ニューヨークで開催中の SEOWEEK にて、DemandSphere の新しいプロダクトカテゴリ「DemandSphere Agents」を発表しました。
DemandSphere Agents は、検索インテリジェンスの自動化フローを「ビジュアルワークフロー」で組み立てるツールです。キャンバスの上にノードを置き、線でつないでいくだけで、データ取得から AI 分析、結果の配信までを一気通貫で動かせます。

ノードはひとつひとつが、独立した処理の単位です。DemandSphere の API から順位やクエリのデータを取得するノード、Claude に分析を依頼するノード、結果を整形するノード、Slack やメール、Webhook、コンテンツの下書きとして出力するノード。これらを部品のように組み合わせて、ひとつのフローに仕上げていきます。
フローチャートが描けるなら、エージェントは作れる
日本でも n8n、Zapier、Power Automate といったノーコード自動化ツールはすでに広く使われていますが、Agents は SEO と生成 AI 検索の世界に特化したノード群を最初から備えています。専用ノードを自社開発する手間をかけずに、検索領域の業務自動化に着手できる。そう捉えていただくと、位置づけがつかみやすいかもしれません。
どんな自動化に向いているか
特に向いているのは、毎週、何時間も溶かしてしまっている地味なデータ作業です。
たとえば、月曜の朝にキーワード順位を取得し、Claude にトレンドを要約させ、整形済みのレポートを Slack に投稿する、定例パフォーマンスレポート。ChatGPT、Perplexity、Gemini が自社ブランドをどう引用しているかを追い、新規の引用を週次ダイジェストにまとめる、AI 引用モニタリング。数百本の URL を一括で AI 監査にかけ、構造化されたサマリーを受け取る、バッチ SEO 監査。キーワードデータと AI 分析を接続し、コンテンツブリーフを生成する、コンテンツギャップ分析。外部システムが順位下落やトラフィック異常を検知した瞬間に Webhook 経由でエージェントを起動する、アラート型の自動化。
いずれも、これまで人手で回してきた定型業務を、そのままパイプラインに置き換えていけます。
用意されているノード
ノードは、データパイプラインの工程ごとに揃えています。
- データ取得: DemandSphere API、Web ページ、スクリーンショット、CSV、Webhook
- AI 分析: Claude(Sonnet、Haiku、Opus)による要約・分析・生成・翻訳
ロジックと制御: 分岐、条件、スイッチ、人による承認ゲート、集計 - 変換: サンドボックス化された JavaScript(実行をまたいで状態を保持)
- 配信: Slack、Microsoft Teams、メール、Webhook、コンテンツドラフト
- コンポジション: エージェントの中に別のエージェントをネスト可能。共通フローはモジュールとして切り出して、再利用できる
すぐに動かせるテンプレートも揃えています。キーワードパフォーマンスレポート、順位トレンドモニター、AI 引用トラッキング、キーワードグループの深掘り分析、LLM トラフィック分析、クエリインサイトレポート、バッチ SEO 監査など。テンプレートには 1 回あたりのクレジット消費量の目安も併記しているため、コスト感をつかんだ上で試せます。ライブラリは継続的に追加してまいります。
実行はリアルタイムで可視化
エージェントの動きは、画面上でそのまま見えます。ノードの枠線は、灰色(待機)、橙(実行中)、緑(完了)、赤(失敗)と色を変えながら進んでいきます。実行ログにはタイムスタンプ付きでイベントが流れ、途中で止めたければいつでもキャンセルできます。
「ブラックボックスに投げて結果を待つ」のではなく、自動化の中身を目で追える設計です。レビュー時に説明しやすく、社内に展開する際の心理的なハードルも下がります。
公開スケジュール
DemandSphere Agents は、ニューヨークで開催中の SEO Week 2026 にて展示しています。今後のロードマップは次のとおりです。
| 段階 | 時期 | 提供方法 |
|---|---|---|
| プレビュー | 現在 | デモのみ |
| アルファ | 5 月 | ウェイトリスト登録のクライアント |
| ベータ | 6 月 | 早期アクセス |
| 一般提供 | 7 月 | 全ユーザー |
「検索の変化を、誰もが理解できる形で可視化する」という DemandSphere Radar の延長線上に、「変化への対応を、誰もが自動化できる形で渡す」レイヤーを置いたのが Agents です。日本のクライアントの皆様にも、順次ご案内してまいります
詳細は DemandSphere Agents の特設ページをご覧ください。

