大規模向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と、海外とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから2選、Facebookから1選です。
1.Google、Speed Updateを導入開始
公開日
July 9, 2018 at 6:51 am
発信元
Search Engine Land :Google’s New Speed Update Works On Gradual Scale; Small Improvements Matter
概要
Googleは、予告していたページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素とするSpeed Updateを、7月9日に導入したことを発表しました。
1月に公開していた公式ブログに、導入したことを追記
参照:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
自社サイトのスピードについてはPageSpeed Insightsでできますが、判定がSlowとなった場合には注意した方が良さそうです。
遅いページのみが影響を受けるということですが、自社サイト・競合サイトへ影響をもたらすか、しばらく注意深く見守りたいものです。
2.Facebook、API制限のアップデートについて発表
公開日
July 6, 2018
発信元
Facebookニュースルーム:API制限などのアップデートについて
概要
Facebookは、利用者の情報保護を強化するために、APIに対してさらなる制限を追加することを公式ブログで発表しました。
- 7月2日からGraph API Explorerアプリを廃止。今後、開発者がGraph API Explorerでテストクエリ-を実行するためには、アプリ独自のアクセストークンの使用が必要に。
- Profile Expression Kitは、利用者の皆様が認定された開発者のアプリを使って作成した写真やビデオを、フェイスブックでプロフィール画像などとして共有することを可能にするツールですが、利用率が低いことから、このツールは10月1日から廃止へ。
- Media Solutionsは、テレビ放送に関連する世論調査や投票など、メディアパートナーのためのツールを開発者が構築するためのAPI群ですが、今後APIでアクセスできるのは、ページのコンテンツと承認済みプロフィールでの公開投稿に制限。ジャーナリストのためのTrending APIとSignalツール、Trending Topics製品、双方向のテレビ視聴体験のためのHashtag Votingを廃止。利用率が低いことから、8月1日にはTopic Search、Topic Insights、Topic Feed、Public FigureのAPIも廃止予定。
- Pages APIでFacebookページを検索できる機能を復活。これにより、開発者は、類似しているページを探し、Facebookのコメントや投稿で言及したり、協力してのブランディングを目的に、Facebook広告でページをタグ付けすることができるように。ただし、ページの公開コンテンツにアクセスする許可を得る必要があり、この許可を取得するには、アプリの審査が必要。
- Marketing APIは、広告作成やキャンペーン管理など、企業によるFacebookでの広告の自動化や拡大をサポート。7月2日から、開発者がこのAPIを利用するには、アプリの審査を受けることが必要に。また、アクセス権の種類を2種類に変更。
- Lead Ads RetrievalとLive video APIの利用にアプリの審査を導入。
FacebookのAPIを利用している企業においては、アップデートにより自社サービス へ影響がないか、確認した方が良さそうです。
3.新Search ConsoleへのURL検査ツールのローンチを完了
公開日
July 10, 2018 at 8:45 am
発信元
Search Engine Land:Google’s URL inspection tool now available for all users
概要
Googleは、6月25日に公式ブログで発表していた新Search ConsoleへのURL検査ツールが、全てのユーザーで使えるようになったことをTwitterで公表しました。
https://twitter.com/googlewmc/status/1016637306743263234
参照:Google、新Search ConsoleにURL検査ツールを追加:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/06/29
URL検査ツールは、下記、URLの詳細なインデックス登録状況を確認できます。
- URLがGoogleに登録されていない
- URLがGoogleに登録されているが問題がある
- URLがGoogleに登録されていない。インデックス登録エラー
- URLがGoogleに登録されていない
- URLが代替バージョン
新しいSearch Consoleを使ってる方は、URL検査ツールを試してみてはいかがでしょうか。
Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ
- 無料eブック『他社に差をつけるSEO実践ガイド〜キーワード選定、サイト構造、コンテンツ編〜』ダウンロード
- SEOでのユニバーサル検索への対応方法〜GoogleのSERPs仕様変更に振り回されないために〜
Ginzaウィークリートレンド バックナンバー
Ginzaウィークリートレンドの過去記事一覧はこちら
- 第139回:Google、7月導入予定のSpeed Updateに言及、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/07/06
- 第129回:Google、PageSpeed Insightsでサイト全体のスピードを計測可能に、他3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/06/29
- 第128回:米Google、大学検索機能をリリース、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/06/22
Coming Soon Calendar
SEO担当が覚えておいたほうが良い、直近の予定を記載していきます。
- 2018.3月9日前後
- Googleのコアアルゴリズムアップデート
- 2018.3月中旬
- BingがJSON-LDフォーマットに対応開始
- 2018.3月26日
- Google、MFI対象サイトを拡大
- 2018.3月28日前後
- Googleのアルゴリズムアップデートか?
- 2018.7月
- Google Chrome、セキュアでない全ページで”保護されていません”を表示開始
- 2018.7月
- Google、ページスピードをモバイル検索ランキングに加味する
- 2018.9月
- Chrome69からHTTPSページの保護された通信ラベルを廃止
Ginzaウィークリートレンドは、毎週金曜日の正午更新。
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