
大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。
web界隈ではBuzzFeedが注目されていたと思いますが、GinzaウィークリートレンドはGoogle中心に4選ピックアップしました。
- Google、USの画像検索結果に商品リスト広告(PLA)表示。画像検索のナビゲーションも更新
- BuzzFeedが日本でサービス開始
- Google ウェブマスター向けウェブサイトがリニューアル
- Google、Search ConsoleにAMP実装エラーチェックを追加
1.Google、USの画像検索結果に商品リスト広告(PLA)表示。画像検索のナビゲーションも更新
公開日
JANUARY 19, 2016
発信元
The SEM Post:Google Adds Product Listing Ads to Image Search Results
概要
Googleが、海外版の画像検索結果に商品リスト広告(PLA)を表示開始しました。
The SEM Post:Google Adds Product Listing Ads to Image Search Results
日本からは、言語を変更すると、絞り込み検索用の画像が表示されますが広告は表示されません。
画像検索のUIは少し変わり、検索キーワードに関連するキーワードを選択できるメニューが表示され、クリックすると検索窓のキーワードが増え、その情報で絞り込まれた検索結果が表示されていく形です。Pinterestの検索でおなじみのスタイルですね。
面白いのは、たとえばrice >fried > chinese のように読み進めていくと、豚肉や卵、エビなど材料で絞り込むメニューになり、卵を選択すると chinese egg fried rice が検索クエリになりますが、豚肉やエビの選択肢はまだ出てきます。そこでエビを選択すると、chinese shrimp fried riceとなり、卵が消えてしまいます。

検索キーワードも食材やテイストでグルーピングされており、同じ分類のキーワードを選択すると上書きされるようです。
この仕様は便利とも不便とも言えますので、もしかしたら今後複数選択できるようになるかもしれません。
現在、この形は英語, ドイツ語、フランス語、イタリア語、オランダ語、ポルトガル語などアルファベット圏で表示されます。日本語への対応もそのうち始まるでしょう。
商品の特性によっては、画像検索からの流入が多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も画像検索で調べることは多々ありますが、画像検索が便利になれば、これまで以上に使われるようになると思います。
そうなれば、自社コンテンツ内で、内容にマッチした画像を有効に使っていくことがますます重要になってきます。今一度、コンテンツにマッチした画像が使われているか、altテキストは適切かなど、最低限の項目をチェックしてみても良いかと思います。
2.BuzzFeedが日本でサービス開始
公開日
2016/01/20 14:01
発信元
BuzzFeedPress:「BuzzFeed Japan」を公開 !
概要
ソーシャル上で拡散しやすいニュースを公開・紹介する米国のメディア「BuzzFeed」が、1/19(月)日本でもサービス開始しました。日本は、BuzzFeedとして11ヵ国目の進出となります。

BuzzFeedは2006年にアメリカで創業したソーシャルニュースのメディア企業で、2015年8月18日には、Yahoo!Japanとの合弁会社BuzzFeed Japanを設立し日本版BuzzFeedの創刊を発表していました。今後、社内の記者によるオリジナルコンテンツの制作、およびYahoo!ニュースへの掲載も行っていくそうです。
記者会見では触れられなかったようですが、Smart Newsにも配信されているとのこと。
BuzzFeedの特徴はいくつかありますが、目立つのはカテゴリの分類方法です。
ニュースサイトは、「経済」や「エンターテインメント」のようにニュースの中身で分類することが多かったのですが、BuzzFeedは笑える、カワイイなど、読者の「リアクション」で分類しています。
詳細な分析データとIT技術を駆使して、バズりやすく、かつ信頼できる情報発信を目指しているというBuzzFeed。ソーシャルでの拡散を念頭に置いたコンテンツを制作していらっしゃる方々には、タイトルの付け方やテーマ、リアクションの分類など参考になる点も多いと思います。
3.Google ウェブマスター向けウェブサイトがリニューアル
公開日
2016年1月20日水曜日
発信元
Googleウェブマスター向け公式ブログ:新しい年に、新しいウェブサイトへ: 新しいウェブマスター向けウェブサイトのご紹介
概要
Googleは、Googleウェブマスター公式ブログにて、ウェブサイトをリニューアルしたことを発表しました。
2015年初頭にユーザーアンケートを実施したり、アクセス解析を行ったりして改修してきたそうです。
ヘルプリソースやSEO学習資料、ウェブマスター同士のコミュニティページが分かりやすくなりました。
また、以下3つが新しく追加されたとのこと。
- ウェブマスター向けトラブルシューティング:
サイトを移転する方法や Search Console で表示されるメッセージなどについて、質問形式で問題解決を試みます
- 人気リソース::
Google ウェブマスター向けのYouTube 動画やブログ記事、フォーラム スレッドで人気のあるものがまとまっています
- イベント カレンダー:
世界中のオンラインのオフィスアワーやお近くのライブイベントでチームの担当者と話せるイベントをカレンダーで公開しています
表現やナビゲーションが分かりやすくなったと思います。
4.Google、Search ConsoleにAMP実装エラーチェックを追加
公開日
2016年1月21日木曜日
発信元
Googleウェブマスター向け公式ブログ:Search Console における AMP エラー レポートのプレビュー
概要
Googleが、Search Consoleに新たにAMPの実装状況をチェックするレポートのプレビュー版を追加し、一般公開しました。
すでにAMP対応を始めている方には、各種データが表示されています。こちらは、鈴木謙一さんのブログで紹介されていますのでご覧ください。
海外SEO情報ブログ:Google、AMPのエラーレポートをSearch Consoleで提供開始
当社ふくめ、実装していない方には、AMP実装のための各種ガイドライン、資料が表示されます。
「検索における AMP のデモのプレビュー」や、「AMPの仕組み」、「AMP のスタートガイド」が案内されています。
3でご紹介した、ウェブマスター向けウェブサイトには「Search Consoleヘルプセンター」ができており、その中でAMP対応ページ用のガイドラインも公開されています。
Google Search guidelines for AMP pages
発表したブログの末尾は
『この取り組みはまだ始まったばかりで、AMP エラー レポートの最初の一歩に過ぎません。このレポートは近日中に改善される予定ですので、皆様からのフィードバックをお待ちしております。ご利用いただいたうえでのご意見やご感想がございましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。』
という文章で締めくくられています。
2月末に、AMP対応ページがGoogleの検索結果に表示開始する(第7回の記事)にあたって、ウェブマスター向けウェブサイトやSearch Consoleを通じたGoogleの普及活動もどんどん加速しそうです。
Coming Soonカレンダー
既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。
1/8,9 Google コアアルゴリズムアップデート(
第11回の記事)
年初? ペンギンアップデート(
第7回の記事)
2月 AMP対応ページがGoogleの検索結果に表示されます(
第7回の記事)
Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ
Ginzaウィークリートレンド バックナンバー
第11回:Google、1/8(金)〜9(土)にかけて検索エンジンのコアなアルゴリズムを変更、他2選
第10回:Twitterが1万文字に、Yahoo! Japan 2015年検索ランキングなど3選
第9回:Google、HTTPSページを優先的にインデックス登録すると発表、他2選
Ginzaウィークリートレンドは、毎週金曜日の正午更新。
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