米シアトルで開催されたSMX Advanced 2016のトピック紹介/Twitter、動画閲覧機能を拡充、最長140秒まで添付可能に、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/07/01

米シアトルで開催されたSMX Advanced 2016のトピック紹介/Twitter、動画閲覧機能を拡充、最長140秒まで添付可能に、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/07/01

大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週は米シアトルでで先週開催されたSMX Advanced 2016のトピック、Twitterから2選、Googleから1選です。
  1. 米シアトルで開催されたSMX Advanced 2016のトピック紹介
  2. Twitter、動画閲覧機能を拡充、最長140秒まで添付可能に
  3. Twitter、画像の編集ができるステッカー機能の追加を公表
  4. Google、サーチコンソールへリッチスニペット・リッチカード分析のフィルターを追加

1.米シアトルで開催されたSMX Advanced 2016のトピック紹介

公開日 June 23, 2016 at 9:31 am 発信元 Search Engine Land:Key takeaways from the Google AMA: RankBrain, Panda, Penguin, bots & more local_search_update

概要

6月22日・23日に米シアトルでSMX Advanced 2016が開催されました。 主催者代表のDanny Sullivan氏とGoogleのGary Illyes氏のQ&Aセッション、AMA With Google Searchの中のトピックについてご紹介したいと思います。
    • オーサーシップ
Googleはオーサーシップ(著者情報)を用いておらず、in-depth articlesにおいても使用していないとのことです。オーサーシップのマークアップを外しても影響はないようです。 ※In-depth articlesとは、通常のウェブ検索結果とは別枠で、広範のトピックについて深く掘り下げた記事を検索結果に差し込む機能のことです。
    • RankBrain
Gary Illyes氏はRankBrainの最適化はできない、自然な文章で書くことが大事だと説明しました。RankBrain自体にスコアはないが、ランキング要因であるというとです。 RankBrain詳細については、こちらで情報収集いただけます。 FAQ: All about the Google RankBrain algorithm https://searchengineland.com/faq-all-about-the-new-google-rankbrain-algorithm-234440
    • パンダアップデート
パンダアップデートは継続的に更新しているが、リアルタイムではないとのことです。数ヶ月をかけてクロールしてデータを集め、更に数ヶ月をかけて更新している模様です。
    • ペンギンアップデート
次のペンギンアップデートの準備をしているとのことですが、時期についての言及は避けました。
    • AMP
Gary Illyes氏はAMPが拡大していること、ウェブマスターはAMPの準備をしておいた方がいいと説明しました。
    • モバイル専用インデックス
モバイル専用インデックスはまだ開発中だということです。現状はPCもスマホも同じインデックスを元にしていて、検索結果も大差ありませんが、今後分けていくと考えられます。
    • Search Consoleの過去データ延長
Googleが検索アナリティクスの過去データ表示期間延長について言及してから3年経ちますが、まだ実装されていません。前向きだとしつつも、適用時期については言及しませんでした。
    • HTTPSへの適用
Gary Illyes氏はGoogleインデックスの34%がHTTPSで非常に伸びていると紹介しました。まだHTTPのWebサイトに対しては早くHTTPS対応することを強く推奨しています。 本セッションの詳細について知りたい方は、下記記事を参照いただければと思います。 Search Engine Land:#SMX Advanced keynote: Google’s Gary Illyes talks RankBrain, Penguin update & more https://searchengineland.com/ama-google-search-keynote-smxadvanced-252465

2.Twitter、動画閲覧機能を拡充、最長140秒まで添付可能に

公開日 June 21, 2016 発信元 Twitter blog local_search_update

概要

Twitterは動画ツイートの伸びを受け、動画閲覧機能の拡充を公式発表しました。機能拡充のポイントをご紹介します。
    • ツイートに添付できる動画を最長140秒まで延長
これまでツイートに添付できる動画は最長30秒でしたが、最長140秒まで延長したとのことです。iOS、Android、Twitter.comで既に対応済みで、Twitter for MacおよびTwitter for Windowsでも順次リリースする模様です。 Twitterでの動画の共有・視聴方法についてはヘルプセンターで紹介しています。 https://support.twitter.com/articles/20172147
    • フルスクリーンでの視聴・おすすめ動画の紹介
タイムラインに流れてきた動画・Vineが付いたツイートをタップして開くとフルスクリーンで動画を視聴できるようになるとのことです。おすすめ動画もその下に表示するとのことなので、人気のある動画をみつけやすくなりそうです。リリース時期は明記していませんが、近い将来にiOSとAndroidで提供するとのことです。
    • Twitter Engageアプリのリリース
Twitter Engageという、クリエーターがファンコミュニティを成長させる手伝いをするアプリをリリースしたとのことです。現在は米国のみのリリースで、日本での導入時期は未定です。自分の作品がどのような反応を得ているかを知ることができるアプリになる模様です。 local_search_update Twitter Engageアプリの画面イメージ Twitter Engageについてはこちらのブログ記事で紹介していますので興味がある方は情報収集されるといいかと思います。 https://blog.twitter.com/2016/introducing-twitter-engage-0 既にTwitterで動画を活用した施策に取り組んでいる方にとっては、制作・編集できる動画の長さがこれまでの3倍以上となるので、企画からの変更が伴うことが予想されます。今後、更に動画ツイートが活発になることが予想されるので、まだ取り組んでいない方は、この機会に試してみてもいいかもしれません。初心者向けの動画ツイート方法についてブログで紹介しています。 https://blog.twitter.com/ja/0408video

3.Twitter、画像の編集ができるステッカー機能の追加を公表

公開日 June 27, 2016 発信元 Twitter blog local_search_update

概要

Twitterは、公式ブログで画像の編集ができるステッカー機能の追加について発表しました。表情絵文字系から植物や季節もの、アクセサリーなど、数百のステッカーを利用できるようになるとのことです。1つの写真に対し、好きな場所へ、複数のステッカーをつけることや、サイズを変えたり回転も可能で、ステッカーを使っているツイートを探せるようにもなるようです。数週間以内に順次リリースされていく模様です。 local_search_update ステッカー機能で編集した画像イメージ ステッカー機能は、画像編集画面から利用できるようになるとのことです。詳細はヘルプセンターで説明しています。 https://support.twitter.com/articles/20169198 ソーシャルメディアは、コンテンツマーケティングではコンテンツをプロモートするチャネルとして、またSEOではソーシャル起点のバイラルによる外部リンク獲得において重要視されています。画像コンテンツを通じたユーザーとのコミュニケーションも活発化しているので、プラットフォームの変化をキャッチアップしておきたいところです。ステッカー機能がリリースされたら、自社サービス領域において、ステッカー機能を用いた画像がどのようにツイート/リツイート等されているのか、確認してもいいかもしれません。

4.Google、サーチコンソールへリッチスニペット・リッチカード分析のフィルターを追加

公開日 June 22, 2016 at 8:42 am 発信元 Search Engine Land:Google brings rich results filter to Search Analytics report within Search Console local_search_update

概要

Googleは、Search Consoleへリッチスニペット・リッチカード分析のフィルターを追加しました。これにより、リッチスニペット・リッチカード経由のインプレッション、クリック数やCTRを確認し、オーガニック検索との結果と比較できるようになります。 local_search_update Search Consoleにリッチスニペット・リッチカード分析のフィルターを追加 関連記事:The SEM Post:Google Adds Rich Results Report to Search Analytics in Search Console https://www.thesempost.com/google-adds-rich-results-report-to-search-analytics-in-search-console/ 日本ではまだリッチカード自体がリリースされておらず、今回のフィルターも表示されていない状態です。 参照:Google、リッチスニペットの新たなバージョン「リッチカード」を発表:Ginzaウィークリートレンド 2016/05/27 https://demandsphere.jp/blog/weekly-20160527#topic02 GoogleがSearch Consoleへフィルター機能を追加したことから、今後リッチスニペットやリッチカードをより強化していくことが伺えます。 リッチスニペット、また将来的にリッチカードに表示されるためには、構造化マークアップが必要となるため、構造化マークアップ方法について確認しておくといいのではないでしょうか。 構造化マークアップについて: https://developers.google.com/search/docs/guides/mark-up-content#content_types

Coming Soonカレンダー

既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。 年初? ペンギンアップデート(第7回の記事) 1/8,9 Google コアアルゴリズムアップデート(第11回の記事) 1/16,17 Google コアアルゴリズムアップデート(その2) 2/9,10 米国その他でGoogle モバイルサイトの順位変動?(第15回の記事) 2/25 AMP対応のニュースページがGoogleのモバイル検索結果に表示開始(第7回第17回の記事) 2/16- Google 検索結果に星レビューが非表示になるバグ(第18回の記事) 5/12 Google、モバイルフレンドリーの検索結果への反映を強化(第20回の記事

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