Google、ウィジェットリンクに対するペナルティについて発表/Google、サーチコンソールのセキュリティの問題メニューを改善/Google Chrome、来年1月からHTTPSではないページにアラート表示へ、他1選:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/09/16


大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから3選、インスタグラムから1選です。

  1. Google、ウィジェットリンクに対するペナルティについて発表
  2. Google、サーチコンソールのセキュリティの問題メニューを改善
  3. Google Chrome、来年1月からHTTPSではないページにアラート表示へ
  4. インスタグラム、特定のキーワードを自動的に非表示にするコメントツールを発表

1.Google、ウィジェットリンクに対するペナルティについて発表

公開日
Sep 8, 2016

発信元
Google Webmaster Central Blog

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概要

Googleは、ウィジェットリンクに対するペナルティについて公式ブログで発表しました。大量のキーワードを含むリンクや、隠しリンク、低品質のリンクが、ウィジェットに埋め込まれたまま様々なサイトへ配布されているケースへの対策として、手動による対策を実施することがあるとしています。

ペナルティ対象となるウィジェットリンク例として下記3つを紹介しています。

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Googleが公表した違反しているリンクを含んだウィジェットの例

手動による対策を行う場合は、Search Consoleを通じてサイト所有者にその旨が通知されます。サイトへの不自然なリンクに関する警告が届いた場合は、問題を解決して再審査をリクエストする流れとなります。

不自然なリンクの問題を解決する方法としては、リンクからPageRankが転送されないように、ウィジェットリンクに rel=”nofollow” 属性を追加するか、リンクをウィジェットから完全に削除します。

ウィジェットリンクについては、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)や公式動画で詳しく説明しています。

参照:
https://support.google.com/webmasters/answer/66356

2.Google、サーチコンソールのセキュリティの問題メニューを改善

公開日
Sep 6, 2016

発信元
Google Security Blog

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概要

GoogleはSearch Consoleの「セキュリティの問題」メニューを改善したことを公式ブログで発表しました。
改善されたレポートではハッキング、偽りのページ、危険なダウンロード、知られていない形式でのダウンロードの項目を含めています。

それぞれの詳細については下記で説明しています。

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改善されたセキュリティの問題メニューイメージ

Googleセキュリティチームは、ウェブサイトの安全性を高めるための情報を紹介するコンテンツを用意しています。
https://www.google.com/transparencyreport/safebrowsing/

ハッキングされた場合の対応については動画でも紹介しています。

SEO対策として実施することではないと思いますが、Googleも年々安全性には力を入れてきています。何かあればSEOどころではなくなりますので、まずは一度、上記コンテンツをご覧頂くのが良いと思います。

3.Google Chrome、来年1月からHTTPSではないページにアラート表示へ

公開日
Sep 6, 2016

発信元
Google Security Blog

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概要

Googleは公式ブログで、パスワード/クレジットカード情報をHTTPで送るページに「Not Secure」ラベルのアラートを表示することを発表しました。時期は2017年1月、Chromeバージョン56から適用となるとのことです。

アラートはアドレス欄に表示されます。現行のChrome53では表示されませんが、Chrome56では、URLの前にNot Secureのラベルが表示されることになります。日本語の場合は、表示が日本語になるかもしれません。

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Not secureラベルの表示イメージ

Chrome56でのアラート表示対象範囲は、パスワード/クレジットカード情報をHTTPで送信するページとなりますが、シークレットモードでChromeを利用する場合には、すべてのHTTPページにNot secureラベルを表示し、赤色の警告マークも付けるかもしれません。

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シークレットモードで表示される予定のアラートイメージ

Googleの今後の方向性として、全てのHTTPページにNot secureラベルの表示を予定していると考えられます。

Googleが2月に出したレポートでは、トップ100サイトでのHTTPS対応状況について紹介しています。Googleの概算によると、トップ100サイトのウェブサイトのトラフィックは、世の中全体のトラフィックの25%に当たるとのことです。
https://www.google.com/transparencyreport/https/grid/

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トップ100サイトのHTTPS化対応リストの抜粋

また、6月時点で、GoogleのGary Illyes氏はGoogle検索結果の34%はHTTPSであると伝えています。
参照:
34% Of Google Search Results Are HTTPS
米シアトルで開催されたSMX Advanced 2016のトピック紹介:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/07/01

パスワード/クレジットカード情報をHTTPで送信するページは少なくなってきていると思いますが、今後に向けて、まだサイトのHTTPS化していない場合には対応を検討しておいてもいいかと思います。

4.インスタグラム、特定のキーワードを自動的に非表示にするコメントツールを発表

公開日
Sep 13, 2016

発信元
Facebookニュースルーム

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概要

インスタグラムは、特定のキーワードを指定し、それらが含まれるコメントを自動的に非表示にするコメントツールを発表しました。

この機能は、プロフィール画面から設定することができ、不快・不適切であると感じるキーワードを登録しておくと、その言葉を含むコメントが、投稿に対するコメント欄に表示されなくなるものです。

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プロフィール画面での設定イメージ

インスタグラムが提供するデフォルトのキーワードリストは現時点では英語のみの展開、また、自分で登録できるカスタムキーワード機能も英語には対応していますが日本語への対応はこれからとのことです。

ユーザーがソーシャルメディアをより快適に使えるようにするための取り組みはインスタグラム以外でもみられます。ユーザーが有益だと思える情報発信を心がけたいものです。

参照:
Twitter、クオリティフィルター機能を追加:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/08/26
Facebookに表示される広告の新しい管理方法と、広告ブロック機能のアップデート

Coming Soonカレンダー

既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。

年初? ペンギンアップデート(第7回の記事
2016/1/8,9 Google コアアルゴリズムアップデート(第11回の記事
2016/1/16,17 Google コアアルゴリズムアップデート(その2)
2016/2/9,10 米国その他でGoogle モバイルサイトの順位変動?(第15回の記事
2016/2/25 AMP対応のニュースページがGoogleのモバイル検索結果に表示開始(第7回第17回の記事)
2016/2/16- Google 検索結果に星レビューが非表示になるバグ(第18回の記事)
2016/5/12 Google、モバイルフレンドリーの検索結果への反映を強化(第20回の記事
2017/1/10 Google、モバイル検索のインタースティシャル表示の評価を下げるアルゴリズムを更新(第41回の記事

Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ

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