大規模向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と、海外とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから4選です。
- Google、画像検索経由のトラフィック計測用にリファラーURLを導入
- Google、7月21日あたりに検索順位の変動か
- 米Google、ホテル検索にprice insight表示をテスト中
- Chrome68より予告していた全てのhttpサイトへの警告を開始
1.Google、画像検索経由のトラフィック計測用にリファラーURLを導入
公開日
July 17, 2018
発信元
Google Webmaster Central Blog :An update to referral source URLs for Google Images、Google 画像検索の参照元 URL の変更について
概要
Googleは、公式ブログで画像検索経由のトラフィックを把握できる、画像検索専用の新しいリファラーURLを導入し、今後数ヶ月かけてロールアウトしていくことを発表しました。
新しいリファラーURLはhttps://images.google.comとなります。ただ、新しいリファラーURLには、Google画像検索で使用するURLと同じ国別コード トップレベル ドメイン(ccTLD)が含まれているため、日本のユーザーがgoogle.co.jpに直接アクセスしている場合には、https://images.google.co.jpが使用されます。
Googleアナリティクスでは、新しいリファラーURLが自動的に適用されるため設定変更の必要はなく、Search Consoleのレポートにも影響しないということです。もしGoogleアナリティクス、Search Console以外のアクセス解析ツールを使用している場合には、本変更に対する設定の見直しが必要になると思います。
Googleは、画像検索に最適化する方法についてガイドラインを公開していますので、この機会に再確認してもいいかもしれません。
https://support.google.com/webmasters/answer/114016
2.Google、7月21日あたりに検索順位の変動か
公開日
Jul 23, 2018 8:02 am
発信元
Search Engine Roundtable:Google Search Algorithm Update Saturday July 21st?
概要
Search Engine Roundtableの記事によると、米国時間7月21日あたりに検索順位の変動が見られるとのことです。
記事内では、Mozcast、SERPmetrics、Algoroo、Advanced Web Rankings、Accuranker、RankRanger、SEMRushのチャートを紹介しています。
Mozcastのチャート
SERPmetricsのチャート
Algorooのチャート
Advanced Web Rankingsのチャート
Accurankerのチャート
RankRangerのチャート
SEMRushのチャート
今月はSpeed Updateもあったことから、順位変動の影響について、注意深くモニタリングしたいものです。
参照:Google、Speed Updateを導入開始:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/07/13
3.米Google、ホテル検索にprice insight表示をテスト中
公開日
July 23, 2018 at 8:55 am
発信元
Search Engine Land:Google hotel search results testing ‘price insights’
概要
米Googleはホテル検索結果に、price insightの表示をテストしている模様です。price insightでは、該当ホテルの金額推移や周辺ホテルの金額を提示することで、よりお得に宿泊できる可能性を提案しています。
price insightの表示
また、上記とは別に、ホテルのナレッジパネルへロケーションタブを表示するテストも実施しているようです。
参照:Google tests location tab for hotel knowledge panels
テストの段階ではありますが、このようにGoogleのホテル検索が充実することは、ホテル検索サイトにとって脅威になりそうです。
4.Chrome68より予告していた全てのhttpサイトへの警告を開始
公開日
July 24, 2018
発信元
Google Blog:A milestone for Chrome security: marking HTTP as “not secure”
概要
Googleは公式ブログで、Chrome68のロールアウトを開始し、、httpサイトのアドレスバーに”Not secure(保護されていない通信)”を表示することを発表しました。これまではフォーム入力の際等、限定的に表示していた”Not secure(保護されていない通信)”の表示が、全てのhttpペーで表示されるようになります。
httpサイトのアドレスバーに”Not secure(保護されていない通信)”を表示開始
これは、2月時点でGoogleが予告していた内容が、7月24日からロールアウトされたものです。
参照:Chrome、セキュアでないウェブページ全体への警告を7月から開始:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/02/09
また、9月にリリースされるChrome69から、HTTPSページで表示される「保護された通信」ラベルを廃止すると発表されています。まだhttps化していないサイトを後押しする動きが続いています。
参照:Chrome69からHTTPSページの保護された通信ラベルを廃止:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/05/25
Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ
- 無料eブック『他社に差をつけるSEO実践ガイド〜キーワード選定、サイト構造、コンテンツ編〜』ダウンロード
- SEOでのユニバーサル検索への対応方法〜GoogleのSERPs仕様変更に振り回されないために〜
Ginzaウィークリートレンド バックナンバー
Ginzaウィークリートレンドの過去記事一覧はこちら
- 第132回:米Google、モバイル検索結果の45%に画像サムネイルを表示へ、他3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/07/20
- 第131回:Google、Speed Updateを導入開始、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/07/13
- 第130回:Google、7月導入予定のSpeed Updateに言及、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/07/06
Coming Soon Calendar
SEO担当が覚えておいたほうが良い、直近の予定を記載していきます。
- 2018.3月9日前後
- Googleのコアアルゴリズムアップデート
- 2018.3月中旬
- BingがJSON-LDフォーマットに対応開始
- 2018.3月26日
- Google、MFI対象サイトを拡大
- 2018.3月28日前後
- Googleのアルゴリズムアップデートか?
- 2018.7月
- Google Chrome、セキュアでない全ページで”保護されていません”を表示開始
- 2018.7月
- Google、ページスピードをモバイル検索ランキングに加味する
- 2018.9月
- Chrome69からHTTPSページの保護された通信ラベルを廃止
Ginzaウィークリートレンドは、毎週金曜日の正午更新。
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