大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから4選です。
- Google、モバイルのインタースティシャル表示によるペナルティを開始
- Google、サーチコンソールのリンクレポートについて、サイト規模での違いに言及
- 米Google、モバイル検索のサジェストキーワードにTrending in the Newsの表示をテスト中
- 米Google検索結果でのリッチカード表示が10%越え
1.Google、モバイルのインタースティシャル表示によるペナルティを開始
公開日
Jan 10, 2017
発信元
Google Webmaster Central Blog
概要
Googleは、2016年8月に告知していたモバイルのインタースティシャル表示によるペナルティについて、予定通り1月10日に開始したことを、公式ブログをアップデートして公表しました。
公式ブログによるアップデート内容
参照:Google、モバイル検索のインタースティシャル表示で評価を下げるアルゴリズム変更を予告:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/08/26
ペナルティの告知から4ヶ月以上の猶予期間があったため、対策をしたサイトが多いと思います。法的な理由やユーザー閲覧を阻害しないサイズでモバイルのインタースティシャル表示をする場合はペナルティの対象にならないとされていますが、念のため順位に影響が出ないかしばらく監視したいところです。
まだペナルティ対象となるインタースティシャルを表示している場合には、順位が下がる可能性が高いため、早急な対応が必要です。The SEM Postの下記記事では、ペナルティ対象となるインタースティシャル表示についてまとめているので、対応検討時の参考になると思います。
Google’s Mobile Interstitial & Popup Change Now Live: What to Know
2.Google、サーチコンソールのリンクレポートについて、サイト規模での違いに言及
公開日
Jan 4, 2017 7:08 AM
発信元
The SEM Post
概要
Googleは、これまでもサーチコンソールのリンクレポートについて、リンクは全てではなく一部のサンプルであると伝えていましたが、GoogleのJohn Mueller氏は、12月20日のオフィスアワーにおいて、サイト規模での違いについて言及しました。
サーチコンソールで何のリンクを表示するかについて明確な基準はなく、リンクのサンプルを表示しているが、サイト規模が小さければ、よりリンク全体を示し、大規模サイトであれば、より関連性が強いと思われるサンプルの表示となっている、とコメントしています。no followや否認リンクであることは考慮されていないということです。
John Mueller氏によるコメントを引用
オフィスアワーの内容はこちらで確認いただけます。
サーチコンソールのリンクレポートに表示されるリンクのサンプリング傾向は、データを見る上で、役に立ちそうですね。
3.米Google、モバイル検索のサジェストキーワードにTrending in the Newsの表示をテスト中
公開日
Jan 9, 2017 8:12 AM
発信元
The SEM Post
概要
米Googleは、モバイル検索のサジェストキーワードにTrending in the Newsの表示をテストしている模様です。
The SEM Postの記事によると、meryl Streep goldenのクエリで検索をすると、Trending in the Newsとして、meryl Streep golden globes 2017がサジェストキーワードに表示されています。
サジェストキーワードにTrending in the Newsを表示
Trending in the Newsをクリックすると、その特定のクエリの検索結果が表示されます。
Trending in the News
まだ米国でのテスト段階のようですが、日本でも導入されれば、SEO担当者が検索ボリュームやサジェストキーワード以外でのトレンドキーワードの発掘方法として活用できるかもしれません。
参照:効率的にトレンド情報を収集してSEOコンテンツに活用する方法まとめ
4.米Google検索結果でのリッチカード表示が10%越え
公開日
Jan 9, 2017 11:03 am
概要
Rank RangerのTwitterによると、米Googleの検索結果でのリッチカード表示が10%を越えたとレポートしています。
Rank Rangerのリッチカード出現グラフ表示
Rank Rangerによるツイート
日本ではまだリッチカードは導入されていませんが、2016年5月に米国でリッチカードが導入されて以降、11月には対象ジャンルを拡大し、SERPsでの存在感を増しています。
参照:米Google、レストランとオンライン講座をリッチカードへ表示開始:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/12/02
近い将来、日本にも導入されることが予想されるため、新たなニュースがあればGinzaウィークリーでご紹介していきたいと思います。
Coming Soonカレンダー
既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。
2017/1 Google Chrome、来年1月からHTTPSではないページにアラート表示へ(第43回の記事)
2017/1/10 Google、モバイル検索のインタースティシャル表示の評価を下げるアルゴリズムを更新(第41回の記事)
Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ
Ginzaウィークリートレンド バックナンバー
Ginzaウィークリートレンドの過去記事一覧はこちら
- 第58回:Google、2016年の検索ランキングを発表/Google、サーチコンソールのAMPレポートとリッチカードをアップデート、他7選:Ginza SEOウィークリートレンド 2017/01/06
- 第57回:Google、サーチコンソールのプロパティセットにおけるレポート範囲を拡大/Google、リッチカードの画像サイズの最小要件を変更、他3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/12/16
- 第56回:Google、PC検索でカード型トップニュース枠を表示/米Google、商品を比較する新たなナレッジカードを検索結果に表示、他3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/12/09
Ginzaウィークリートレンドは、毎週金曜日の正午更新。
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