
大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。
今週は、Apple社iPhoneSEの発表、および木曜日のLINE Conferenceでの各種取り組みが大きな話題でした。今週のGinzaウィークリートレンドでは、LINE社の取り組みからご紹介します。
- LINE、LINEニュースの新たな取り組み5つを発表。提携先メディア増加や、パーソナライズ配信機能「FOR YOU」搭載
- Instagram、ブラウザ版にアプリ版と同じ通知機能を搭載
- Google、AMPのゴールを説明&検索結果のカルーセル表示はArticleかVideoObjectのみ
- Google、検索結果画面の余白をテスト中(公式発表なし)
1.LINE、LINEニュースの新たな取り組み5つを発表。提携先メディア増加や、パーソナライズ配信機能「FOR YOU」搭載
公開日
2016.03.17
発信元
LINE PR:【LINE】ニュース事業における5つの新たな取り組みを発表
概要
LINEは、LINEニュースの新たな取り組み5つを発表しました。
- パーソナライズ配信機能「FOR YOU」―LINEアプリとの連携強化(1)(2016年3月中実装予定)
- LINEタイムライン最上部へのニュース枠新設―LINEアプリとの連携強化(2)(2016年4月1日開始予定)
- ブロック紙・地方紙17メディアを含む、計22メディアが新たに参画(2016年3月22日開始)
- 「友だち限定記事」機能―アカウントへの集客支援(2016年4月実装予定)
- 分析ツールの強化―「ニュースエンゲージメントランク」の導入(2016年上半期中導入予定)
注目するのは、2:LINEタイムライン最上部に、パーソナライズされたニュースが常時掲載されること、3:LINEニュースの参入メディアが22メディア新規追加されたことです。
オウンドメディアのテーマによっては、LINEニュースへの掲載を考える担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。弊社のお客様の中にもLINEニュースと提携されている企業様もいらっしゃいます。Yahoo!トピックス、SmartNewsと同じく、提携=掲載ではなく、そのメディアにとって有益な情報を提供することで掲載されるのですが、最上部に掲載された時は大きな流入口になるかと思います。
昨日3/24(木)開催のLINE CONFERENCE TOKYO 2016でも、「
ビジネスプラットフォームのオープン化戦略を発表」しましたし、今後ますます便利になれば、LINEメッセージ機能以外の各サービスを利用する人も増えていくのではないかと思います。
2.Instagram、ブラウザ版にアプリ版と同じ通知機能を搭載
公開日
2016年3月23日
発信元
Tech Crunch:Instagram、通知タブの追加でウェブ版インターフェイスをさらに強化
概要
Instagramは、米国時間3/22、ブラウザ版Instagramにアクティビティ・タブを表示開始しました。
モバイル・アプリには既に搭載されている機能なので、ふだんモバイルアプリを利用している方には目新しい情報ではありませんが、これでもうひとつモバイルアプリ版とブラウザ版との機能が近づいたと思います。
なぜウェブ版の改善を進めているのかが気になりましたが、Facebookが以前発表し、Ginzaウィークリーでもご紹介したデータ”
モバイルのみの利用者はMAU全体の半分”つまりあとの半分は、PCとモバイルの併用、もしくはPCでのみ利用している人たちです。
InstagramはFacebookのようなデータは公開していませんが、Facebookとの共通ユーザー体験を考えているのか、もしくはPC利用者層を取っていきたいと考えているのか、ブラウザ版の機能もどんどん拡充しているようです。
Instagramをデジタルマーケティング施策のプラットフォームとして使っていらっしゃる方は、ブラウザ版の動きも定期的にチェックしていくと、新たな気づきが得られるかもしれませんね。
3.Google、AMPのゴールを説明&検索結果のカルーセル表示はArticleかVideoObjectのみ
公開日
March 18, 2016
発信元
AMP Project:The Google Webmaster Help Forum Provides Publishers with Support on All Things AMP
概要
先週ご紹介した
多言語でのAMP説明会や、
Webmaster Centralのヘルプフォーラム内AMPカテゴリの内容を鑑みて、よくある質問と回答を発表しています。
ここでは3つ紹介されています。とても多い質問なのだと思います。
- AMPの説明、利用用途
- Search ConsoleのAMP対応ページの部分で修正結果の反映に時間がかかる理由
- Googleの検索結果のAMP対応ページの表示カルーセルに表示されない理由
1の項目で、AMPのゴールは”ニュースや動画、ブログや画像、GIFといった、すべての公開コンテンツをAMP化すること”と回答しています。
また3の回答は、schema.org のtypeでArticleもしくはVideoObject、もしくはその子分類であることと説明しています。
なので、
・Article – Article, NewsArticle, BlogPosting
・VideoObject
の4タイプ(サブタイプ含む)です。ニュース記事、ブログ記事とともに、動画ページが対象になるのですね。
ただし現在、検索結果に表示されるのはニュース系の情報ばかりなので、ブログと動画は次のフェーズの話かもしれません。
こちらの
AMPのトップ表示に関する説明が更新された時が、対象コンテンツが増えた時と考えられますので、定期的にチェックしていきたいと思います。
4.Google、検索結果画面の余白をテスト中(公式発表なし)
公開日
MARCH 18, 2016
発信元
SEM Post:Google Testing Extra White Space in Search Results
概要
SEM Postによると、Googleが検索結果の縦方向の余白を大きくするテストをしているとのこと。
公式発表はありませんが、もし縦が長くなるとユーザーが一度に閲覧できる数が減るので、CTRが変化する可能性もあります。
テストの結果によっては適用されないかもしれませんし、適用されるとしてもひっそりと実施されるでしょうから、CTRに変化があった際は見直してみると良いかもしれません。
それにしても、最近検索結果の変更が多いですね。
まずは現時点での画面キャプチャを撮影しておきます。
Coming Soonカレンダー
既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。
年初? ペンギンアップデート(
第7回の記事)
5月 Google、モバイルフレンドリーの検索結果への反映を強化(
第20回の記事)
1/8,9 Google コアアルゴリズムアップデート(
第11回の記事)
1/16,17 Google コアアルゴリズムアップデート(その2)
2/9,10 米国その他でGoogle モバイルサイトの順位変動?(
第15回の記事)
2/25 AMP対応のニュースページがGoogleのモバイル検索結果に表示開始(
第7回、
第17回の記事)
2/16- Google 検索結果に星レビューが非表示になるバグ(
第18回の記事)
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