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SERPs(検索結果)の特徴をつかんでSEOに活用〜SERPs Feature Trendチャートの活用法〜

2017.01.24 |

SERPs(検索結果)の特徴を知ることはSEO対策の優先度をつける時に有効です。Demandmetricsでは、SERPs Feature Trendチャートをリリースし、キーワードグループ、検索エンジンごとに、自然検索、ユニバーサル検索、広告の出現数を簡単に把握できるように致しました。

今回は、SERPs Feature Trendチャートを使って、SERPs(検索結果)を分析、把握して、SEOに活用する方法をご紹介したいと思います。

 

SERPsには検索ユーザーの意図が反映されている

検索結果画面、通称SERPは日々進化しており、数年前に比べて遥かにリッチになっています。下記のSERPでは、①検索連動広告 が大きく上部に位置し、②ナレッジパネルも表示されています。③画像検索もあり、画像から調べたいユーザーへの配慮がうかがえます。Googleはユーザーにとって便利なSERPとなるよう、ほぼ毎日軽微な変更を加えています。

 

SERPs(検索結果) 広告、ユニバーサル検索

 

ローカルパック

最近は地図が出てくることも増えました。「ローカルパック」と呼ばれ、SERPの中でもかなり大きな要素です。

ローカルパック例 ユニバーサル検索

アンサーボックス

検索クエリに対して、SERPだけで答えを表示しようとするのが「アンサーボックス」です。サイトにアクセスせずに疑問が解消できるのでクリック率やトラフィックが減るというサイトオーナーもいらっしゃいますが、逆に増加するケースもあるので自社のサイトやクエリに合わせた分析が必要です。

アンサーボックス例 ユニバーサル検索

ニュース

メディアサイトであれば「トップニュース」への対策は欠かせません。クリック率が非常に高いのが特徴です。

ニュース例 ユニバーサル検索

検索キーワードによって、自然検索しか出てこないケース、広告とユニバーサル検索と自然検索の全部が出てくるケース、ユニバーサル検索が2種類出てくるケースなど、出てくる枠の組み合わせは異なります。検索ユーザーの検索意図を反映していると思われます。

また、自然検索、広告、ユニバーサル検索のそれぞれの枠に出てくるコンテンツには特徴があり、大きく分けると下記のようになります。

  • 広告:購入、予約、商品などコンバージョンに近いコンテンツ。
  • ユニバーサル検索:言葉の意味、地図、ニュース、画像、プロフィールなど、特定の目的にフォーカスしたコンテンツ。
  • 自然検索:広告、ユニバーサル検索に比べて幅広いコンテンツ。

検索の目的がはっきりしたキーワードほど、その目的に合った広告やユニバーサル検索が出てきやすいようです。その観点でいうと、自然検索枠は、幅広い情報を探しているユーザーが使うキーワードほど、検索面での表示割合が高くなる傾向にあります。

自然検索枠を狙うSEO対策では、広告やユニバーサル検索が幅を効かせているキーワードを狙ったり、広告やユニバーサル検索と重複するコンテンツを作っても、仮に上位にランクインしても、なかなかクリックされずトラフィックが稼ぎづらいでしょう。

一方、自然検索に相性の良いキーワードを選び、自然検索に求められているコンテンツを作ることで効率的に検索トラフィックを獲得することができます。

 

SERPs Feature Trendチャートの使い方

それでは、具体的にSERPs(検索結果) Feature Trendチャートを使って、SERPsの特徴を把握し、それをSEO対策に活用する方法の例を紹介してみたいと思います。

 

例1:自社サイトの把握

そもそも自社のモニタリング範囲はどのようなSERPになっているのかを確認しましょう。例えば画像の出現数が多いことが分かれば、Googleは画像を出したいのだと推測できます。自社サイトのaltタグが最適化されているか、画像サイトマップを活用できているか、といった点に注意を払うべきでしょう。SERPを工夫することは「見た目」を工夫することですので、非SEO担当の方にも理解を得やすいアクションができます。

画像検索枠数を示すチャート

 

 

例2:流入増減の原因調査

SERPs(検索結果) Feature Trendチャートを見ていると、特定のキーワードグループでユニバーサル検索の出現数が急増することがあります。アンサーボックスやナレッジパネルの出現数が増えると、自然検索のCTRが変化することがあります。順位が落ちてないにも関わらず、流入数が急に変化した場合は、その前後でユニバーサル検索が増えていないかを見てみましょう。

アンサーボックス急増を示すチャート

 

 

例3:広告とSEOの役割分担

SERPs Feature Trendチャートは広告担当者様にもご活用いただいております。広告や様々なSERP要素を総合的にみることで最適な予算配分やCTRの想定が可能になるからです。下記のようにキーワードをプロットするとおおまかな傾向を掴むことができるでしょう。

検索順位と検索連動型広告の4象限

 

まとめ

SERPs Feature Trendチャートの使い方を紹介致しました。DemandMetricsユーザーの方には使いこなして頂けるよう、しっかりサポート致しますので、ご不明な点などございましたら、お知らせ頂けたらと思います。

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