
大規模向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と、海外とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週は、Googleから4選、Facebookから1選です。
- Google、モバイルファーストインデックスの通知を開始
- Googleアシスタント向けにレシピの構造化データを追加
- Facebook、開発者カンファレンス「F8」2018を開催
- Google、モバイルでカテゴリー分類した強調スニペットを表示か
- Google、画像に関するガイドライン英語版をアップデート
1.Google、モバイルファーストインデックスの通知を開始
公開日
April 30, 2018 at 10:09 am
発信元
Search Engine Land:
First batch of Google mobile-first indexing notifications goes out today
概要
Googleは、3月末にモバイルファーストインデックスを開始したことを公式ブログで発表していましたが、対象となったサイトに対しサーチコンソール経由で通知を送りはじめたとのことです。
参照:
Googleウェブマスター向け公式ブログ:モバイル ファースト インデックスを開始します
米国で確認された通知例が記事に掲載されていました。
サーチコンソールへのMFI移行通知
サーチコンソールへMFI移行通知が届いたら、これまでと順位変動が起きていないか、注意深くモニタリングしていきたいものです。
2.Googleアシスタント向けにレシピの構造化データを追加
公開日
May 03, 2018
発信元
Google Webmaster Central Blog:
Send your recipes to the Google Assistant
概要
Googleは、Googleアシスタント向けに、レシピの構造化データを追加したことを、公式ブログで発表しました。
追加された構造化データで、Googleが推奨しているものは下記となります。
- Videos:動画
- Category:夜ご飯、デザートといったカテゴリー
- Cuisine:地中海料理、中国料理といった料理のエリア紹介
- Keywords:季節やハロウィン、ウエディング、誕生日、スピーディ、予算といったキーワード
その他、recipeInstructions、HowToStep、HowToSectionプロパティも追加されています。
Googleアシスタントでサポートされるには、recipeIngredientとrecipeInstructionsプロパティが必要になるとのことです。
追加された項目を含め、レシピの構造化データはこちらで確認いただけます。レシピサイトを運営している方は、構造化データを追加することで、ユーザーリーチを広げる機会になるかもしれません。
https://developers.google.com/search/docs/data-types/recipe#recipe_properties
3.Facebook、開発者カンファレンス「F8」2018を開催
公開日
May 2, 2018、May 3 2018
発信元
Facebook Newsroom:
開発者カンファレンス「F8」2018:1日目発表内容まとめ、
開発者カンファレンス「F8」2018:2日目発表内容まとめ
概要
Facebookは、5月1日と2日に、Facebookの開発者カンファレンス「F8」2018をサンノゼで開催しました。
1日目に発表されたテーマは下記となります。
Facebook
- 履歴のクリア:履歴をクリアできる機能を構築し、数か月以内に提供開始する予定。
- ストーリーズへの共有:お気に入りのアプリからFacebookのストーリー機能やインスタグラム ストーリーズにシェアすることができる方法を導入。
- Facebookグループタブ:自身が参加しているグループへより簡単に移動し、参加しているグループ全てのコンテンツのやりとりを容易にするツールを導入。
- デート機能:出会いやマッチングを可能にするデート機能をFacebookアプリ内に構築。
- 災害支援ハブ:有事の際に災害についての情報を得たり、セーフティチェック、コミュニティヘルプ、募金キャンペーン等ができる機能。
- Facebook献血:インド、バングラデシュ、パキスタンにおいて、利用者の皆様がFacebook上で献血ドナーとして登録ができる機能を先日ローンチ。
- 開発者コミュニティへの投資
Instagram
- ARカメラエフェクト:カメラエフェクトプラットフォームをInstagramにも導入。
- ビデオチャット:その場にいない友達や家族ともリアルタイムでつながることができる機能。
- 新しいExploreページ:Exploreページを改良。
WhatsApp
- WhatsApp グループ電話およびスタンプ:グループ通話機能が登場。
Messenger
- MessengerプラットフォームのAR機能:各ブランドが提供するMessenger体験に、ARカメラエフェクト機能を統合。
- M 翻訳サジェスト機能:利用者間で物の売り買いができるMarketplaceにおいて、AIアシスタントMの翻訳サジェスト機能を使って、売り手と買い手が異なる言語間でもコミュニケーションが可能に。
- AR(拡張現実)/VR(仮想現実):AR/VRを用いた新しい自己表現の方法や、友人や家族とのつながり方を発表。
2日目のトピックは、人工知能(AI)、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)、コネクティビティとなっていました。
イベント当日の動画はこちらでご覧いただけますので、興味のある方は確認してもらえればと思います。
1日目:
https://www.facebook.com/FacebookforDevelopers/videos/10155606814678553/
2日目:
https://www.facebook.com/FacebookforDevelopers/videos/10155609688618553/
4.Google、モバイルでカテゴリー分類した強調スニペットを表示か
公開日
Apr 30, 2018 • 8:24 am
発信元
Search Engine Roundtable:
Google Featured Snippets Expand By Category/Topic
概要
Googleは、モバイルの強調スニペットに、画像と共にカテゴリー分けしたテキストも表示しているようです。下記は米Googleで、garage conversionのクエリでモバイル検索した際に表示された例となります。
モバイルの強調スニペットに画像と共にカテゴリー分けしたテキストも表示
検索するユーザーからすれば、カテゴリー分類により、必要な情報を得やすくなりますが、強調スニペットの表示枠が大きくなることから、オーガニック検索のCTRにも影響が出そうです。
5.Google、画像に関するガイドライン英語版をアップデート
公開日
May 8, 2018 at 2:42 pm
発信元
Search Engine Land:
Google Image Search updates guidelines, adding structured data, speed and more
概要
Googleは画像に関するガイドラインの英語版をアップデートしました。
更新されたのは主に、適切なテキストを含むこと、場所の最適化、各デバイスにフレンドリーなサイトであること、URL構造、構造化データ、ページスピードの箇所となります。
アップデートされたガイドライン(英語版)は
こちらから確認いただけます。参考までに、更新前の情報は
こちらとなります。
日本語版のガイドラインはまだ更新されていないようですが、いずれ更新されると思うので、画像経由のトラフィックが多いサイトでは、先に英語版のガイドラインを確認しておくといいかもしれません。
Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ
Ginzaウィークリートレンド バックナンバー
Ginzaウィークリートレンドの過去記事一覧は
こちら
Coming Soon Calendar
SEO担当が覚えておいたほうが良い、直近の予定を記載していきます。
- 2018.3月9日前後
- Googleのコアアルゴリズムアップデート
- 2018.3月中旬
- BingがJSON-LDフォーマットに対応開始
- 2018.3月26日
- Google、MFI対象サイトを拡大
- 2018.3月28日前後
- Googleのアルゴリズムアップデートか?
- 2018.7月
- Google Chrome、セキュアでない全ページで”保護されていません”を表示開始
- 2018.7月
- Google、ページスピードをモバイル検索ランキングに加味する
Ginzaウィークリートレンドは、毎週金曜日の正午更新。
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