ペンギン4.0で検索順位が改善したのは12%、USアンケーチ調査より、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/10/07

ペンギン4.0で検索順位が改善したのは12%、USアンケーチ調査より、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/10/07


大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから1選、Pinterestから1選、Periscopeから1選です。

  1. ペンギン4.0で検索順位が改善したのは12%、USアンケーチ調査より
  2. Pinterest、動画広告をイギリスで開始
  3. Twitterのライブ配信アプリPeriscope、チャンネル形式を導入

1.ペンギン4.0で検索順位が改善したのは12%、USアンケーチ調査より

公開日
Oct 3, 2016 8:09 am

発信元
Search Engine RoundTable

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概要

Googleが9月23日に、ペンギン4.0を更新したと公式ブログで発表しましたが、その影響についてSearch Engine RoundTableが幾つか記事にしていますのでご紹介します。

参照:Google、ペンギンアップデートを更新、今後はリアルタイムアップデートへ:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/09/30

9月27日の記事、Penguin 4.0 Update Impact Seems Minimalでは、ペンギン4.0の影響は少ないのではと伝えていました。

9月28日の記事によると、GoogleのGary Illyes氏はTwitterで、ペンギン4.0のアルゴリズムには、ペンギン3.0で受けたペナルティの解除も含まれていると言及しています。

参照:Google: Penguin Recoveries Rolling Out Now Over Next Few Days

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Gary Illyes氏によるTwitterの投稿

その後、10月3日のSearch Engine Roundtableの記事によると、独自に実施したアンケート調査での600名の回答では、ペンギン4.0により順位が改善したのは12%、変化なしが73%、順位が下がったのが15%となっています。

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ペンギン4.0による順位変化のアンケート結果

ペンギン4.0の検索順位の影響について社内で報告を求められているWebマスターの方もいるかと思います。この記事を参考にしてもいいのではないでしょうか。

2.Pinterest、動画広告をイギリスで開始

公開日
Oct 3, 2016

発信元
Pinterest Business blog

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概要

Pinterestは動画広告をイギリスで開始したと公式ブログで発表しました。8月に一部の国で動画広告のテストを開始し、動画広告に興味がある企業のエントリーを募っていました。

参照:Pinterest、動画広告のテストを米国・英国で開始:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/08/26

記事によると、動画広告をみたPinterestユーザーの67%が、その後、商品の情報収集といったアクションを取りたいと答えているようで、動画広告への期待が伺えます。

事例として、UKのレイングッズブランドHunterがPinterestで動画広告を出している模様が動画で紹介されています。

https://youtu.be/7UGeDPpfqiA
HunterのPinterestボード(日本版)
https://jp.pinterest.com/hunterboots/

今後、Pinterestは動画広告に対応する国を拡大していくと思われます。特にファッション、コスメといった領域では、Pinterestとの相性が良いとされるため、どのような事例があるか情報収集しておいてもいいかもしれません。
Pinterestはビジネス向けブログで事例を紹介したり、成功事例のコンテンツを発信しています。

Pinterest Business Blogページ
https://business.pinterest.com/en/blog
Pinterest 成功事例紹介ページ
https://business.pinterest.com/en/success-stories

3.Twitterのライブ配信アプリPeriscope、チャンネル形式を導入

公開日
Sep 29, 2016

発信元
Twitter ブログ

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概要

Twitterが2015年1月に買収したライブ配信アプリPeriscopeが、ライブ動画をより見つけやすくするために、トピックやアイデア等をチャンネル形式で分類すると発表しました。

チャンネルは #Food、#Comedy、#Art 、#Music などのハッシュタグで分類され、ニューヨークのファッションウィークなどのような特別なイベントには特別チャンネルが設けられ、大きなニュースも見つけやすいようにするようです。

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Periscopeのチャンネル表示イメージ

Periscopeはスマホ1台でライブ配信できる手軽さを売りにしていて、米Nielsenの調査によると、2016年3月時点で月間利用者数が489万人となっています。

参照:Nielsenの調査記事

米国では、Periscopeがビジネスでも利用されていて、下記例のように、リアルタイムにファンとコミュニケーションする施策が実施されています。

  • ファッションショーの参加者がランウェイの様子を観客席から中継したり、モデルや関係者がバックステージからショーの様子を中継
  • アメリカの小売業大手の「Target」が、グラミー賞でスポンサーとなったCM枠で歌手が生放送でパフォーマンスしながら同時にミュージック・ビデオを収録するという取り組みにおいて、出演者の一人がステージの後方から「Periscope」を活用しライブ配信

日本のライブ配信サービスとしては、ニコニコ生放送、Ustream、ツイキャスなどのメジャーなプラットフォームがあります。また、新たなプレイヤーとして、2015年12月にLINE Live、2016年1月にAbema TV FRESHがサービスを開始し、いずれ一般ユーザーが投稿できる機能を搭載するとしています。2016年2月にはFacebook Liveがライブ配信できるように機能を公開しており、各社がライブ配信サービスの拡大を進めているのが伺えます。

日本では、Periscopeの利用者もまだ少なく認知度も低い状態ですが、いずれ企業のマーケターが利用するプラットフォームになるかもしれません。今後の動きもウォッチしていきたいところです。

Coming Soonカレンダー

既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。

年初? ペンギンアップデート(第7回の記事
2016/1/8,9 Google コアアルゴリズムアップデート(第11回の記事
2016/1/16,17 Google コアアルゴリズムアップデート(その2)
2016/2/9,10 米国その他でGoogle モバイルサイトの順位変動?(第15回の記事
2016/2/25 AMP対応のニュースページがGoogleのモバイル検索結果に表示開始(第7回第17回の記事)
2016/2/16- Google 検索結果に星レビューが非表示になるバグ(第18回の記事)
2016/5/12 Google、モバイルフレンドリーの検索結果への反映を強化(第20回の記事
2016/9/23 Google、ペンギンアップデートを更新、今後はリアルタイムアップデートへ(第46回の記事
2017/1/10 Google、モバイル検索のインタースティシャル表示の評価を下げるアルゴリズムを更新(第41回の記事

Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ

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