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世界が注目する日本のコンテンツ

2022.03.01 |

※2022年3月にリライトされた記事です

 

バブル崩壊から約30年、日本の経済は低迷を続けています。日本企業はGAFAに打ち負かされ、エンタメも韓国に敗北。中国は凄まじい勢いで成長しています。しかし、日本にはコンテンツという強みがあります。

 

不死鳥、ソニーとコンテンツ

ハードウェアのイメージが強かったソニーは2008年頃から株価が低迷し、長らく不調が続きました。しかし一時期800円ほどまで下がった株価は現在1万円を超えるまでに回復しています。ソニー復活の立役者となったのはコンテンツとIPでした。

 

鬼滅の刃をビジネスとして成功させたのはソニー

ここ数年で爆発的にヒットしたIPと言えば、「鬼滅の刃」が挙げられます。鬼滅を活用して最も収益を得ているのは原作者でも出版社でもなく、ソニー(アニプレックス)でしょう。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は総興行収入が約500億円を超え、アジアや欧米、中東やアフリカなど全世界に展開されました。今後はDVDやブルーレイが販売されますし、関連グッズも好調です。ソニーはその年の業績を上方修正したほどです。

従来のヒット漫画が日本国内だけの消費だったのに対し、世界に展開できたこと、グッズなどでのマネタイズに成功したことが要因として挙げられます。

 

ゲーム事業とコンテンツ戦略

ソニーの新型ゲーム機PS5は入手困難になるほどのヒットとなりました。さらにゲーム開発会社「バンジー」の買収を発表。同社は自社製ソフトに注力すると発表しています。プラットフォーマーが自らコンテンツ制作に投資するのはNetflixの戦略に似ています。プラットフォームを差別化するためにはコンテンツが不可欠であり、自社でコンテンツを作ってしまうのが最も効率的なのです。ハードウェアに依存しないPCゲームやスマホゲームが成長する中、ソニーはプレイステーションの独占市場を築こうとしているのです。任天堂のようにヒットソフトを生み出して、自分たちでコンテンツビジネスも展開できれば非常に大きな利益をもたらすでしょう。

 

ハードの強みは今も活きる

ソニーはソフトを強化して再生したことは間違いありません。しかし、その背後にはソニーの技術が使われています。今までのアセットを活かしながら新しいアプローチで収益を生み出しているのです。

 

出版業界のDX

公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所によると、2020年の漫画の総売上は黄金期の1995年を上回りました。長らく「斜陽産業」と呼ばれてきた出版業界にとっては衝撃のニュースです。漫画の売上が伸びたのは全売上の半分以上を占めるデジタルコミックスによるものです。

集英社は漫画アプリだけで5つ、講談社と小学館はそれぞれ2つずつ展開しており、それぞれ数十万〜数百万ユーザーを抱えています。出版社にとっては辛い時代が続きましたが、実はKindleよりも先に電子配信を開始するなど、先行投資を続けてきた業界です。長年かけて蓄積したノウハウがようやく花開きました。

紙面の制限がないため、以前よりも多くの作家が活躍できるようになりました。「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキ先生は、今までの少年漫画にはなかった作風で人気を集めていますが、作品の作り方や発表方法もアプリに最適化されており、新たな読者層を切り開きました。また、スピーディに翻訳し海外に配信することもできるようになったため、「怪獣8号」など海外で支持される漫画も登場しました。

 

日本映画の底力

映画といえば韓国。パルムドール受賞の「パラサイト」、Netflixで世界的ヒットとなった「イカゲーム」など話題作に事欠きません。しかし、2022年には濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」がカンヌで邦画初の脚本賞を受賞し、世界中のショーレースを席巻しました。

ソニーや出版業界とは対照的に、ドライブ・マイ・カーは商業的な戦略があったわけではありません。むしろスポンサーがつかずに低予算で時間をかけた制作となってしまいました。それでも本作がヒットしたのは、日本のクリエイターの底力があったからでしょう。作家が生き生きと創作に集中することで、素晴らしいコンテンツが生まれるのではないでしょうか。

 

世界一の音楽フェスティバルに日本人。そして日本音楽ブーム。

米コーチェラ・フェスティバルには、きゃりーぱみゅぱみゅや宇多田ヒカルがステージに登場。日本語で熱唱し海外のオーディエンスを沸かせました。また、JojiやRina Sawayamaなど日本にルーツを持つミュージシャンたちは英語圏で大躍進しています。

 

それだけではありません。日本の古いシティポップが海外で注目されたり、ゲームやアニメ音楽にインスパイアされたHyper Popという新たな音楽ジャンルも生まれました。日本ではほとんど知られていないようなアーティストが海外でヒットすることも珍しくなく、例えば Vtuber 月ノ美兎は海外ではミュージシャンとして高く評価されています。

 

デジタルによって日本のコンテンツが今まで以上に世界に浸透するようになりました。海外のオーディエンスも、以前よりも日本の作品に興味を持つようになったことでしょう。コンテンツ製作者はぜひ海外にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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