医療ヘルスケア領域で成長を続ける株式会社メドレー・導入事例インタビュー

医療ヘルスケア領域で成長を続ける株式会社メドレー・導入事例インタビュー

医療ヘルスケア領域の事業を展開されている株式会社メドレー様に、DemandMetricsにより得られた効果や今後の展望についてお話を伺いました。

※取材はオンラインにて実施

https://www.medley.jp/

[事業内容] 医療プラットフォーム事業
[導入商品] DemandMetrics

 

昨対24%売上増の事業成長を支えるSEO基盤

― 本日はどうぞよろしくお願いいたします。まずはメドレー様のサービスについて教えてください。

石崎氏:メドレーでは、「医療ヘルスケアの未来をつくる」をミッションに掲げ、医療介護業界の人材不足解消を目指す採用システム「ジョブメドレー」や、オンライン診療・電子カルテなどの機能を搭載したクラウド診療支援システム「CLINICS」などの事業を展開しています。

ジョブメドレーは、医療介護領域に特化した日本最大級の求人サイトです。求人掲載は無料で採用が決定時に費用が発生する成果報酬型、成果報酬額は業界平均から5割〜8割ディスカウントした価格設定が特徴です。

CLINICSは、オンライン診療や電子カルテなど、医療機関の診療業務には欠かせない”予約〜受付〜診療〜会計”の機能をワンパッケージで提供するクラウド診療支援システムです。2020年9月には調剤薬局向けサービスとして、調剤薬局窓口支援システム「Pharms」をリリースしました。これにより「CLINICSオンライン診療」と組み合わせることで、診療から服薬指導まで、一気通貫でのオンライン体験を患者に提供することができます。

DemandMetricsに関して、ジョブメドレーでは求職者の集客のためのオウンドメディア「なるほどジョブメドレー」の運営のためのSEO分析・記事作成時の参考に、CLINICSでは医療機関のリード獲得のための補助ツールとして利用しています。

 

SEOは役割ではなくスキル

― マーケティングが難しい領域ですが特に重視している点や気を使っている点はございますか?

ジョブメドレーは、採用単価を低く抑えているため、他社よりも求人数が多いのが強みです。そのため、求人数の多さを活かしたデジタルマーケティングを意識しています。例えば、ダイナミックリターゲティング系の広告でもリタゲする求人が多ければ多いほど効果が良かったりしますし、SEOにおいても求人数の多さを強みにしています。

 

― SEOにはどのような体制で取り組まれているのでしょうか?

石崎氏:ディレクター・マーケティング部門がサービス設計や企画の一要素としてSEOを捉えているため、SEO専任の担当者はいないのですが、実務面では吉田がチームを牽引して取り組んでいます。

また、なるほどジョブメドレーは専任の編集チームがあり、求人だけでは狙えないキーワードにも注力しています。将来的に転職を検討し、ジョブメドレーのユーザーになり得るような転職潜在層にも見てもらえるコンテンツを提供することを意識して運営しています。こちらは深沢が担当しています。

 

― 業務で意識していることはありますか?また、どのようにDemandMetricsをご利用されていらっしゃいますか?

吉田氏:オーガニック流入と順位計測を意識しており、サイトのコンディションを確認しながら施策を検討しています。

DemandMetricsで気をつけているのは、サイトごとに使い方や見方を変えることです。ジョブメドレーは計測キーワードが多く、なるほどジョブメドレーはキーワードの軸が違うので注力すべきキーワードの整理が重要になります。DB型とメディア型の両方を管理する際には重要なポイントです。ツールはGRC、Ahrefsも併用していますが、DemandMetricsは誰でも直感的に理解しやすいUIなので情報共有として利用しています。

深沢氏:私は、なるほどジョブメドレーでコンテンツを作成する際にDemandMetricsを活用しています。ストック型の記事を提供するメディアとして「読者の資産となるような記事」を指標に日々作成しています。長期的に評価され、読まれ続けるコンテンツを作ろうとするとSEO的な視点も欠かせません。

 

データの可視化で改善の意識を高める

― DemandMetricsを導入する前の課題と、導入後の効果について教えてください。

石崎氏:事業規模の拡大に伴いオーガニックの流入が増加し、事業へのインパクトが大きくなってきました。そのためより多角的な分析をする必要があり、DemandMetricsを導入しました。

吉田氏:以前からGRCやSearch Consoleは利用していましたが、共有するためのデータ整形に時間がかかることが課題でした。DemandMetricsを導入したことで順位分布などデータが視覚的に見やすくなったことで、情報共有がしやすくなりました。グラフや表は直感的にも分かりやすく、非SEO担当者を含めチーム全体でのSEOに対する意識レベルが上ったと思います。

深沢氏:一画面で対策したいキーワードやページを見ることができるので作業時間が短縮されました。また手作業が省かれたことで、SEO対策する際のキーワードの抜け漏れが少なくなりましたね。

 

ユーザーインサイトを捉えたサービス設計を目指す

― 今後の展望について教えてください。

石崎氏:メドレーが運営するすべてのサービスにおいて、SEOは大事な集客手段なので、SEOを考慮したサービス設計することは今後もぶれることなくやっていきたいですね。

また検索クエリは世の中のニーズの表れとして有用なデータなので、いま何が求められているのか、どんな言葉が探されているのか、何がわからなくて知りたいのかをチェックして機能、サービスに盛り込むことによって、世の中の人に役立つサービスを作っていきたいです。

深沢氏:今後はさらに求職者のニーズを満たせるようなコンテンツを作成し、事業者・転職者どちらにとっても利益となるようなサービスにしていきたいです。

吉田氏:クエリに対して上位表示できてはいますが、PLPが把握出来ていないなど、まだまだ課題もたくさんあります。今後もチーム全体でSEOを意識したサービス運営を行っていきたいです。

編集後記

医療ヘルスケアのリーディングカンパニー、メドレーさんにSEO専任の担当者がいないことは意外でした。しかし今回3名の方がインタビューに応じてくださったように、組織全体でSEOを推進する風土があります。大きな会社でもSEO担当者は1人しかいないケースも多いので、とても素晴らしいチームワークだと思います。DemandMetricsを使って順位を確認しながら、今後も事業を伸ばしてくださることを期待しています。

成長の甲斐あって新たなメンバーの参画も積極的に募集されているそうですので、ご興味ありましたら下記ご覧ください。

https://www.medley.jp/jobs/