DemandMetrics導入事例:株式会社エス・エム・エス様

医療・介護・アクティブシニア向け事業展開をされている株式会社エス・エム・エス メディア企画部WEBマーケティンググループの上東様にDemandMetrics(旧Ginzametrics)導入についてお話をお伺いしました。

株式会社エス・エム・エス メディア企画部WEBマーケティンググループ上東様

株式会社エス・エム・エス(https://www.bm-sms.co.jp/index.html)は、「高齢社会の情報インフラを構築し価値を創造し社会に貢献し続ける」を企業理念に、介護・医療・アクティブシニア分野にてサービスを提供しております。私が担当しているナース人材バンク(https://www.nursejinzaibank.com/)は、看護師の方に特化した人材紹介のサイトです。

 

以前はリスティングとビッグワード中心のSEO対策

DemandMetricsを導入する以前は、「看護師 求人」のビッグワード主眼で対策を講じており、いわゆるロングテール系キーワードは見ていませんでした。社内にSEOのノウハウを蓄積していなかったこともあり、「こうしたい」という方針自体も持てなかったのです。

そんな中、業界では先行していた当社もSEOについては競合に遅れを取り始めた時期がありました。当時はリスティングに注力していましたので、その間にSEOで遅れを取りそうになってしまったんです。これにはやはり危機感を持ちました。

当社は基本的にインハウスで社内にノウハウを蓄積させるのが得意なので、自分たちで状況を把握できるように、使いやすいツールを探していた時にDemandMetricsを知り、採用に至りました。

 

DemandMetricsでは主にキーワードをグルーピングして追跡

よく使っている機能はやはり「キーワード」です。キーワード順位のウォッチに活用しています。人材紹介のサイトはある程度キーワードが決まっているのが一般的で、これらに対してトラフィックを増やす施策を考える必要があります。「このキーワードを狙いに行こう」とか、「検索クエリはこれくらいあるから、ここを囲い込むとこの位の収益が見込めるだろう」というような発想でキーワードを選択しています。

現在2,000キーワード程度運用していまして、施策の単位ごとにグルーピングして登録しています。グルーピング方法ですが、トップページに入ってくるビッグワードをグルーピングしたり、それらとエリア名との掛け合わせや都道府県との掛け合わせなど、有効なキーワードごとにグルーピングしたりしています。人材紹介会社の管理キーワード数は職種と市区町村などのかけあわせなので、莫大な数になってしまいます。これをDemandMetricsで管理しています。

また、順位がそんなに上昇していないのに流入が多いキーワードについては、「そのページに注力していこう」という優先順位付けが可能となります。施策を実行した後は、「流入が増えているのか」、「順位はあがっているのか」を中心に評価し、PDCAをまわしています。ですが、「どうしてこうなったのかわからない」という状況に見舞われる時もあるんですよ。そういう時は特に小さい所を掘り起こして要因を探るのも重要ですが、局面を大きくとらえ、全体の流れを重視してみると良いですね。

 

DemandMetricsは設計思想が現場感にフィットしたツール

DemandMetricsのようなSEO領域のツールは、あまり他に似たようなものがないですよね。DemandMetricsで一番いいと思う所は、SEOのキーワード戦略にとても役立つというところでしょうか。SEOにはキーワード戦略が重要ですが、限られたリソースのなかで「どのキーワードに優先順位を付けるか」という判断が特に肝心です。

そのような状況において、キーワードグループごとにパフォーマンスを管理できるのはありがたいですね。細かく1つ1つのキーワードの上下変動を見るのは、当社のような事業では意味があまりありません。冒頭でもお話したように、全体を見誤らないようにしなければ。DemandMetricsは短時間にこれらの設定ができてしまいますし、設計思想が現場感にとてもフィットしているツールだと感じています。