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検索順位の変動要因とSEOツールで順位をモニタリングする方法

2021.08.24 |

本記事では検索順位がどのように決まるのかというメカニズムを説明し、SEO担当者がどのように順位データを扱うべきかをご説明します。

 

検索順位の決定要因

検索順位は200以上の要素(ランキングシグナル)に基づいて決定している…とかつてGoogleは説明していました。ですが2021年頃からそのような説明はされなくなりました。

ランキングシグナルが200個あるとか、それで良いスコアをとることで検索順位を向上させる、といったアプローチはかなり難しいでしょう。多くのお客様の検索順位データを取り扱う当社でも、ランキングシグナルのようなものを用いて検索順位を予測することはできません。

下記は Searchmetricsによる2017年のレポートです(Marcus Tober 2017 SMX Advanced Seattle - Ranking Factors )。このレポートでは、検索エンジンの順位決定アルゴリズムは年々進化して、人の判断に近づいていることをデータを使って説明されています。200個のランキングシグナルを満たすようなアプローチよりも、「ユーザーがどう思うだろうか?」を念頭においた施策に取り組むべきなのです。

 

Google による説明

現在 Google は検索アルゴリズムを啓蒙するためのコンテンツを提供しています。この中で、検索結果における重要な要因 という項目でGoogleはこのように説明しています。

検索アルゴリズムはさまざまな要因とシグナル(検索クエリの単語、ページの関連性や有用性、ソースの専門性、ユーザーの位置情報や設定など)を検討します。各要因に適用される重み付けはクエリの性質によって異なります。

https://www.google.com/intl/ja/search/howsearchworks/

同時に、意味、関連性、質、ユーザビリティ、コンテキストという5つの言葉が説明されています。検索クエリの意味を理解するシステムを開発するのに5年以上かかったとか、このシステムが様々な言語の検索の30%以上に影響していることなど、SEO担当者としては興味深いことが書かれています。詳細は上記ページにてご確認ください。

結局 Googleの仕組みは謎のベールに包まれているのですが、実務上気をつけるべきポイントがありますので、いくつかご紹介したいと思います。

 

 

デスクトップとモバイル検索での順位の違い

デスクトップとモバイルの検索エンジンでは、順位が異なります。それぞれ異なる評価基準プロセスが用いられているためです。SEOの実務においては、デスクトップとモバイル両方の順位を計測する必要があるでしょう。

SEOツールで順位チェックした時にデスクトップよりモバイルの順位が著しく悪い場合は、モバイルフレンドリーを満たしていない可能性があります。モバイルフレンドリーでないページとは、下記を満たさないページのことです。

  • ・フォントサイズが小さい
  • ・ビューポートが設定されていない
  • ・タップ要素同士が近すぎる
  • ・コンテンツサイズがビューポートに合っていない
  • ・Flashが使用されている
  • ・固定幅のビューポート

 

今後、判定基準も変わる可能性がありますので、Googleの公式情報をこまめにチェックしましょう。

 

検索順位のパーソナライズ化

検索順位は、エリア、検索履歴、閲覧履歴などの影響も受けます。私のスマートフォンと仕事用のPCとでは異なる検索結果が表示されます。

検索順位のパーソナライズ化に対する特別なSEO対策はありませんが、順位をチェックする際は注意しましょう。もしもあなたが自分のローカル環境で検索順位を調べている場合、それはあなたにパーソナライズされた検索結果です。シークレットウィンドウを使ったとしても、あなたの家のWi-Fiから位置情報が使用されます。「役所」と検索すればあなたの家の近くの役所の情報が表示されるでしょう。

DemandMetricsは、パーソナライズ化されていない検索順位を集計しています。位置情報は「日本」がデフォルトですが、「市区町村」レベルで設定することも可能です。

 

日常的な順位変動

順位変動の大半が日常的な順位変動です。Googleは毎日15%の新しいクエリを処理しているそうです。毎日多くのページやクエリが生まれ、検索順位も変動するのです。

また、検索結果のデザインやレイアウトに至っては1日に何回も変化します。検索順位測定ツールによっては広告を誤って1位とカウントしてしまうこともあるようです。DemandMetricsではSERPそのものを保存しているため、過去の検索結果画面を確認することができます。世界中のエンジニアが24時間サポートしているため、問題が発生しても早急に修正することができます。

日々の変化が激しいため、きちんとした計測環境を整え、見るべき指標を追いかけなければ誤った情報に振り回されかねません。

日々変動する検索順位

 

アルゴリズムアップデート

Googleは月に数回のアルゴリズム更新と、数ヶ月に1回程度のコアアップデートを行っています。SEO担当者様にとって大きなインパクトをもたらすのはコアアップデートでしょう。2020年頃からは3ヶ月に1回程度のペースで発生しています。

DemandMetricsでは、検索市場全体をモニタリングするために、コンペティターディスカバリーという機能をご用意しております。自社だけを見ていると気づけない、業界全体の状態がわかります。


市場全体を見渡せるコンペティターディスカバリー

 

ペナルティによる変動

Googleなどの検索エンジンが定めるルール(ウェブマスター向けガイドライン)に反した運用をしている場合、検索エンジンからスパムサイトと判定され順位が急激に落ちることがあります。

ペナルティには自動ペナルティと手動ペナルティがあります。手動ペナルティの場合、サーチコンソール上に違反箇所についての通知が来ます。一方、自動ペナルティの場合は、確実な確認方法がありません。サイト名など確実に検索上位であるはずのキーワードで検索して上がってこなければ、自動ペナルティの可能性があります。

自動ペナルティを受けたかどうかを判断するために、SEO担当の方は、まずGoogleのガイドラインをチェックしておきましょう。万が一、自動ペナルティを受けたと思われる場合は、Googleのガイドラインにもとづき、違反していると思われる点を修正しましょう。

Googleウェブマスター向けガイドライン
Googleウェブマスター向けガイドライン

いくつのキーワードの順位をチェックするべきか

SEOツールで何個のキーワードをモニタリングすれば良いかという質問をよくいただきます。

サイトによって異なるものの、最低でも1,000はなければ使いものにならないことが多いです。

一方で1万以上のキーワードをモニタリングする場合には、キーワードをグルーピングしたり、BIと連携した計測基盤を整備する必要があります。そうしなければ1万行の表を目検することになり、目がチカチカしてしまうでしょう。

統計学的に検討すると、適切なサンプリング数はだいたい300くらいです。もちろん300キーワードではサイト全体を計測することはできませんので、キーワードグループやセグメントごとに300キーワードをセットするのが良いでしょう。

 

平均順位と想定流入数

SEOツールを使ってキーワードグループ単位でモニタリングする場合によくチェックする指標は、平均順位とPotential Traffic(想定流入数)です。

平均順位はキーワードグループ全体の順位や変動をチェクするのに適しています。

平均順位チャート
DemandMetricsの平均順位チャート

一方、Potential Traffic(想定流入数)は、検索ボリュームの大きなキーワードの順位変動をチェックするのに適した指標です。

Potential Traffic(想定流入数)のチャート
DemandMetricsの想定流入数チャート

あるキーワードグループの平均順位が伸びている一方で、Potential Traffic(想定流入数)が落ちている場合、そのキーワードグループは、順位が伸びているキーワードが多い一方、検索ボリュームの大きめのキーワードは落ちているという判断ができます。

キーワードグループのモニタリングを行う場合、平均順位とPotential Traffic(想定流入数)の両方をチェックするとスピーディに課題の判別ができるようになります。

 

ダッシュボード/レポートで定期的に順位チェック

キーワード選定、キーワードのグルーピング、モニタリングする指標の把握ができれば、SEOツール上にダッシュボードやレポートを準備して、定期的に順位をチェックします。

上記で説明したもの以外に、DemandMetricsには順位に関するものだけでも、便利なチャートがたくさんあります。

例えば、強いサイトになれば、3位以内のキーワード数をモニタリングすることがあります。下記の図は、3位以内のキーワードだけの数の推移を示しています。

3位以内のキーワード数の推移
3位以内のキーワード数の推移

また、朝一番に必ずキーワード順位をチェックしたいというSEO担当もいますので、レポートをメールで自動で送信してくれる機能もあります。

メールで順位レポートを自動送付
メールで順位レポートを自動送付

DemandMetricsには、順位チェック機能だけでも色々と便利機能がありますので、ぜひ使ってみてください。

 

まとめ

SEOツールを使った順位チェックの基本的な方法をまとめました。検索順位がどのように決まっているか、順位変動する理由、SEOツールを使って検索順位や順位変動をチェックする方法についてまとめました。これから、SEOツールを使って順位チェックを本格的にやろうと思われていた方の参考になれば幸いです。

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