大規模向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と、海外とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。
今週は、Googleから3選です。
- Google、3/9ごろにアルゴリズムコアアップデートがあったと認める
- Google、検索結果に強調スニペットのみを表示する、「検索結果0」ページをテスト中か
- Google、モバイル画像検索のキャプションをより詳細に表示するよう変更
1.Google、3/9ごろにアルゴリズムコアアップデートがあったと認める
公開日
March 12, 2018 at 1:15 pm
発信元
Search Engine Land:Google confirms core search ranking algorithm update
概要
3/9から3/11にかけて、検索エンジンのアルゴリズムアップデートがあったと、Googleが言及しました。
もともと、この近辺でアップデートがあったのではないかと界隈やGoogleのフォーラムで話題になっていました。Googleは、特定のアルゴリズムアップデートについては言及しないことも多いですが、今回は公式に認めた形です。
内容は、パンダアップデートやペンギンアップデート、先日行われたMaccabeesアップデートなどの何か特定の評価基準に沿ったアップデートとは違う、「年に数回行うコアアップデート」とのこと。特定の評価基準に関わらないため、「”直す”という行為は不要」としています。
Each day, Google usually releases one or more changes designed to improve our results. Some are focused around specific improvements. Some are broad changes. Last week, we released a broad core algorithm update. We do these routinely several times per year….
— Google SearchLiaison (@searchliaison) 2018年3月12日
3/12のSearch Engine RoundTableの記事を見ると、各種ランキングアップデートの調査ツールも変動を示していることが分かります。
2016年あたりから、徐々に、アップデートで影響を受けたサイトの傾向は掴みにくくなってきています。それだけ複雑に、さまざまな要素を加味した評価基準になってきているのだと思います。改めて、1つ1つの要素ではなく、サイト全体として、利用者のためになるサイトづくりが大切なのだと実感します。
2.Google、検索結果に強調スニペットのみを表示する、「検索結果0」ページをテスト中か
公開日
MARCH 14, 2018 AT 11:40 AM
発信元
The SEM Post:In-Depth Look at Google’s New Zero Result Search Results
概要
Googleは、自然検索結果が1件も表示されないパターンを検討しています。
たとえば、今の時間や時差を確認したり、や計算機を利用したりする場合に、アンサーボックスやその他強調スニペットのみを表示し、一般のサイト結果は「すべての検索結果をみる」ボタンを再度クリックする形式です。
GoogleのDanny Sullivan氏によると、「こういった検索では、ほとんどのユーザーは各サイトまで遷移しない。情報量を少なくすることで検索結果ページの表示スピードは格段にあがったし、見たければ”すべての結果を見る”ボタンを押せばよい」とのこと。
日本にはまだ導入されていないようですが、テストの結果問題がなければ展開されるでしょう。
MOZ社のPete Meyers氏によると、この「検索結果0」はかなり小規模な範囲で起こっているとのこと。今時点では、例外的に考えても問題なさそうです。
とはいえ、なかなか衝撃な検索結果ですね。
以前のGinzaウィークリーで、今後Googleが多角的な強調スニペットを公開することを紹介しました。多角的な回答が必要な検索クエリについては、Googleは今後も各サイトの情報に助けられながら多種多様に回答していくのではないかと思います。
3.Google、モバイル画像検索のキャプションをより詳細に表示するよう変更
公開日
Mar 13, 2018
発信元
Google Blog:Get more useful information with captions on Google Images
概要
Googleは、モバイルでの画像検索で、画像のタイトルなど表示している箇所により詳細なキャプションを入れるよう変更しました。
ブログで紹介しています。
これまではドメインが表示されていましたが、今後は、その画像が表示されているページタイトルも表示するようになります。
Googleは2017年8月にも、バッジとよばれるカテゴリフィルタを、画像検索のモバイル版に搭載しました。
InstagramやPinterestなどの普及とともに、画像検索のニーズがますます高まっているのではないかと思います。
画像検索は、いわゆるウェブ検索結果に比べて盲点になりやすいですが、画像検索されやすいキーワードや、自社がどう表示されているのかは、少しずつトラッキングしていきたいですね。
Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ
Ginzaウィークリートレンド バックナンバー
Ginzaウィークリートレンドの過去記事一覧はこちら
- 第114回:Google、コンテンツの量・公開頻度は順位に影響しないと発言、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/03/09
- 第113回:Google、多角的に回答する強調スニペットを公開。まずモバイル、その後PCも、他2選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/03/02
- 第112回:Google、数週間のうちにMFI対象サイトを拡張すると発言、他3選:Ginza SEOウィークリートレンド 2018/02/23
Coming Soon Calendar
SEO担当が覚えておいたほうが良い、直近の予定を記載していきます。
- 2018.3月中旬
- BingがJSON-LDフォーマットに対応開始
- 2018.3月-4月周辺
- Google、MFI対象サイトを拡大する
- 2018.7月
- Google Chrome、セキュアでない全ページで”保護されていません”を表示開始
- 2018.7月
- Google、ページスピードをモバイル検索ランキングに加味する
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