
- Google、記事キャンペーンでのスパムリンクについて注意喚起
- Ahrefs調査によると、アンサーボックスが表示されるキーワードではオーガニックのCTRが18.5%減少
- 米Google、Googleマップに近くで開催されるイベントを表示開始か
- インスタグラム、過去にシェアしたフィード投稿を非公開にする「アーカイブ」機能をリリース
1.Google、記事キャンペーンでのスパムリンクについて注意喚起
公開日 June 6, 2017
概要
Googleは、サーチコンソールのヘルプページで、リンク プログラムに関するウェブマスター向けガイドラインについて公表しています。 https://support.google.com/webmasters/answer/66356 最近、サイトに投稿された記事にスパムリンクが含まれているケースが増えていることから、公式ブログでリンクプログラムの注意点についてリマインドしているのでご紹介します。 記事キャンペーンとして、ゲストやパートナーによる投稿、シンジケーション提供された投稿などの形で、別のウェブサイトに掲載されるケースがありますが、投稿元のサイトへのバックリンクを大量に獲得することを意図している場合は、リンク プログラムに関するガイドラインに違反すると注意喚起しています。 問題となる例として下記が挙げられています。
- 大量のキーワードを含んだリンクが、記事の中で乱用されている
- 記事が大量のサイトに公開されている、または少数の大規模サイトに大量の記事が公開されている
- 対象分野の知識が乏しい人に記事を書かせている
- 複数の記事で同じかよく似たコンテンツを使用している、またはサイトに掲載されている記事の内容を完全に複製している(このような場合は、rel=”nofollow” に加えて rel=”canonical” を使用することを推奨)
2.Ahrefs調査によると、アンサーボックスが表示されるキーワードではオーガニックのCTRが18.5%減少
公開日 June 13, 2017 10:16 am
概要
Search Engine Landでは、Ahrefsが実施したユニバーサルサーチに関する調査結果を記事として紹介しています。
Ahrefsが5,126キーワードを対象に調査したところ、アンサーボックスや画像といったユニバーサルサーチが11,065表示されていて、アンサーボックスが表示されないキーワードではオーガニック検索結果のCTRが73.18%に対し、表示されるキーワードでは、CTRが54.68%に減少したということです。アンサーボックスが表示されるキーワードではオーガニックのCTRが下がるという感覚をお持ちのWebマスターの方も多いのではないでしょうか。
強調スニペット表示有無によるCTRの変化
ユニバーサルサーチの表示が増えており、調査したキーワードの内、53.42%で強調スニペットが表示されています。
ユニバーサルサーチの項目別表示率
GinzaMetricsではアンサーボックス含め、ユニバーサルサーチの表示状況をキーワード毎に確認いただけます。
参照:SEOでのユニバーサル検索への対応方法〜GoogleのSERPs仕様変更に振り回されないために〜
本調査の元記事はこちらにありますので、ご興味ある方は確認してはいかがでしょうか。
https://ahrefs.com/blog/serp-features/
3.米Google、Googleマップに近くで開催されるイベントを表示開始か
公開日 June 12, 2017 9:34 AM
発信元
The SEM Post
概要
米Googleは、Googleマップでエリア検索した際に、近くで開催されるイベントを表示開始したようです。
下記はお店の名前で検索した際のGoogleマップ表示ですが、赤丸で示したように、近くで開催されるイベントが表示されています。
Googleマップに近くで開催されるイベントを表示
イベント終了後には、マップに表示されなくなったということで、Googleはイベント開催日も認識して表示コントロールしているようです。
本機能との関連性はわかりませんが、米Googleは5月にモバイル検索でイベントをリスト表示する機能を導入しており、イベント領域に力を入れているのかもしれません。
参照:米Google、モバイル検索にイベントをリスト表示する機能を導入:Ginza SEOウィークリートレンド 2017/05/19
4.インスタグラム、過去にシェアしたフィード投稿を非公開にする「アーカイブ」機能をリリース
公開日 June 14 2017
発信元
Facebookニュースルーム
概要
インスタグラムは、過去にシェアしたフィード投稿を、自分だけがみられる非公開スペースに移せるアーカイブ機能を追加したことを公式ブログで発表しました。 アーカイブ機能は下記手順にて利用できるということです。
- 投稿をアーカイブへ移動するには、過去にシェアしたフィード投稿右上の[…]をタップし、「アーカイブ」を選択
- アーカイブへ移動した投稿を閲覧するには、利用者本人のプロフィール画面右上に表示される時計マークのアイコンをタップ
- アーカイブに移動した投稿をプロフィールに再表示するには、該当する投稿の[…]から「プロフィールに表示」を選択

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