大規模向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するDemandMetricsが、日本と、海外とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Demandウィークリートレンド」。今週は、Googleから3選です。
- Google、スピードアップデート導入以降の改善状況を報告
- Google、先週末インデックスに技術的な問題発生、問題は解消済み
- Google、Search Console拡張レポートのデータ収集範囲を変更
1.Google、スピードアップデート導入以降の改善状況を報告
公開日
Apr 4, 2019
発信元
Webmaster Central Blog:User experience improvements with page speed in mobile search
概要
Googleは、2018年7月に、モバイル検索のページ読み込み速度をランキング要素とするスピードアップデートを導入しました。
参照:Google、Speed Updateを導入開始:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/07/13
スピードアップデート導入以降の改善状況について公式ブログで報告しています。
- スピードが遅い方の1/3のトラフィックのユーザー中心のパフォーマンス指標が、2017年は改善しなかったが2018年は15-20%改善
- 95%の国で表示速度が改善
- スピード改善により、検索経由のトラフィックの離脱率が20%減少
- 2018年はPageSpeed insightsで2億の固有のURLが10億回パフォーマンス検証された
Googleはスピード改善に向け、PageSpeed Insights、Chrome User Experience Reports、performance on Web Fundamentalsのドキュメント活用を推奨しています。
2.Google、先週末インデックスに技術的な問題発生、問題は解消済み
公開日
April 6, 2019 at 9:29 am
発信元
Search Engine Land:Google: De-indexing problem now fixed, result of ‘technical issue’
概要
4月5日あたりより、Googleのインデックスが削除され、検索結果に表示されなくなったサイトが発生していました。GoogleのJohn Mueller氏がTwitterで、技術的な問題であるとツイートしました。
John Mueller氏のツイート
4月8日時点で障害はほぼ解消しているとのことですが、まだ検索結果でインデックスが確認できない場合には、URL検査ツールで検証することを推奨しています。URL検査ツールでインデックスが確認できれば、復活するのは時間の問題と言えます。
Google公式アカウントによるツイート
3.Google、Search Console拡張レポートのデータ収集範囲を変更
公開日
April 3, 2019
発信元
Search Console Help:Data anomalies in Search Console
概要
Googleは、Search Consoleの拡張レポートのデータ収集範囲の仕様変更について、Data anomalies in Search Consoleで発表しました。
ほとんどの拡張レポートにおいて、以前よりも多くのページからデータを収集するようになり、今後のレポートにおいては、発生している問題と影響を受けるアイテムやページが増加する可能性があるとのことです。
Data anomalies in Search Consoleでの告知内容
モバイルユーザビリティレポートやAMPレポート等で4月3日以降の数値が増加している場合、Search Consoleの仕様変更による可能性が高いと考えられます。
Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいブログ記事
Demandウィークリートレンド バックナンバー
Demandウィークリートレンドの過去記事一覧はこちら
- 第168回:Google、3月26日、3月29日-4月1日に検索順位の変動か、他2選:Demand SEOウィークリートレンド 2019/04/05
- 第167回:Google、info:検索のサポート終了、正規URL調査にはURL検査ツールを推奨、他3選:Demand SEOウィークリートレンド 2019/03/29
- 第166回:Google、ドメインプロパティ機能紹介の日本語記事も公開、他2選:Demand SEOウィークリートレンド 2019/03/22
Coming Soon Calendar
SEO担当が覚えておいたほうが良い、直近の予定を記載していきます。
- 2018.3月9日前後
- Googleのコアアルゴリズムアップデート
- 2018.3月中旬
- BingがJSON-LDフォーマットに対応開始
- 2018.3月26日
- Google、MFI対象サイトを拡大
- 2018.3月28日前後
- Googleのアルゴリズムアップデートか?
- 2018.7月
- Google Chrome、セキュアでない全ページで”保護されていません”を表示開始
- 2018.7月
- Google、ページスピードをモバイル検索ランキングに加味する
- 7月最終週にGoogleのコアアルゴリズムアップデート
- 2018.9月
- Chrome69からHTTPSページの保護された通信ラベルを廃止
- 2019.4月
- Search Consoleの検索パフォーマンスデータ、正規URLに統合へ
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