サイトオーバービュー、GSC連携の進化、そして新APIのリリースについて

みなさん、こんにちは。レイ・グリセルフーバーです。
今回は、新機能群サイト・オーバービューの第一弾となる機能のリリースについてご紹介します。サイト・オーバービューは、サイト全体の状況を瞬時に、かつ直感的に把握できる「インサイトの拠点」をコンセプトとした機能群です。その先駆けとして、まずは Google Search Console(GSC)に関連する強力な新機能を開発しました。

GSCデータの真価を引き出し、分析の「手作業」を減らす

DemandSphere は長年 GSC 連携機能に注力してきました。BigQuery 不要でのバルクデータ取得・長期データ保存は多くのお客様にご愛用いただいております。今回のアップデートでは、さらに GSC データの活用を簡単にできる機能を追加いたしました。

特筆すべきは、「どのページが、どのクエリで評価されているか」という紐付け作業の自動化です。通常、大規模なサイトでは毎日膨大なクエリが発生するため、ページURLとセットで欠損なく保存し続けるには、膨大なサーバーリソースと複雑なデータ最適化が欠かせません。この「裏側の重労働」をシステムが肩代わりすることで、ユーザー様がスプレッドシートでの集計作業から解放されることを狙っています。

GSC 連携機能のアップデートを整理します。

キーワード発掘の自動化
GSC 内の膨大なデータから、モニタリングすべきクエリを自動でマイニングします。
データ基盤の完全統合
BigQuery への一括エクスポートもサポート。弊社のデータ(SERPインテリジェンス*)と連携でき、一箇所で検索データが管理できます。
多角的なビジュアル分析
追跡の有無を問わず、ピクセル単位の表示位置やAI Overviews(AIO)などの最新SERP機能を、一つの画面でシームレスに確認できます。

*SERPインテリジェンス:DemandMetricsで取得したデータをBigQueryで格納するサービス。詳しくはこちら

接続したその瞬間から分析スタート

さらに大きなメリットの一つが、データの即時性です。これまでは初回接続時のデータ同期に数日を要する場合がありましたが、新バージョンでは、GSCを接続した瞬間から、すぐに分析を開始できます。

AI検索クエリの自動抽出:変化の波をキャッチする

「生成AIによる流入をどう見極めるか」という現代のSEOの悩みに応え、独自の正規表現(regex)フィルタを搭載しました。会話形式の長文クエリを自動で抽出できるため、「自社サイトがAI Overviewにどう関わっているか」という最新トレンドを、専門知識なしで即座に把握できます。

自由自在なフィルタリング:見たいデータにすぐたどり着く

GSCの標準画面では難しかった、複雑な条件での絞り込みを大幅に強化しました。APIから取得可能な全データにアクセスでき、「本当に必要なインサイト」を数クリックで抽出できます。お気に入りのフィルタ条件を保存できるブックマーク機能も近日追加予定です

大規模サイトでもストレスフリーな高速表示

数万件以上のクエリを持つサイトでも、長期間の推移グラフを瞬時に表示します。独自データベースでの高速処理により、従来なら数分待たされた集計もわずか数十秒程度で完了。 分析のテンポを損なわず、ストレスのない操作感を実現しました。

独自のCTRカーブ生成:予測の精度を劇的に高める

人気機能「CTR Lab」がGSCデータと直結しました。特定のカテゴリや期間に絞った実データから、自社専用のCTRカーブを瞬時に生成できます。これにより、「もし順位が上がったら、どれだけ流入が増えるか」というシミュレーションが、より現実に即した高精度なものになります。

AI時代の検索チームに、最高の武器を

Search Consoleのデータは、AI時代の戦略において最も信頼できる「一次情報」です。DemandSphereは、これら散在しがちなデータを一つの強力なパイプラインに集約し、組織全体で大規模に活用できる環境を提供します。

今回のツールは、皆様のチームがデータに振り回されるのではなく、データを使いこなして成果を出すための大きな一歩となります。

競合発見(Competitor Discovery)APIの提供

新しくなった「競合発見機能」のAPIも公開されました。
全プランのお客様が追加料金なしで、自社のレポートシステム等に組み込んで活用いただけます。すでにDemandMetricsを契約されてる方は、弊社ヘルプセンターのAPI詳細情報からご確認ください。