Google、2015年にブロックした広告の特徴を公表・Facebook決算・Pinterest流行予測、の3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/01/29

Google、2015年にブロックした広告の特徴を公表・Facebook決算・Pinterest流行予測、の3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/01/29

大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。 ペンギンアップデートが来るか来ないか、という時期になりましたが、ペンギン以外のテーマをピックアップしました。
  1. Google、2015年にブロックした広告の特徴を公表
  2. Facebookの2015年決算発表。モバイルのみの利用者はMAU全体の半分
  3. Google ウェブマスター向けウェブサイトがリニューアル

1.Google、2015年にブロックした広告の特徴を公表

公開日 January 21, 2016 発信元 Google Official Blog:How we fought bad ads in 2015

概要

Googleが2015年にブロックした広告の数と、特徴、ブロックの理由を公開しました。6つのカテゴリで紹介されています。
偽装品
偽物のデザイン製品など、偽装品を販売している1万以上のサイト、1万8千以上のアカウントを停止しました。
薬品関係の広告
認可されていない薬品の取り扱いや、効能について誤解を招くような表現など、Googleのヘルスケア&薬品ポリシーに抵触していた広告1250万件以上をブロックしました。(Googleのヘルスケア&医薬品広告ポリシー
減量詐欺
減量に関する詐欺広告は、2015年のユーザークレームTOPに入りました。ダイエットや運動なしに減量ができるといった類いのサプリメントなど、3万サイト以上をブロックしました。
フィッシング
2015年はフィッシングサイトの取り締まりを一層強化し、7000近くのサイトをブロックしました。
不必要なソフトウェア
不必要なソフトウェアは、ユーザーのデバイスの動きを鈍らせたり、勝手にホームページを変更したりします。パワーアップした防御フィルタにより、Google Adにあった、不要なソフトウェアダウンロードを求めるサイトの99%、1万以上のサイトをカットできました。
偽装クリック
システムの警告に見せかけてクリックさせる広告です。Google Adはフィルタを厳しくし、2015年だけで、1700万以上の広告をブロックしました。

ユーザーエクスペリエンスの向上のためにGoogleがどういった動きをしているのか把握しておくことは役立つと思います。 上記6種類の広告がブロックされたとのこと。いずれも、本当ではない情報や、本当ではない可能性の高い情報です。 これらは広告の例ですが、Googleは「正しく事実を伝える」ことを重要視していると言えます。私たちは、これからも正しい情報を配信していくよう努めていきましょう。

2.Facebookの2015年決算発表。モバイルのみの利用者はMAU全体の半分

公開日 January 27, 2016 発信元 Facebook Investor Relations:Facebook Reports Fourth Quarter and Full Year 2015 Results

概要

Facebookは、現地時間の1月27日、Facebookの2015年第4四半期の決算と、通期の決算発表をしました。 利益は179億ドル(前年比44%増)、営業利益は62億3000万ドル。 1日あたりのアクティブユーザ数(DAU)は、12月時点の平均で、10.4億人(前年比17%増)。 モバイルにおける1日あたりのアクティブユーザ数は、12月時点の平均で、934万人(前年比25%増)。 1ヶ月あたりのアクティブユーザ数(MAU)は、12/31時点で15億9000万人(前年比14%増)。 とのことです。 Facebook Investor Relations>Earnings>Earnings Slides

面白いのは、モバイルのみを使うMAUはQ4で8億2300万ユーザーで、MAU全体15億9100万ユーザーの50%程度であること。 web界隈では「モバイルファースト」と言われて2,3年は経ったと思いますが、PCとモバイルの併用、もしくはPCでのみ利用している人もまだまだたくさん居るのですね。 FacebookはGoogleやTwitterアプリよりも、モバイルアプリで操作できることがPCサイトに比べて少ないので、そういった意味でPCを使わざるを得ない人もいるかもしれません。

Facebookは、日本ではビジネスパーソンとの接触にとても有効なプラットフォームです。このごろは動画の投稿も増えていて、動画メディアとしても確立しつつあるようです。 そんなFacebookは、その他のアプリと同じくデバイスによって見え方が変わります。「もっと見る」以前の文字数、画像の見え方、ターゲットとなるユーザーはどちらの割合が大きいのか。ソーシャル経由での流入に力を入れている方々は、アクセス解析データをチェックして、Facebookへの投稿を見直すのも良いと思います。

3.Pinterestが2016年のトレンドキーワードを予測

公開日 2016 年 1 月 21 日 発信元 Pinterest Blog:Pinterest 2016 年のトレンドキーワード 10

概要

Pinterestが、2016年のトレンドキーワード10個を予測、公開しました。
  1. アボカドヘルシー朝食
  2. かわいい家族写真
  3. ワインのおつまみ
  4. ジム スタイル
  5. ウェディングヘアスタイル
  6. ジェンダーレス
  7. ナップサック
  8. 子どもと旅する
  9. コーディング教育
  10. 世界遺産

「これまでに急成長してきたボードの傾向をもとに」予測したそうで、投稿の上昇率を見ているようです。が、算出方法を明確には記載されていないので引用しづらいデータではありますが、今後の流行を反映してるので先回りしてコンテンツを作るときの参考になさってはいかがでしょうか。

Coming Soonカレンダー

既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。 1/8,9 Google コアアルゴリズムアップデート(第11回の記事) 年初? ペンギンアップデート(第7回の記事) 2月 AMP対応ページがGoogleの検索結果に表示されます(第7回の記事

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Ginzaウィークリートレンド バックナンバー

第12回:Google、USの画像検索結果に商品リスト広告(PLA)表示。画像検索のナビゲーションも更新、他3選 第11回:Google、1/8(金)〜9(土)にかけて検索エンジンのコアなアルゴリズムを変更、他2選 第10回:Twitterが1万文字に、Yahoo! Japan 2015年検索ランキングなど3選 Ginzaウィークリートレンドは、毎週金曜日の正午更新。 公開したらFacebookおよびTwitterで発表しています、気になる方はぜひフォローください。