Facebook、全方位写真を体験できる「360写真」を発表/Google、RankBrainの最適化に言及:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/06/17

Facebook、全方位写真を体験できる「360写真」を発表/Google、RankBrainの最適化に言及:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/06/17


大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はFacebookから1選、Googleから1選です。

  1. Facebook、全方位写真を体験できる「360写真」を発表
  2. Google、RankBrainの最適化に言及

1.Facebook、全方位写真を体験できる「360写真」を発表

公開日
June 09, 2016

発信元
Facebook newsroom

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概要

Facebookは公式ニュースとして、Facebook上で360写真(全方位写真、全天球写真)をシェアできる「360写真」を発表しました。
先月には、360度動画のショートフィルムを公開していましたが、今度は「360写真」です。
参照:
Facebook、VR向け360度動画のショートフィルム“Here and Now”を公開::Ginzaウィークリートレンド 2016/05/27
https://demandsphere.jp/blog/weekly-20160527#topic04

360写真は、スマートフォンでパノラマ写真を撮影するか、全方位写真アプリや全方位カメラで360度全方位の写真を撮影し、通常の写真と同じようにFacebookに投稿することができます。360写真は右上にコンパスのアイコンが表示されます。

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360写真のイメージ

Facebookは360写真の利用シーン例として、国立公園の中をハイキングしたり、美術館の中を巡ったり、結婚式に参列したりといった時間をより臨場感ある形でシェアできると紹介しています。また、友達からのシェアだけでなく、アーティストのライブやNASAの国際宇宙ステーションの様子等も体験できるとしています。

Facebookでは、議論する場としてFacebook 360グループのコミュニティを用意しています。
https://www.facebook.com/groups/facebook360community

また、360写真の公式サイトも公開し、撮影用のカメラや編集方法、Facebookでの使い方等について紹介しています。アップロードするまでの手順は簡単ですので、どういった施策で活用できるか360グループのコミュニティで調べてみても良いかと思います。
https://facebook360.fb.com/360-photos/

2.Google、RankBrainの最適化に言及

公開日
JUNE 14, 2016 AT 6:35 AM

発信元
The SEM Post:Google: Here’s How to Optimize for Google’s RankBrain

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概要

Googleが昨年10月に公表したRankBrainは、検索アルゴリズムに影響するシグナルの内、3番目に重要な要素であるということで、大きな話題となりました。

参照:
Googleが、人工知能を搭載した、3番目に重要視しているシグナル”RankBrain”を検索アルゴリズムに搭載していると発表:Ginzaウィークリートレンド 2015/10/30
https://demandsphere.jp/blog/weekly-20151030

The SEM PostのJennifer Slegg氏はBig Digital Adelaideで、GoogleのGary Illyes氏に、RankBrainの最適化について質問をしたところ、「会話をするような自然な文章であること」が重要だと答えています。これはGoogleがRankBrainの最適化について初めて言及したコメントだということです。

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Gary Illyes氏のRankBrain最適化に対してのコメント

別のThe SEM Postの記事、RankBrain Doesn’t Change Order of Many Search Resultsでは、Jennifer Slegg氏はGoogleのGary Illyes氏にRankBrainが順位に与える影響について質問していますが、それに対しては、「RankBrainはある観点から3番目に重要なランキング要素ではあるが、多くの場合、検索順位を変更するものではない」と回答しています。

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Gary Illyes氏のRankBrainが検索順位に与える影響に対してのコメント

RankBrainはクエリの理解を深めるためのシグナルであって、順位を置き換えるものではないと説明しています。このコメントが正しいとすると、titleタグやhタグなどの主要タグの重要性が急になくなるわけではないと思いますが、SEO担当者としては、ユーザーに対してわかりやすい文章やレイアウトで、コンテンツを表現することが大事ということかと思います。

Coming Soonカレンダー

既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。

年初? ペンギンアップデート(第7回の記事
1/8,9 Google コアアルゴリズムアップデート(第11回の記事
1/16,17 Google コアアルゴリズムアップデート(その2)
2/9,10 米国その他でGoogle モバイルサイトの順位変動?(第15回の記事
2/25 AMP対応のニュースページがGoogleのモバイル検索結果に表示開始(第7回第17回の記事)
2/16- Google 検索結果に星レビューが非表示になるバグ(第18回の記事)
5/12 Google、モバイルフレンドリーの検索結果への反映を強化(第20回の記事

Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ

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