
大規模向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するDemandMetricsが、日本と、海外とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Demandウィークリートレンド」。今週は、Googleから5選です。
- Google、2月22日あたりに検索順位の変動か
- 新Search Consoleにドメインプロパティ機能を追加
- 旧Search Consoleのプロパティセットは3月末で終了に
- Google、Test My Siteツールの機能を刷新
- リッチリザルトステータスレポートに商品を追加
1.Google、2月22日あたりに検索順位の変動か
公開日
Feb 25, 2019 8:35 am
発信元
Search Engine Roundtable:
Google Search Algorithm Update Signals On Friday February 22nd
概要
Search Engine Roundtableの記事によると、米国時間2月22日あたりに検索順位の変動が見られる模様です。
記事内では、Mozcast、SERP Metrics、Algoroo、Advanced Web Rankings、Accuranker、RankRanger、SEMRushのチャートを紹介しています。
Mozcastのチャート
SERP Metricsのチャート
Algorooのチャート
Advanced Web Rankingsのチャート
Accurankerのチャート
RankRangerのチャート
SEMRushのチャート
3月に入り、2月の順位変動をレポートする方もいると思います。2月は、上記22日以外にも、7日、13日以降から2月17日あたりまで変動が報告されていましたので、あわせて確認されるといいと思います。
参照:
Google、2月7日あたりに検索順位の変動か:Demand SEOウィークリートレンド 2019/02/15
Google、2月13日あたりから検索順位の変動が継続か:Demand SEOウィークリートレンド 2019/02/22
2.新Search Consoleにドメインプロパティ機能を追加
公開日
February 27, 2019
発信元
Google Webmaster Central Blog:
Announcing domain-wide data in Search Console
概要
Googleは、新Search Consoleにドメインプロパティ機能を追加したことを公式ブログで発表しました。ドメインプロパティ機能とは、www有無や、サブドメイン、http/https両方のプロトコルのサイトのデータをまとめてレポートする機能となります。旧Search Consoleで提供されているプロパティセットと全く同じではありませんが、似た機能と言えます。現在展開中とのことで、現時点では確認できない方もいるかもしれません。
ドメインプロパティ機能のイメージ
ドメインプロパティを構成するには、DNSレコードによる確認が必要となります。利用したい方は、仕様詳細についてヘルプページで確認いただければと思います。
参照:
ウェブサイト プロパティを追加する
3.旧Search Consoleのプロパティセットは3月末で終了に
公開日
February 26, 2019 at 9:17 am
発信元
Search Engine Land:
Google to kill off property sets within Search Console
概要
Googleは旧Search Consoleで提供されていたプロパティセットのサポートを3月末で終了することを、プロパティセットを利用しているユーザーへ通知しました。
プロパティセットサポート終了の通知内容
廃止理由は利用者が少なかったこととして、廃止は予定されていたものでしたが、今回の通知により期日が明らかになりました。
参照:
Google、新Search Consoleへの機能移行状況を発表:Demand SEOウィークリートレンド 2019/02/01
プロパティセットを利用していた方は、代替手段として、2つ目のトピックでご紹介したドメインプロパティ利用も1つの方法かもしれません。
4.Google、Test My Siteツールの機能を刷新
公開日
February 25, 2019
発信元
Google Ads Blog:
Tools to build a better mobile experience
概要
Googleは、モバイルサイトのスピード測定ができるツールであるTest My Siteを刷新したことを、公式ブログで発表しました。
参照:
Test My Site
Test My Siteツールで刷新された機能は下記となります。
- サイト全体と個別ページのスピード検証
- 前月とのスピードの変化比較
- サイトスピードが平均と比べて速いか遅いか
- 同業種の他社サイトとのスピード比較
- スピード改善が収益に与えるポテンシャルのシュミレーション
- スピード改善のための具体的な施策案
- レポートの共有機能
Test My Siteでの検証結果イメージ
Test My Siteは現状英語での利用となります。PageSpeedInsightsにはない、スピード改善が収益に与えるシュミレーションの情報は、上長やチームに対し、改善を進める上での説得材料の1つとして活用できそうです。
5.リッチリザルトステータスレポートに商品を追加
公開日
February 22, 2019
発信元
Google Webmaster Central Blog:
Help customers discover your products on Google
概要
Googleは、Search Consoleのリッチリザルトステータスレポートに商品を追加したことを、公式ブログで発表しました。
商品の構造化データを実装していると、拡張セクションに商品メニューが表示され、エラー、有効(警告あり)、有効の3パターンでレポートされるようになります。これにより、検索結果での商品リッチリザルトの状況を把握、改善できるようになります。
Search Consoleでの商品レポートイメージ
イメージ引用元:
Search Engine land:Google Search Console adds Products to enhancements reporting section
商品の構造化データを実装済みの方は、エラーがないかレポートで確認してみてはいかがでしょうか。
参照:
商品の構造化データ ヘルプページ
また、Googleは商品販売支援ツールとして、下記2点についても発表しています。
Merchant Centerの機能を拡張し、アップロードしたフィードに登録されている商品情報をウェブ検索と画像検索にも表示。米国のみでの展開。
参照:
Merchant Centerサービスページ
商品ナレッジパネルに、商品の説明や高品質な画像などの情報を掲載可能に。日本でも利用可。
参照:
Manufacturer Centerサービスページ
Merchant Centerの拡張は現時点で米国のみとなりますが、商品を製造しているブランド企業にとってはManufacturer Centerを通じて、商品詳細を紹介する機会にできそうです。
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こちら
Coming Soon Calendar
SEO担当が覚えておいたほうが良い、直近の予定を記載していきます。
- 2018.3月9日前後
- Googleのコアアルゴリズムアップデート
- 2018.3月中旬
- BingがJSON-LDフォーマットに対応開始
- 2018.3月26日
- Google、MFI対象サイトを拡大
- 2018.3月28日前後
- Googleのアルゴリズムアップデートか?
- 2018.7月
- Google Chrome、セキュアでない全ページで”保護されていません”を表示開始
- 2018.7月
- Google、ページスピードをモバイル検索ランキングに加味する
- 7月最終週にGoogleのコアアルゴリズムアップデート
- 2018.9月
- Chrome69からHTTPSページの保護された通信ラベルを廃止
- 2019.4月
- Search Consoleの検索パフォーマンスデータ、正規URLに統合へ
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