Google、米国版ローカルパックに値段を表示開始/Facebook「F8」2016:SEO・Web担業務に関わる項目まとめ、2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/04/15

Google、米国版ローカルパックに値段を表示開始/Facebook「F8」2016:SEO・Web担業務に関わる項目まとめ、2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/04/15

大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから1選、Facebookは開発者向けイベント「F8」からのニュースまとめです。
  1. Google、米国版ローカルパックに値段を表示開始
  2. Facebook「F8」2016:SEO・Web担業務に関わる項目まとめ

1.Google、米国版ローカルパックにガソリンの値段を表示開始

公開日 April 13 2016 7:39 am 発信元 Gas Prices Come To The Google Local Pack

概要

Googleは、検索結果のローカルパックに表示する情報として、料金を表示開始しました。 現在は米国版のみ対応していますが、有効となれば日本でも表示されるようになると思います。 MOZ社のPete Meyers氏のTwitter投稿やSearch Engine Roundtableの画面キャプチャを見ると、PC版でも表示されているようです。 記事によると、どうやら値段は刻一刻と変更されていて思ったより正確とのこと。2013年に買収した、カーナビや位置情報を提供するCGMアプリ「Waze」の活用ではないかというコメントも見られます。 https://jp.techcrunch.com/2013/06/12/20130611its-official-google-buys-waze-giving-a-social-data-boost-to-its-location-and-mapping-business/ モバイル検索では、旅行情報がSERPs上で多数表示できる”Destinations on Google”(3/11記事)や、音声検索でアンサーボックスが返りやすい(2/19記事)など、ダイレクトアンサー関係の情報が豊富になってきています。 今回のガソリン料金表示もモバイルフレンドリーの一環でしょう。 ローカルパックを7つから3つにしたのは、その分たくさんの情報を表示するためだったのかもしれませんね。 今後、ガソリンスタンドに限らず、いろいろな情報が表示されていく可能性があります。 先週のGinzaウィークリートレンドでも取り上げたように、検索結果の順位改善方法はGoogleが公式に説明しています。基本的な設定をおさえておくことと、Googleのモバイルフレンドリー対応がますます加速していることを念頭に置いておく必要がありますね。

3.Facebook「F8」2016:SEO、Web担業務に関わる項目まとめ

概要

Facebookは、現地時間の4/12に、開発者向けイベント「F8」でこれからの10年について発表しました。 動画はこちらからご覧いただけます。今はKeyNoteのみですが、順次アップロードされます。 ビデオ360やVRを用いた世界など、これからの生活が大きく変わりそうな夢のあるものがてんこ盛りでした。Ginzaウィークリートレンドでは、近いうちにWeb担当者の業務に関わりそうなお話を中心にまとめました。

インスタント記事を、すべてのメディアへ公開開始

公開日 April 13, 2016 発信元 Facebook media:Instant Articles Now Open to All Publishers 高速な記事表示の仕様「インスタント記事」の詳しい実装方法が全公開されました。これで、メディアを持っている人たちは全て「インスタント記事」に対応可能となりました。 どれくらいの方々が実装するのでしょうか。 Facebookは、先に、インスタント記事作成用のWordpressプラグインも共同開発すると発表しています。3/11のGinzaウィークリートレンドでもご紹介しました。 記事の高速表示を全メディアに公開したのは米国・英国・豪州に限ればAppleが先です(3/18のGinzaウィークリートレンドでもご紹介しました)。 もちろん各国や端末の通信速度にも大きく依存しますが、Facebook「インスタント記事」、Google主導の「AMP」、AppleのNewsと、高速表示にユーザーが慣れてくる日は思ったより早く来そうな気がします。

新しくシェア・保存・測定ができるツールを発表

「保存ボタン」のデモ動画 公開日 April 13, 2016 発信元 2016年「F8」:新しくシェア、エンゲージ、 そして測定するツールを発表 ~「保存ボタン」のローンチパートナーに日本からメルカリ、楽天が参画~ Facebook上の各種投稿を、自社サイトに埋め込むことが出来るようになります。 追加された新たなツールは以下です。 シェアボタンは一時提供中止になっていましたが、新たな形で復活するのですね。
ハッシュタグシェア(Hashtag Sharing)
設定すれば、自社サイトからのFaceook投稿時に、あらかじめサイト側が指定したハッシュタグが付与されるようになります。ユーザーは消すことも可能です。
保存ボタン(Save Button)
従来は、Facebook内でシェアされた記事や動画にたいしてのみ、自分のアカウントへ保存(ブックマーク)ができていました。今後は、Facebook上に投稿していないページも保存できるようになります。
引用付きシェア(Quote Sharing)
最適化されたモバイルサイトのシェアダイアログ(Mobile Web Share Dialog)
埋め込みコンテンツのアップデート(Embedded Content)
IoTデバイス向けのシェアAPI(Sharing for devices API)
コメント管理機能(Moderation Tools for Comments)の強化
シェアに関するインサイト(Sharing Insights)
シェアデバッガー(Sharing Debugger)
注目は、日本からメルカリや楽天がローンチパートナーとなった「保存ボタン」ではないでしょうか。 サイト運営者にとっては、ユーザーへのコンタクトポイントの拡充になるのではないかと思います。 また、現時点ではまったく明記はありませんが、たとえば今後Facebook広告の出稿先条件に”この記事を保存している人”というフィルターがかけられるようになる等、より詳細なユーザー設定ができるようになるかもしれませんね。 詳細な実装方法は、Facebookのプレス記事やFacebook開発者サイトをご覧いただくと記載があります。 実装のドキュメントは、一部ツールは英語以外にも翻訳されています。現在は16言語(アラビア語、中国語、中国語(広東)、中国語(台湾)、フランス語、ドイツ語、インドネシア語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スペイン語(ラテンアメリカ)、タイ語、ベトナム語)で利用できます。

動画コンテンツの結果をまとめて集計可能に

公開日 April 12, 2016 発信元 Facebook media:Crossposted Videos and Total Performance Insights 1種類の動画について、Facebook内の複数の投稿をまとめて効果測定できるようになります。 これまでは、いち投稿ごとに効果測定(インサイト)をチェックするしかありませんでしたが、今後は1つの動画をアップロードすれば、その投稿先が複数になってもまとめてインサイトを見ることができるようになりました。 ちょうど、YouTubeの効果測定画面に似ましたね。 自社のコンテンツとして動画を活用していらっしゃる方で、複数のFacebookページをお持ちだったり自身のアカウントでも会社情報を投稿していらっしゃる方には朗報ではないかと思います。

Coming Soonカレンダー

既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。 年初? ペンギンアップデート(第7回の記事) 5月 Google、モバイルフレンドリーの検索結果への反映を強化(第20回の記事) 1/8,9 Google コアアルゴリズムアップデート(第11回の記事) 1/16,17 Google コアアルゴリズムアップデート(その2) 2/9,10 米国その他でGoogle モバイルサイトの順位変動?(第15回の記事) 2/25 AMP対応のニュースページがGoogleのモバイル検索結果に表示開始(第7回第17回の記事) 2/16- Google 検索結果に星レビューが非表示になるバグ(第18回の記事)

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