Google、定期購入ページの説明が不十分な場合に警告表示へ、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/11/16

Google、定期購入ページの説明が不十分な場合に警告表示へ、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/11/16


大規模向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と、海外とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから3選です。

  1. Google、定期購入ページの説明が不十分な場合に警告表示へ
  2. Google、11月1週目に検索順位の変動か
  3. Google、新サーチコンソールでドメインプロパティ機能をテスト公開

1.Google、定期購入ページの説明が不十分な場合に警告表示へ

公開日
Nov 8, 2018
発信元
Google Webmaster Central Blog:Notifying users of unclear subscription pages定期購入ページの説明が不十分な場合は警告が表示されるようになります

概要

Googleは公式ブログで、Chrome71(2018年12月公開)以降、Chromeユーザーが説明が不十分な定期購入ページを開こうとした場合に警告を表示することを発表しました。
ユーザーに十分な情報を提供するために、Googleは新たにモバイルでの料金請求のベストプラクティスをまとめました。
チェックポイントは以下となります。

    • 料金に関する情報がユーザーに明示されているか

定期購入ページに料金に関する情報が表示されていない、または見つけるのが難しいと、支払いが必要だと認識しないまま手続きを進めてしまうおそれがあるため、ユーザーが料金に関する情報を確認してから定期購入に同意できるようにすること。

    • ユーザーが利用規約に同意する前に、料金を簡単に把握できるか

例として、料金に関する情報がグレーの背景にグレーの文字で記載されていては、ユーザーが見過ごしてしまうおそれがあります。ユーザーが料金を簡単に把握できるよう、わかりやすく表示すること。

    • 簡単に理解できる料金体系になっているか

サービスの料金がいくらになるかを計算式で示す場合は、できる限りシンプルでわかりやすい式になるようにすること。
モバイル版Chrome、PC版Chrome、AndroidのWebViewにおいて、料金に関する情報が不十分なページが検出された場合には、次のような警告が表示されるようになります。

説明が不十分な請求ページにアクセスしようとすると警告が表示
警告が表示される場合は、Search Console経由で通知され、変更を加えて料金に関する情報が明確にした後に、再審査リクエストが必要となります。
モバイルの請求金額を明確に伝えるヘルプ記事も公開されていますので、決済を伴うサービスを運営している方は、念のため確認しておいた方が良さそうです。
https://support.google.com/webmasters/answer/9111943

2.Google、11月1週目に検索順位の変動か

公開日
Nov 7, 2018 8:26 am
発信元
Search Engine Roundtable:Google Creepy Search Algorithm Update Continues With Stronger Volatility

概要

Search Engine Roundtableの記事によると、米国時間10月31日あたりに検索順位の変動が見られたものが、11月1週目も変動が継続していた模様です。
参照:Google、10月31日に検索順位変動か:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/11/09
記事内では、Mozcast、SERPMetrics、Algoroo、Advanced Web Rankings、Accuranker、RankRanger、SEMRushのチャートを紹介しています。

Mozcastのチャート

SERPMetricsのチャート

Algorooのチャート

Advanced Web Rankingsのチャート

Accurankerのチャート

RankRangerのチャート

SEMRushのチャート
11月も検索順位の変動が続くかもしれず、注意深くモニタリングをしたいものです。

3.Google、新サーチコンソールでドメインプロパティ機能をテスト公開

公開日
November 8, 2018 at 8:45 am
発信元
Search Engine Land:Google Search Console experiments with domain properties

概要

Googleは、新サーチコンソールでドメインプロパティ機能をテスト公開したようです。ドメインプロパティ機能とは、複数のサブドメインや、httpとhttps両方のプロトコルのデータを統合し、レポートする機能となります。旧サーチコンソールでは、プロパティセットを手動で作成していましたが、ドメインプロパティ機能では自動で作成されるようです。
まだ全員に公開されてなく、Googleから招待された人のみ、サーチコンソールにログインすると下記の画面が表示されます。

ドメインプロパティ機能への招待
英語のみですがヘルプ記事も公開されています。
https://support.google.com/webmasters/answer/9163745
一般公開の際には、ご案内したいと思います。

Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ

Ginzaウィークリートレンド バックナンバー

Ginzaウィークリートレンドの過去記事一覧はこちら

Coming Soon Calendar

SEO担当が覚えておいたほうが良い、直近の予定を記載していきます。

2018.3月9日前後
Googleのコアアルゴリズムアップデート
2018.3月中旬
BingがJSON-LDフォーマットに対応開始
2018.3月26日
Google、MFI対象サイトを拡大
2018.3月28日前後
Googleのアルゴリズムアップデートか?
2018.7月
Google Chrome、セキュアでない全ページで”保護されていません”を表示開始
2018.7月
Google、ページスピードをモバイル検索ランキングに加味する
7月最終週にGoogleのコアアルゴリズムアップデート
2018.9月
Chrome69からHTTPSページの保護された通信ラベルを廃止

Ginzaウィークリートレンドは、毎週金曜日の正午更新。
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