大規模向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と、海外とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。
今週は、Googleから2選、Twitterから1選です。
- Google、多角的に回答する強調スニペットを公開。まずモバイル、その後PCも
- Twitter、ブックマーク機能を搭載。ツイート毎に保存可能に変更
- Google、クローラーはCSSカスタムプロパティは読み込めないと説明。大きな要素は重要と言及
1.Google、多角的に回答する強調スニペットを公開。まずモバイル、その後PCも
公開日
Published Feb 28, 2018
発信元
Google Blog:Providing more comprehensive results to your questions in Search
概要
Googleは、多角的に回答を提示する強調スニペットを公開しました。1つの検索クエリに対して、求められる意図を検討し、考えられる内容を複数表示するようになります。
ブログの例では、「庭には充分な日光が必要か?」という検索クエリに対して、「どんな植物に充分な日光が必要か?」「”充分な日光”の意味」などが強調スニペットとして提供されています。
2/2のGinzaウィークリートレンドでも取り上げた、Googleが今後強調スニペットを更新していくと発表した時の記事にも記載がありました。今回は、実際のリリース開始に当たりますね。
2017年12月に、Bingが検索インテントに対して多角的な強調スニペットを表示開始しており、今回Googleも対応した形です。
現在はモバイルのみで、今後PC版にも反映されていく予定です。
1つのテーマに対し、あらゆる要素のコンテンツを準備し、より検索ニーズに合った回答が出せる状態を是としているということでしょうか。
2.Twitter、ブックマーク機能を搭載。ツイート毎に保存可能に変更
公開日
水曜日, 2018年2月28日
発信元
Twitterブログ:ツイートを簡単に保存、共有できるようにしました
概要
Twitter社は、ユーザが各ツイートをブックマークできる機能を搭載したと発表しました。
これまで、気に入った投稿は「いいね(旧:ふぁぼ)」を使うか別のブックマークツールにリンクを貼り付ける必要がありました。
しかし、ふぁぼが「いいね」に変わったことで用途も変わり、また「いいね」した投稿は他ユーザにも見えてしまうため、別機能にしたとのこと。
気に入った投稿や、リンク先を後で読むために保存しておくことを想定しています。
現在のところ、アナリティクス画面でブックマークされた数は表示されないようですが、表示されるようになれば新たなエンゲージの指標になると思います。保存してもらえるようなコンテンツを発信していきたいものですね。
3.Google、クローラーはCSSカスタムプロパティは読み込めないと説明。大きな要素は重要と言及
公開日
Mar 1, 2018 • 8:24 am
発信元
SearchEngine Roundtable:Google: GoogleBot Can’t Crawl CSS Custom Properties
概要
Googleは、CSSカスタムプロパティはクローラーで読み込めないと発言しました。
GoogleのクローラーはChrome41をベースに作成されているため、CSSカスタムプロパティに対応していないことが理由です。
GoogleのEric Bidelman氏が、Twitterで発言しました。
PSA: Google Search crawler ? is based on Chrome 41 [1], which does NOT support CSS Custom Properties [2]. If your layout/design relies on vars, make sure you're compiling CSS so your page renders properly. I wasn't ?
[1]: https://t.co/ZinziTp4oT
[2]: https://t.co/PtAAR4ZOHq* pic.twitter.com/w4AhujZYSQ— Eric Bidelman (@ebidel) 2018年2月28日
なお、CSSカスタムプロパティとは、CMSやフォーム作成ツールなどで自由にデザイン編集できるエリア(カスタムCSS)のことではなく、ブラウザが独自対応している変数のことです。各サイトの対応状況はこちら。
Chromeを見ていただくと、49以降で正式対応しているため、Googleクローラーが採用しているChrome41では難しいことが分かります。
また、上記ツイートに寄せられた質問「なぜGoogleがCSSを気にする必要があるの?」に対し、Eric氏は「(ボタンなど)タップする要素が大きければモバイルのUXが良い」とも発言しています。
文字や要素を充分に大きくする、というのはモバイルフレンドリーの要件に含まれていますが、しっかりチェックしていくのでしょうね。
モバイルフレンドリーテストやページスピードは、定期的に確認していただくと良いかと思います。
Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ
Ginzaウィークリートレンド バックナンバー
Ginzaウィークリートレンドの過去記事一覧はこちら
- 第112回:Google、数週間のうちにMFI対象サイトを拡張すると発言、他3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/02/23
- 第111回:Google、AMPのNews以外へのクリックが60%以上であると発表、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/02/16
- 第110回:Chrome、セキュアでないウェブページ全体への警告を7月から開始、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/02/09
Coming Soon Calendar
SEO担当が覚えておいたほうが良い、直近の予定を記載していきます。
- 2018.3月-4月周辺
- Google、MFI対象サイトを拡大する
- 2018.7月
- Google Chrome、セキュアでない全ページで”保護されていません”を表示開始
- 2018.7月
- Google、ページスピードをモバイル検索ランキングに加味する
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