
大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。
- Google、検索品質ガイドラインを更新
- Google、”ローカル検索で上位表示する”方法を正式に公開
- Instagram、60秒動画まで再生可能に
1.Google、検索品質ガイドラインを更新
公開日
March 28, 2016
発信元
Search Engine Land:Google updates the search quality rating guidelines
概要
Googleは、現地時間3/28に、検索品質評価ガイドライン(Search Quality Rating Guidelines)を更新しました。
2015年11月に、2013年以来2年ぶりのアップデートしていました。その際の主な更新内容は(2015年11月の)第2章「モバイルのユーザー・クエリ・検索結果を理解する(12.0 Understanding Mobile Users, Mobile Queries, and Mobile Results)」でした。
11/27のGinzaウィークリートレンドでも取り上げました。また11月の時点で、ガイドラインは最終版ではなく、定期的に更新していくと記載があったので、その続きでしょう。
Jennifer Slegg氏が調査した内容によると、ページ数が160ページから146ページに減少しており、その主な変更点が以下だそうです。
- 補足コンテンツに対する強調説明が減少
- 前回のバージョンアップでは、コンテンツの補完の重要性や、コンテンツによるマイナス要素についての言及が多かった
- ローカル検索に対する言及が手厚くなった
- 名称もローカルから”Visit-in-Person”に変更されている
- コンテンツの質についての言及をさらに強調している
- Your Money or Your Life(YMYL:検索ユーザーの幸せ・健康・富に影響を与えることがあるコンテンツ)とE-A-T(Expertise-Authoritativeness-Trustworthiness:専門性・権威・信頼性があること)について、ガイドライン設定当初もそうだったが、さらに強調している
- モバイルが重要であることは変わらず。具体例も増加
- モバイルからのアクセスがPCを上回っていることもあり、さらに強調している
11月のフルアップデート時にもモバイル関係のガイドラインは大きく変わっていましたが、引き続き活発に更新されている部分ですね。
2016年3月には、ランキングの三大要素は「リンク・コンテンツ・RankBrain」だとGoogleのAndrey Lipattsev氏がQ&Aサイトで公式に語りました。Googleは今まで、こういったランキングへの影響有無をあまり明示しないスタイルだったと思いますが、正しく理解してもらうためでしょうか、積極的になってきた印象です。
Google検索の目指す姿を把握するために、このガイドラインは有効です。全てをここで紹介することはできませんが、まずは気になる項目から確認してみてください。
ガイドラインは
こちら
2.Google、”ローカル検索で上位表示する”方法を正式に公開
公開日
2016年4月6日あたり
発信元
Google マイビジネス ヘルプ:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
概要
Googleは、「ローカル検索結果の掲載順位を改善する」方法を公式に言及しました。
Googleマイビジネスのヘルプ記事にて詳しく紹介しています。
鈴木謙一さんのブログの更新日から、4/6あたりです。
内容は基礎的なもので、ヘルプにある通りですが、「検索で上位表示する」とGoogleが公式に銘打っていることに驚きます。
要素としては下記が挙げられています。
- 関連性
- 検索クエリと、登録しているローカルビジネス情報のマッチ度合い
- 距離
- 検索ユーザーの現在地からどれくらい近いかを計算し、反映するとのこと
- 知名度
- オフラインでの知名度や、ウェブ上のリンク、口コミ、一般の検索結果でのランクなどが加味されるとのこと
1のガイドライン更新でも、変更点として「ローカル検索に対する言及が厚く」なっています。モバイルユーザーをGoogleが強く意識していることが理解できます。ビジネス情報に登録できる内容はどんどん変更されていて、増えた要素もありますので、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。
3.Instagram、60秒動画まで再生可能に
公開日
Wednesday, March 16, 2016
発信元
Google Developer Blog:Designing for Mobile Micro-Moments
概要
Instagramは、投稿できる動画の再生時間を60秒まで引き延ばすと発表しました。
今後数ヶ月の間に、全アカウントに対して利用可能になるようアップデートしていくとのことです。
これまでは最大15秒だったので、4倍の長さが投稿できるようになりました。また、「動画まとめ編集」機能もリリースされました(現在はiOS版のみ)。Instagramは、2016年2月に動画の再生数を表示開始しましたし、親会社のFacebookもライブ動画を始めたりと、親子揃って動画に力を入れていくようです。
YouTubeは、日本ではまだまだメインの動画プラットフォームだと思います。しかし、Facebook、Instagram、更にはLINEやSnapChatも伸びてきています。今後も、各プラットフォームが特徴を発揮しながら生き残っていくのでしょうか。
今回の発表で、Instagram for Businessブログにも動画再生に関する調査データと制作ポイントの記載があります。
これは、Facebookが2016年2月に同様のデータを公開していたものの転記ですね(
2/19のGinzaウィークリートレンドでもご紹介しました)。
コンテンツの形式として動画を採用する方もいらっしゃると思います。一度参考になさってみてはいかがでしょうか?
Coming Soonカレンダー
既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。
年初? ペンギンアップデート(
第7回の記事)
5月 Google、モバイルフレンドリーの検索結果への反映を強化(
第20回の記事)
1/8,9 Google コアアルゴリズムアップデート(
第11回の記事)
1/16,17 Google コアアルゴリズムアップデート(その2)
2/9,10 米国その他でGoogle モバイルサイトの順位変動?(
第15回の記事)
2/25 AMP対応のニュースページがGoogleのモバイル検索結果に表示開始(
第7回、
第17回の記事)
2/16- Google 検索結果に星レビューが非表示になるバグ(
第18回の記事)
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