Google、PageSpeed InsightsでLighthouseを使用開始、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/11/23

Google、PageSpeed InsightsでLighthouseを使用開始、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/11/23


大規模向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と、海外とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから2選、Instagramから1選です。

  1. Google、PageSpeed InsightsでLighthouseを使用開始
  2. Google、11月16日あたりに検索順位の変動か
  3. Instagram、ショッピング機能をアップデート

1.Google、PageSpeed InsightsでLighthouseを使用開始

公開日
Nov 12, 2018
発信元
Webmaster Central Blog:PageSpeed Insights, now powered by LighthousePageSpeed Insights、Lighthouse の使用を開始しました

概要

Googleは公式ブログで、PageSpeed Insights(PSI)の分析エンジンとしてLighthouseを使用開始したことを発表しました。これにより、デベロッパーはウェブ、コマンドライン、Chrome DevToolsを問わず、同じパフォーマンス分析結果と最適化案を参照できるようになります。また、PSIに、Chromeユーザーエクスペリエンスレポート(CrUX)で提供されるフィールド データも組み込まれるようになるとのことです。PageSpeed Insights APIバージョン5では、CrUX のデータのほか、Lighthouse監査のすべてのデータが提供されるようになります。PSI APIの以前のバージョンは6か月後にサポートが終了となります。

PageSpeed InsightsでLighthouseの使用を開始
PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsで提供されるデータは下記となります。

    • ラボデータ

PSIでは、Lighthouseを使用してページを取得、分析し、モバイル端末でページがどのように読み込まれるかのシミュレーションが行われます。ページの一連のパフォーマンス指標を計算し、指標を要約して0~100のパフォーマンス スコアで表します。スコアは3つのレベルに分類され、90以上は「良」と見なされます。

    • フィールド データ

PSIには、ページの実際のパフォーマンス指標とそのoriginも表示されます。

    • 最適化案

PSIでは、ページのパフォーマンス指標を改善する方法についての最適化案が提供されます。各最適化案には、実装するとページの読み込みがどのくらい速くなるかの見積もりも表示されます。

    • 診断

ページがウェブ開発のおすすめの設定にどの程度沿っているかについての追加情報が表示されます。

変更内容は、よくある質問(英語)としてまとめられていますので、参照いただければと思います。
https://developers.google.com/speed/docs/insights/v5/about#faq

2.Google、11月16日あたりに検索順位の変動か

公開日
Nov 16, 2018 8:23 am
発信元
Search Engine Roundtable:Early Signs Of A Google Search Algorithm Update

概要

Search Engine Roundtableの記事によると、米国時間11月16日あたりに検索順位の変動が見られる模様です。
記事内では、Accuranker、RankRanger、SEMRushのチャートを紹介しています。

Accurankerのチャート

RankRangerのチャート

SEMRushのチャート
11月1週目も検索順位の変動があり、引き続き注意深くモニタリングをしたいものです。
参照:Google、11月1週目に検索順位の変動か:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/11/16

3.Instagram、ショッピング機能をアップデート

公開日
November 16, 2018
発信元
Facebookニュースルーム:Instagram、フィードにおける動画投稿の対応など、ショッピング機能のアップデートを発表

概要

Instagramは、公式ブログでショッピング機能における3つのアップデートを発表しました。ショッピング機能とは、Instagram上での投稿から商品購入までをシームレスに繋げる機能となります。

    • 欲しい商品を「ショッピングコレクション」に保存

フィードやストーリーズの投稿で欲しいアイテムを発見した際、「ショッピングコレクション」に商品を保存することができるようになります。

ショッピングコレクションイメージ

    • 動画投稿でもショッピング機能が利用可能

これまで、フィードにおいては写真(静止画)投稿でしかショッピング機能を利用できませんでしたが、今後は動画投稿にもショッピングタグを付けることが可能になります。

動画にもショッピングタグが可能に

    • ビジネスプロフィールからより簡単にショッピング

ショッピング機能を利用したフィード投稿が9件以上ある場合、ビジネスプロフィール上に「ショップ」ボタンが表示されます。デザインはテスト中となりますが、ショッピング機能を利用して投稿された商品が一覧で表示され、商品名や値段をまとめてみることができます。

ビジネスプロフィールから表示

商品発見から購入までシームレスに繋げるショッピング機能、今後も機能を充実させていきそうです。

Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ

Ginzaウィークリートレンド バックナンバー

Ginzaウィークリートレンドの過去記事一覧はこちら

Coming Soon Calendar

SEO担当が覚えておいたほうが良い、直近の予定を記載していきます。

2018.3月9日前後
Googleのコアアルゴリズムアップデート
2018.3月中旬
BingがJSON-LDフォーマットに対応開始
2018.3月26日
Google、MFI対象サイトを拡大
2018.3月28日前後
Googleのアルゴリズムアップデートか?
2018.7月
Google Chrome、セキュアでない全ページで”保護されていません”を表示開始
2018.7月
Google、ページスピードをモバイル検索ランキングに加味する
7月最終週にGoogleのコアアルゴリズムアップデート
2018.9月
Chrome69からHTTPSページの保護された通信ラベルを廃止

Ginzaウィークリートレンドは、毎週金曜日の正午更新。
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