大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから2選、Facebookから1選、インスタグラムから1選です。
- Google、スピード診断ツール「Test my site」を公開
- Google、構造化データのデベロッパーサイトをアップデート
- Facebook、月間利用者数が20億人を突破
- インスタグラム、スパムコメントを自動非表示にするフィルターを日本語にも対応
1.Google、スピード診断ツール「Test my site」を公開
公開日
June 28, 2017
発信元
Google Small Business Blog
概要
Googleは、モバイルサイトの表示速度を診断する新しいツール「Test my site」を公開しました。
Test my siteで確認できるのは、モバイルサイトの読み込み速度、速度による想定離脱数、業種内での競合サイトとの比較、速度改善の提案です。
Test my siteの画面イメージ
https://testmysite.withgoogle.com/intl/ja-jp
Googleはサイトの表示速度により直帰率への影響を与える調査結果を公開していましたが、今回リリースされたTest my siteでは、自社サイトの表示速度によりどの程度離脱するのかを数値で確認することができます。
https://www.thinkwithgoogle.com/marketing-resources/data-measurement/mobile-page-speed-new-industry-benchmarks/
この機会にTest my siteで自社のモバイルサイトの表示速度を確認してみてはいかがでしょうか。
2.Google、構造化データのデベロッパーサイトをアップデート
公開日
June 29, 2017 8:01 am
概要
Googleが構造化データのデベロッパーサイトを6月28日にアップデートしたと、Semantic Search Marketing社のAaron Bradley氏がGoogle+で投稿しました。
下記が更新されたページと主な変更点となります。
- Introduction:https://developers.google.com/search/docs/guides/
ガイドが構造化データ、AMP、モバイルフレンドリーデザインについて記載していることを記載 - Introduction to Structured Data:https://developers.google.com/search/docs/guides/intro-structured-data
Markup formats and placementとあった項目はStructured data formatに変更し、より詳細を記載 - Build,Test, and Release Your Structured Data:https://developers.google.com/search/docs/guides/prototype
Fix existing pagesの項目を新規に追加し、ページの半分を用いて紹介 - About Search Features:https://developers.google.com/search/docs/guides/search-features
Supported combinationsの項目を新規に追加 - Preferred Site Name:https://developers.google.com/search/docs/data-types/sitename
ページのタイトルをYour Site Name in ResultsからPreferred Site Nameに変更
更新後と更新前のページの変化イメージ
Aaron Bradley氏がGoogle+で、各ページのどの項目がアップデートされたか詳細をレポートしていますので、ご興味ある方は確認してはいかがでしょうか。
https://plus.google.com/106943062990152739506/posts/7ZhczdBJLMY
3.Facebook、月間利用者数が20億人を突破
公開日
June 28, 2017
発信元
Facebookニュースルーム
概要
Facebookは、月間利用者数が20億人を突破したことを、公式ブログで発表しました。
毎日1億7,500万人が「超いいね!」をし、8億人が「いいね!」をし、毎月10億人が何らかのグループを使っていて、内、アジア地域では、毎日4,000万人が「超いいね!」をし、毎月4億人が何らかのグループを使っているとのことです。
今回の発表に合わせて、下記3つの機能をリリースしたということです。
- Facebookからの感謝メッセージ:お友達やご家族の投稿に「超いいね!」したり、誕生日にお祝いのメッセージを投稿したりすると、Facebookからの感謝のメッセージをニュースフィードに表示
- パーソナライズドビデオ:パーソナライズドビデオを自分のニュースフィード、またはウェブサイトhttps://www.facebook.com/goodaddsupで見られるように
- コミュニティのストーリー:https://www.facebook.com/goodaddsupで、コミュニティを通じて生まれた感動的なストーリーを見られるように
Facebookは6月22日にコミュニティサミットを開催し、今後10年間におけるFacebookの新しいミッションとして、「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」を発表しています。
https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/06/our-first-communities-summit-and-new-tools-for-group-admins/
プラットフォーム側がコミュニティ化を活発化するための機能開発を進めていくことにより、企業のマーケティング活動においても活用できることが広がっていきそうです。
4.インスタグラム、スパムコメントを自動非表示にするフィルターを日本語にも対応
公開日
June 30, 2017
発信元
Facebookニュースルーム
概要
インスタグラムは、スパムコメントを自動的にブロックし、非表示にするスパムフィルターを追加したことを公式ブログで発表しました。
英語では既に導入済みでしたが、今回、日本語を含む8の言語がフィルターに対応するようになるということです。
企業でインスタグラムを運用しているマーケターの方の中には、スパムコメントのチェックも業務に含まれている方もいらっしゃるかと思います。今回のアップデートにより、どこまで業務負荷が軽くなるか確認してみてください。
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