大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから2選、インスタグラムから1選、Facebookから2選です。
- Google、リッチカードを世界中で展開開始
- Google、サーチコンソールの画像検索データに一部欠損あり
- インスタグラムの広告主が全世界で100万を突破
- Facebookライブ動画配信がパソコンからも可能に
- Facebook、カメラエフェクト、ストーリー、ダイレクト機能リリースを発表
1.Google、リッチカードを世界中で展開開始
公開日
Mar 22, 2017
概要
Googleは、公式ブログで、リッチカードを世界中で展開したことを発表しました。
リッチカードの表示イメージ
リッチカードは2016年5月に米国で導入され、日本では3月6日に導入されていました。
Google、リッチスニペットの新たなバージョン「リッチカード」を発表:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/05/27
Google、日本のモバイル検索結果にリッチカードを導入:Ginza SEOウィークリートレンド 2017/03/10
リッチカードは、リッチスニペットと同じようにschema.org 構造化マークアップを使用します。AMP形式にも対応しています。
公表している対象ジャンルは、レシピ、映画、飲食店の3つとなります。各種のリッチカードのスクリーンショットやマークアップのコードサンプルについてはギャラリーで紹介しています。
その他の便利ツールとして、構造化データテストツールでは、マークアップエラーや、検索結果に表示されるリッチカードのプレビューを確認できます。
サーチコンソールのリッチカードレポートでは、どのカードにエラーがあるか、マークアップを追加して拡張できるカードがどれか確認できます。
また、AMPテストでも、ページ上のマークアップを検証できます。
今後、リッチカードの対応ジャンルが増えていくことが予想されます。SERPsのリッチカード表示状況や、対応しているサイトではCTRの変化等をモニタリングしていきたいものです。
2.Google、サーチコンソールの画像検索データに一部欠損あり
公開日
Mar 27, 2017 7:42 am
概要
GoogleのData anomaliesによると、3月24日から検索アナリティクスの画像検索データのクリック数とインプレッションに欠損が生じているとのことです。
Data anomaliesでの記載
https://support.google.com/webmasters/answer/6211453?hl=en
画像検索のクリック数とインプレッションに、今までと異なる傾向のデータが表示されている場合、今回のデータ欠損が影響している可能性がありそうです。対応期日は未定ですが、Googleで調査、改修中とのことなので、しばらく待ってみましょう。
3.インスタグラムの広告主が全世界で100万を突破
公開日
Mar 22, 2017
概要
インスタグラムの広告主が全世界で100万を突破したと発表がありました。
インスタグラムの広告は2015年10月にはじまり、2016年2月には20万、2016年9月には50万の広告主となっており、短期間で急成長していることが伺えます。
参照:
インスタグラムの広告が、世界中のあらゆる規模のビジネスで利用可能に
インスタグラムの広告主が全世界で20万突破
2016年9月:Instagramの広告主が全世界で50万を突破
インスタグラムは、ビジネスでの利用促進のため、2016年8月にビジネスツールを導入しています。現在では、800万社以上がビジネスプロフィールを使用し、過去1ヶ月間に1.2億以上の利用者がビジネスプロフィールを元にウェブサイトを訪れたり、所在地を確認したり、電話・メール・ダイレクトメッセージで問い合わせをしているとのことです。今年後半には、ビジネスプロフィールから直接サービスを予約する機能の公開も予定しており、更に活用機会が増えることが予想されます。
参照:Instagram、ビジネスツールを日本で導入開始:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/08/19
インスタグラムのビジネスシーンでの成功事例について公式ブログで紹介していますので、興味のある方は確認してみてはどうでしょうか。
https://business.instagram.com/success/#advertising-success
4.Facebookライブ動画配信がパソコンからも可能に
公開日
Mar 23, 2017
発信元
Facebook ニュースルーム
概要
Facebookは、昨年モバイルからのライブ動画配信機能をリリースしましたが、今回、ライブ動画をデスクトップパソコンやノートパソコンからも配信可能にすることを発表しました。
参照:Facebook、セルフィー動画アプリMSQRDからライブ動画が配信可能に:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/07/22
質問形式のライブ動画配信からビデオブログ、ハウツーまで色々な用途で利用の機会が広がると紹介しています。
ライブ動画イメージ
また、ストリーミングソフトや外部ハードウェア機器を用いたパソコンからのライブ動画の配信を簡単に行うことができる機能も追加しました。
手順はこちらで紹介しています。
先週のGinzaウィークリーでは、PeriscopeがAPIベータ版を提供開始したことをご案内しました。
Periscope、APIのプライベートベータ版を提供開始:Ginza SEOウィークリートレンド 2017/03/24
ライブ配信プラットフォームの強化に力を入れているようです。
5.Facebook、カメラエフェクト、ストーリー、ダイレクト機能リリースを発表
公開日
Mar 29, 2017
発信元
Facebook ニュースルーム
概要
Facebookは、各種エフェクトを備えた新しいFacebookカメラ機能と、撮った写真や動画をシェアするためのストーリー、ダイレクト機能を順次リリースしていくことを発表しました。
-
- カメラエフェクト:写真や動画にエフェクトを適用
今週から、FacebookアプリのiOS版およびAndroid版で、左上隅をタップするか、ニュースフィードを右にスワイプすることで、Facebookカメラを試すことができます。マスク、フレーム、インタラクティブフィルタなど多数のエフェクトを搭載し、写真や動画に適用できます。
カメラエフェクト機能のイメージ
- ストーリー:24時間で消えるコンテンツをシェア
Facebookアプリに24時間でコンテンツが消える「Facebook Stories」が追加されます。複数の写真や動画を1つの投稿にまとめてニュースフィード上部にシェアでき、友達のみが閲覧できて、タイムラインやニュースフィードに表示されることはありません。
ストーリー機能のイメージ
- ダイレクト:コンテンツを特定の相手にだけ簡単にシェア
写真や動画を特定の友達とだけシェアしたい時に、指定した友達に時間限定でシェアできるようになります。ダイレクトで写真や動画を送信すると、友達はそのコンテンツを写真や動画を最初に開いた後、24時間以内ならもう1回開けます。
ダイレクト機能のイメージ
企業アカウントでも友達限定のキャンペーン等で活用できるかもしれません。
Coming Soonカレンダー
既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。
2017/1 Google Chrome、来年1月からHTTPSではないページにアラート表示へ(第43回の記事)
2017/1/10 Google、モバイル検索のインタースティシャル表示の評価を下げるアルゴリズムを更新(第41回の記事)
Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ
Ginzaウィークリートレンド バックナンバー
Ginzaウィークリートレンドの過去記事一覧はこちら
- 第68回:Google、サイトを一時停止する場合の対応方法を公式ブログで紹介/Google、2016年にハッキングされたサイトが32%増えたと報告、他3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2017/03/24
- 第67回:Google、3月8日にアルゴリズム更新の兆しあり(続報)/米Google、PCの検索結果に動画のカルーセル表示をテスト中、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2017/03/17
- 第66回:Google、日本のモバイル検索結果にリッチカードを導入/Yahoo! Japan、Baidu、SogouもAMPサポートを表明、他4選:Ginza SEOウィークリートレンド 2017/03/10
Ginzaウィークリートレンドは、毎週金曜日の正午更新。
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