Google、AMPのNews以外へのクリックが60%以上であると発表、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/02/16

Google、AMPのNews以外へのクリックが60%以上であると発表、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/02/16


大規模向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と、海外とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。
今週は、Googleから3選です。

  1. Google、AMPのNews以外へのクリックが60%以上であると発表
  2. Google Map、周辺エリア情報を表示する機能をiOSアプリにも搭載
  3. Google、自身がリンク購入していると報道される

1.Google、AMPのNews以外へのクリックが60%以上であると発表

公開日
FEBRUARY 13, 2018 AT 5:18 AM PST

発信元
The SEM Post:Over 60% of Google Search AMP Clicks Go To Non-News Sites

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概要

Googleは、AMPの技術をニュース以外にも拡張しており、レシピ、旅行、小売などの分野を展開しています。
結果、「現在のGoogle検索でAMPページへ遷移するクリックのうち60%が、ニュース以外のコンテンツ」とGoogleのDavid Besbris氏は言います。

The SEM Postによると、が2月13日のAMP ConferenceでBesbris氏が語ったとのこと。これらの発表内容はまだAMP Projectサイトにも投稿していませんが、そのうち発表されるかと思います。

また、検索以外への利用も進めており、Google BlogによるとGmailとの連携で、よりスムーズな作業を実現しようとしています。今後、Gmail以外の他サービスにも展開されていくかと思います。

Googleが、AMPを検索結果に表示するようになってから丸2年が経ちました。今では3100万ドメインでAMPが採用され、50億ページ以上のAMPがリリースされているとのこと。引き続き今後の動きに注目ですね。

なお、AMP Conferenceの発表内容はYouTubeでも公開されています。興味のあるセッションがあれば、一度見てみてはいかがでしょうか?

2.Google Map、周辺エリア情報を表示する機能をiOSアプリにも搭載

公開日
Feb 15, 2018

発信元
Google Blog:Now on iOS: one-tap access to real-time commute info and places around you

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概要

Googleは、Google Mapに周辺エリアのリアルタイム情報を表示する機能を、iOSアプリに搭載したと発表しました。

ちょうど1年前の2017年2月にAndroid向けGoogle Mapアプリには既に実装されていましたが、今回iOSにも搭載されました。
早速新宿で10:30ごろに表示してみたところ、ランチに関する情報が一番上に来ています。

画像や営業時間、写真や口コミなど、ほとんどの情報がGoogle Map上で完結しています。とても便利な反面、ほかの情報に遷移しやすいため、Google Map上の情報が少なすぎたり間違っていたりすると、選択されなくなる可能性があります。住所や営業時間、公式サイトなどの情報は都度更新していきましょう。

3.Google、自身がリンク購入していると報道される

公開日
Feb 14, 2018 • 8:38 am

発信元
SearchEngine Roundtable:Google Caught Buying Links Again

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概要

Googleは、自身がスポンサーとなっている団体FOSDEM(Free and Open Source Software Developers’ European Meeting)からリンク購入をしていると報道されました。

SearchEngine Roundtableによると、GoogleがスポンサーになっているFOSDEMのスポンサーページに、nofollowなしでGoogleへのリンクが付いているとのこと。これはGoogleのウェブマスター向けガイドラインにある違反事項「PageRank を転送するリンクの売買。これには、リンク、またはリンクを含む投稿に対する金銭のやり取り、リンクに対する物品やサービスのやり取り、商品について書いてリンクすることと引き換えに「無料」で商品を送ることなどが含まれます。」に該当しています。
また、GoogleのJohn Mueller氏がTwitter上で同様の質問に対し、リンク購入に該当すると回答しています。

Googleは過去にも、2012年にChromeが35万ドルのスポンサーとなった団体からスポンサーリンクを受けたり、2010年にGoogle Adwordsのヘルプページを検索結果に表示させなくしたり、2009年にはGoogle Japanにペナルティを科したりしたこともあります。

今回の件は、おそらくFOSDEM側のウェブ担当者が間違えたのではないかと思います。現在までに、特にペナルティを受けた様子はないとのことですが、知らなかったでは済まされない事項かと思います。
企業によってはCSR活動の一環や、スポンサーになる/スポンサーを募るイベントもあるかと思います。うっかり起こしてしまいそうな事例ではないかと思い、今回取り上げました。リンク購入と見なされる行為、改めてもう一度確認してみてください。
Googleのウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)はこちらから確認できます。

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