマークし、後で参照することができるようにしたと発表しました。これにより、今まで別で保存したり、必要な時に毎回画像検索をして探し直していた画像を、すばやく参照できるようになります。 現在は、USでAndroid、iOSそれぞれの主要ブラウザ(major browsersと表記)が対応しており、Googleアカウントにログインしている必要があります。画像の検索結果が上位にくるよう工夫している方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。 これまでは画像を使って、コンテンツを分かりやすくしたり、世界観を的確に伝えるために使われることが多かったと思いますが、今後は、多くスターを付けられる画像=良質な画像としてGoogleの新たなスコアになる可能性も考えられます。Pinterestのような共有機能が付いているかは不明ですが、気に入った画像や後で思い出したい画像をかんたんにブックマーク・グルーピングしておく使い方ができるため、今すでにGoogleのヘビーユーザーの方々は、Pinterestから乗り換える人も増えそうですね。
3.LinkedInアプリがバージョンアップ

概要
ビジネス関係、採用中心に利用されているソーシャルメディアLinkedInのモバイルアプリが大きくアップデートしました。 公式ブログでは、改めてアプリ内のメイン5メニューについて解説しています。- Your Feed:自分がフォローしている方々のアップデート情報
- Me:自分のプロフィール情報、自分のプロフィールを閲覧やコメントした人などが出ます
- My Network:自分のLinkedInネットワークの更新情報。転職や肩書き変更が分かります
- Messaging:E-mailに代わるメッセンジャー機能を使えます
- Search:人や職の検索を行います。検索スピードが従来の300%になり、また予測変換も可能になりました
LinkedInは、アメリカではビジネスに特化したネットワーキングツールとして利用されてきましたが、日本でも流通するかどうか注目されてもう何年も経ちました。日本ではビジネス利用にもFacebookを積極的に使っていらっしゃる方が多く、FacebookがLinkedIn的用途として展開していますので、LinkedInが今後流通するのかはまだ分かりませんが、更新情報は引き続きチェックしたいと思います。
4.Google Play、各部門の『ベスト オブ 2015』を発表

概要
Google Playが『ベスト オブ 2015』を発表しました。これは、今年日本で人気を集めたアプリやゲーム、音楽、書籍、映画およびテレビ番組を紹介する企画で、この名称になってから今年で3回目です。今年も1年を振り返る季節ですね。各部門でたくさんのコンテンツが並びました。アプリ部門ではTwitterやSkype、クックパッドやMERYなど有名なものもあれば、知らないアプリもたくさんあります。書籍やテレビ、音楽も同様です。おそらく利用者層として、年配の方よりも若い方たちの行動が反映されやすくなっているのかもしれませんが、オリコンや日経トレンディとはまた違った様相ですね。