Google、日本のモバイル検索もAMP化開始&Yahoo!、PCのスポンサードサーチ右側の広告枠を廃止、他3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/10/28

Google、日本のモバイル検索もAMP化開始&Yahoo!、PCのスポンサードサーチ右側の広告枠を廃止、他3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/10/28


大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから3選、Instagramから1選、Yahoo!から1選です。

  1. Google、日本のモバイル検索もAMP化開始
  2. Instagram、おすすめのストーリーをExploreぺージに表示へ
  3. Google、ページを離れる際に表示するインタースティシャルはペナルティ対象外と言及
  4. Google、サーチコンソールのAMPフィルターはトップニュースカルーセルのみが対象
  5. Yahoo!、PCのスポンサードサーチ右側の広告枠を廃止

1.Google、日本のモバイル検索もAMP化開始

公開日
Oct 21, 2016

発信元
Google Japan Blog

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概要

Googleは、AMPプロジェクト1周年のブログ記事において、日本のモバイル検索もAMP化したことを公表しました。

米国では一足先の9月20日に通常のモバイル検索結果をAMP化しており、年内にグローバル展開完了に向けて進められているものの一環となります。

参照:
米Google、モバイル検索結果にAMPページ表示を開始:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/09/30

モバイル検索の結果ページにおいて、すべてのAMP対応ページに「AMPラベル」が表示されます。

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AMPラベル表示イメージ

AMP化により検索順位に与える影響はありませんが、ユーザー体験向上によりコンバージョンやリピート率等が改善することが期待されます。

一例として、記事ではワシントン・ポストのAMP化による成果として、コンテンツのロード時間が88%改善し、自社サイトに7日以内に再訪するユーザー数が23%増加したと紹介しています。

とはいえ、AMP対応しても、AMP経由の流入は、まだ全体の一部というのが現状だと思います。どこまでAMP化するかについて判断に迷っている方も多いのではないかと思います。今回のワシントン・ポストのように、そろそろ事例も出て来る頃かと思いますので、事例情報の収集を進めてみてはいかがでしょうか。下記は、AMP化により成果が出た事例についての紹介ページです。
https://www.ampproject.org/case-studies/

2.Instagram、おすすめのストーリーをExploreぺージに表示へ

公開日
Oct 19, 2016

発信元
Facebook ニュースルーム

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概要

インスタグラムは8月に発表したInstagram Storiesの新機能として、Instagram Storiesでシェアした写真や動画をより発見しやすくするために、利用者の関心に合うおすすめのストーリーをExploreページに表示することを発表しました。

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Exploreページへの表示イメージ

参照:
インスタグラム、シェアした写真や動画をスライドショー形式で表示するInstagram Storiesを発表:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/08/12

本機能追加により、5億を超える世界中のインスタグラムコミュニティから厳選されたストーリーが、Exploreぺージの上部に表示されるようになります。Exploreぺージの他のコンテンツと同じく、おすすめのストーリーも利用者の興味・関心をもとにパーソナライズされるとのことです。

Instagram Storiesは、ローンチから2ヶ月あまりで、毎日1億人以上の利用者が使う機能となっており、ユーザーの大きな関心が伺えます。企業がユーザーへストーリーを伝える手段として、選択肢の1つになるのではないでしょうか。

3.Google、ページを離れる際に表示するインタースティシャルはペナルティ対象外と言及

公開日
Oct 19 2016 5:21 AM

発信元
The SEM Post

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概要

Googleは8月、2018年1月に実施予定のモバイル検索のインタースティシャル表示で評価を下げるアルゴリズム変更について発表しました。

参照:
Google、モバイル検索のインタースティシャル表示で評価を下げるアルゴリズム変更を予告:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/08/26

GoogleのJohn Mueller氏は、10月18日のオフィスアワーで、ページから離れるときに出現するインタースティシャルは問題とならない旨に言及しました。

Googleが評価を下げる対象となるのは、検索結果からページに行き、コンテンツを見ている間に表示されるインタースティシャルとなり、ページを見た後のユーザーアクションは、サイトとユーザー間で起こることだと触れています。

10月18日のオフィスアワーの様子はこちらでご覧いただけます。(12:10のところです。)

サイトでインタースティシャルを利用している方にとって、アルゴリズム変更対応時の参考になればと思います。

4.Google、サーチコンソールのAMPフィルターはトップニュースカルーセルのみが対象

公開日
Oct 24, 2016 7:54 am

発信元
Search Engine RoundTable

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概要

GoogleのJohn Mueller氏はTwitterで、サーチコンソール、検索アナリティクスのAMPフィルターは、現状、トップニュースのAMPカルーセルに掲載されたAMPページのみが対象であることを投稿しました。

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John Mueller氏によるTwitter投稿

通常の検索結果に表示されたAMPページは、ページフィルタを用いて、AMPページのURLに必ず含まれる部分(/amp/等)で絞り込むことで分析できます。

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John Shehata氏がTwitter投稿した画像

日本のモバイル検索結果もAMP化されたことを受け、AMPページの分析も必要になってくると思います。現状の仕様は上記の通りですが、AMPフィルターの仕様変更等があれば、お知らせしたいと思います。

5.Yahoo!、PCのスポンサードサーチ右側の広告枠を廃止

公開日
Oct 19, 2016

概要

Yahoo!はデスクトップの検索結果右側のスポンサードサーチ広告枠を廃止にしたようです。

Googleが2016年2月にデスクトップ右側の広告枠を廃止しており、これに追随する形の変更であると考えられます。
Confirmed: Google To Stop Showing Ads On Right Side Of Desktop Search Results Worldwide

検索結果右側の広告枠ではありますが、自然検索経由のCTR等に、影響が出る可能性はあります。

GinzaMetricsでは、リスティング広告の表示を含むユニバーサル検索の表示状況をモニタリングする機能があり、SEOで成果を出しやすいキーワードの調査に活用いただけます。
SEOでのユニバーサル検索への対応方法〜GoogleのSERPs仕様変更に振り回されないために〜

Coming Soonカレンダー

既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。

年初? ペンギンアップデート(第7回の記事
2016/1/8,9 Google コアアルゴリズムアップデート(第11回の記事
2016/1/16,17 Google コアアルゴリズムアップデート(その2)
2016/2/9,10 米国その他でGoogle モバイルサイトの順位変動?(第15回の記事
2016/2/25 AMP対応のニュースページがGoogleのモバイル検索結果に表示開始(第7回第17回の記事)
2016/2/16- Google 検索結果に星レビューが非表示になるバグ(第18回の記事)
2016/5/12 Google、モバイルフレンドリーの検索結果への反映を強化(第20回の記事
2016/9/23 Google、ペンギンアップデートを更新、今後はリアルタイムアップデートへ(第46回の記事
2017/1/10 Google、モバイル検索のインタースティシャル表示の評価を下げるアルゴリズムを更新(第41回の記事

Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ

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