SEO順位のページ完全一致でのチェック:PLP(Preferred Landing Page)管理機能をリリース【Ginzametrics新機能リリース】
Ginzametricsの新機能として、SEO順位のページ完全一致でのチェックであるPLP(Prefered Landing Page)管理機能をリリースしました。
当機能のご利用により、より戦略的/意図的にSEOの状況並びに対応をマネジメントできるようになると考えております。
PLP(Prefered Landing Page)とは?
SEO施策においては、キーワード順位が上がれば良い、だけではありません。
表示されるページによって、直帰率やコンバージョンへの流れも違えば、場合によっては妥当ではないページが表示される(古い年度のが載っている等)場合もあります。
自然検索の当該キーワードに対して、このページを自社内では最上位表示させたい、そのように考えるページをPLP(Prefered Landing Page)と呼びます。
PLP管理が大事になる例
あらゆるキーワードに対してPLPを設定して管理するのがよいわけではありません。
以下、PLP管理が有効ないくつかのケースを紹介します。
■企画ページや一覧ページの表示
特定のキーワードに対する上位表示ページが、意図しないものであったり好ましくないものな場合があります。例えば「本棚 横幅90センチ 通販」という検索ワードに対して、本棚の特定カテゴリページではなく、特定の商品ページが最上位に表示されるような場合です。
このとき直帰率が低い/コンバージョンにつながるなど、指標として良い傾向にあれば結果オーライですが、直帰率が高い場合、ユーザー背景と表示されるページ情報がマッチしておらず、あまり好ましい状態ではありません。
ユーザーの検索意図にマッチする特定のページをPLPとして管理/微修正を通じて、ユーザニーズにマッチする情報提示となり、その結果数値も改善させることが出来ます。
■コンバージョン率の最適化
SEOにおいて「順位」が最重要なわけではなく、自然検索経由の集客として大事なのは、検索からコンバージョンの流れを最適化することです。
多くの会社がコンバージョン最適化(CRO)のために多くの予算を投じ時間を割いていますが、案外無視されているのは、自然検索キーワードにおける適切なページ表示です。(PPCにおいては、LPOやABテスト等によりランディングページの最適化、コンバージョン率の改善が試みられますが、SEOにおいて同様のことを視野に入れ、成果を出している会社はまだまだな状態です)
■最新バージョンの商品/旧ページの表示
例えばECサイトにおいて「ipad」のような商品は、それに関連するページや商品が多数あり、また比較的短期間でバージョンアップされたり、季節に応じてリニューアルされるような場合があります。
このような場合、旧型商品のページではなく、最新型の商品ページを最上位表示させたいことでしょう。
最新バージョンの商品や適切なページをPLPとして設定し、当該ページが最上位表示されるか管理/SEO施策を講じることにより、(古い情報を見せることによる)ユーザーの混乱を防ぎ、必要情報に到達しやすくなります。
■大企業におけるキーワードオーナーシップの管理
特に大企業においては、複数の部門がそれぞれにコンテンツを制作するため、キーワードのカニバライズが発生する場合があります。
例えば人材ビジネスを行う会社において、人材紹介サイトを運営し、それと別に人材メディア(広告)サイトを運営する場合、両サイトとも「転職 福岡 IT 営業」は獲得したいユーザーニーズでしょう。
このような場合に、事業上の優先度としてどちらを上位表示させたいかに基づきPLP管理します。
■SEO意図と現状の乖離の把握
サイトリニューアル時に、SEOを意識して「キーワードーページ」リストを設計している場合、PLP管理を通じてどの程度当初設計どおりになっているか把握できます。
キーワードとPLP/実際上位表示されているページを把握した結果、手を加えて直すのか、それとも現状を良しとするのかは判断が分かれますが、リニューアル後PLP管理をしないままでは、サイトリニューアル意図が実現できているかどうか、わからないままになってしまいます。
GinzametricsのPLP管理機能
■PLP(Preferred Landing Page)設定
PLPの状況を把握するためには、まず特定キーワードに対するPLPを決める必要があります。キーワードとページURLは1:1で決めます。
それをGinzametricsに設定します。
Ginzametrics上、キーワードに対するPLP設定は、キーワード毎に画面設定、一括でアップロードの2通りです。
キーワード毎に設定する場合、各キーワード画面にてPLP部の黄色い★印をクリックすることで、当該キーワードに対するPLPを設定できます。
■PLP管理機能
キーワードのPLPタグ画面にて、PLPの状況をチェックできます。
キーワードに対して設定したPLPが、自社ドメインの中で最上位ページ(つまり意図どおりいっている)場合は緑チェックが、PLP以外のページが最上位の場合は赤×がつきます。
上記例の場合「baidu seo対策」で、PLP以外のページが最上位表示されています。
「baidu seo対策」リンクをクリックすると、当該キーワードで結果表示されるページ一覧が現れ、どのページが最上位表示されているかチェックできます。
補足
今回のPLP(Prefered Landing Page)管理機能リリースにより、また一つ戦略的なSEO実務に必要な機能を追加できたと考えております。
引続き必要機能の拡充を進めつつ、安定的かつ使い勝手よくご利用頂けるツールにしていきたいと思います。
より詳しくGinzaMetricsのPLPレポートの活用方法を紹介したした記事はこちらです。
SEOツールでのPLPレポート活用法
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